【TESオンライン】Thank You for Matt !! ゼニマックス・オンライン・スタジオ(ESO制作)のマット・フィラー氏が退任を発表

今朝、公式フォーラムにZOSの代表のマット・フィラー氏からの投稿がありました。

 ZOS Update from Matt Firor

皆さん、こんにちは。
ゼニマックス・オンライン・スタジオ(ZeniMax Online Studios)を18年以上にわたって率いてきましたが、今月後半にその役割から退くことになります。ZOSのスタジオと『The Elder Scrolls Online』は、新しいスタジオ責任者のジョー・バーバ(Jo Burba)氏をはじめ、エグゼクティブプロデューサーのスーザン・キャス(Susan Kath)氏、ゲームディレクターのリッチ・ランバート氏の指揮のもと、素晴らしい手に委ねられます。

このリーダーシップチームは、ESOの多くの巨大なアイデアや拡張を先導してきたメンバーであり、これからも私たち全員が誇りに思えるゲームを作り続けてくれることでしょう。

私は今後ゲームの制作に携わることはありませんが、皆さんの活躍を応援しながら、これまでに費やしてきた数千時間にさらにプレイ時間を加えていくつもりです。これからもまだ語られるべき物語があり、体験すべき冒険が数多くあります。この素晴らしいコミュニティが、その共有された遺産と成功をこれからも受け継いでいくと確信しています。

ありがとうございました。

日本のESOファンとして、日本語ESOがスタートした時(2016年)、フィラー氏の日本ファンへの温かい歓迎の言葉を忘れません。その頃の記事がまだ当サイトに残っていますw

この日本語版がスタートする時の古い記事を読み返せば、当時、ZOSが日本語版を出す為にMMOの経験がある日本の企業を探していて、そしてDMMと提携を決めた経緯を読む事が出来ます。

それから9年、最初の頃のESOはプレイヤーの家すらなく、全てのプレイヤーはいつも野宿状態だったのが、ゲームは拡張し続けて驚くべき発展を遂げました。これもマット・フィラー氏を先頭にした多くのZOSのスタッフの尽力のお陰だと思うし、正直にそれが本当にファンが望んだ方向性だったのかどうか、そういう議論は今は横に置いておいて、本当にフィラー氏には感謝申し上げたいと思います。

実はゼニマックスがZOSの会社の前身となるMMOの企業を買収した時、自分はちょうどTES4のオブリビオンをプレイしていました。その頃、ベセスダがスカイリムの登録商標を取得し、TES5の開発をスタートさせたかもしれないニュースが来て、それほど変わらない時期にゼニマックスによるMMO制作会社買収のニュースが来た記憶があります。それが2008年前後の話で、当時はそこでゼニマックスが何を作る予定なのか? TESシリーズがオンライン化する可能性はあるのか? 本当に多くのファンの懸念があって、当時は「TESのオンライン化」に反対の声が圧倒的に多かったように覚えています。

そして、スカイリムが2011年11月に発売になり、しかし、スカイリムは確かに驚くほどの成功を収めたものの、継続的な収益と言うものを得れるタイプのゲームではなく、世界ではMMOのゲームのような継続的に収益を得れる形に注目していました。スカイリムの大ヒットの後ろでまだオンラインのESOは極秘で開発中であったけれども、ゼニマックスもグループでESOを制作できた事により、時代の波に乗り遅れずに済んだ… と言っても過言ではないと思っています。こういうゲームの大きな過渡期と言えるべき時代の流れの中、ESOの発展の多くがマット・フィラー氏のリードで行われて来て、そのゲームが10周年を無事に迎える事になりました。それを見届ける事でやっとフィラー氏もこの仕事から身を引く事を決定できたのかもしれません。本当にお疲れさまでした。

それで、1-2ヶ月前、ESOのゲームがスタートした頃やゲーム立ち上げ秘話等をマット・フィラー氏と今後もZOSを背負って行くだろうリッチ・ランバート氏のスタジオトークの4本の動画が発表され、全部見ると実は4時間も掛かるんだけども(爆死)、YouTubeの日本語翻訳字幕機能をONにすれば、多分、日本のファンも楽しめると思うので、マット・フィラー氏のZOSでの18年の思い出話しを時間がある時にでも見てみてください。(リッチが圧倒的に喋っているけどwww)

 

 

 

 

また、去年のESO 10周年のアムステルダム・イベントの動画では、TESファンには超お馴染みのピート・ハインズ氏とマット・フィラー氏の話が聞けます。実はピート・ハインズ氏も2023年にベセスダを辞めて、このイベントに特別に駆けつけてくれたものです。

 

これらの動画の中でフィラー氏が、「ゲームの中で知り合ったプレイヤー二人が結ばれて、そして彼らの子どもを連れてイベントに来てくてたりします」と語っていますが、ゲームがスタートして10年と言うのはそれほど長い月日だし、ましてフィラー氏の18年にもおよぶZOSのゲームスタジオ立ち上げから始まるESOへの献身は、本当に大変なものだったと想像します。

どうぞ、今後の彼の人生が更によいものである事を祈ると共に、彼が去ったあともESOのゲームが繁栄し続ける事をお祈りします。

追記:

公式フォーラムでのファンからの見送りの投稿  Farewell, Matt.

Makoto

TESはOblivionから。ESOには”Gills J”で参戦。 音楽geek(Soul,Funk& Jazz他)、中学2年の頃からプログレ・バンドで鍵盤系をやってました。ゲームは「英語がわかる」と言うだけで決して得意ではありません。既婚 強い分野: 音楽、Wordpress、車、ネットセキュリティ、誤字脱字

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