【TESオンライン】シロディール「復讐テスト」が終わって 従来の3倍の人口収容に成功

遅くなりましたが、3月24日から31日までシロディールでパフォーマンスのストレステストが行われて、イベントと並行した毎日で多くのプレイヤーも忙しかったと思いますが、皆さん、お疲れさまでした。
管理人は毎日このテストに参加して(全部のシロテストに全日参加したキャリアあり)テストの状態を見守る事になりましたが、色々な視点からこのテストを振り返ってみたいと思っています。
目次
2025年シロディールLiveサーバー「復讐テスト」を振り返って
最初に既にZOSからテストのお礼と簡単な総評が来ているので、それを読んでみてください。

(リンクカード作成するとリンクがなぜか壊れるので普通のリンクですみません)
通常のプライマリーキャンペーンより3倍も多かった参加人数
先にZOSのお礼記事にもあったように、このテストには非常に多くの人が参加する事になりました。この記事から引用させてもらいます。
- 1回のキャンペーンで同時にシロディールに滞在したプレイヤー数の最多記録
- 今回、1回のシロディールキャンペーンで現在収容可能なプレイヤー数の3倍のプレイヤーの収容に成功しました。
- シロディール史上最大規模の長期戦
- 1回のキャンペーンだけでなく、1回のバトルでもプレイヤー数の新記録を達成しました。シロディールの勇者テスト以前のキャンペーンで可能であったプレイヤー数のほぼ2倍を、「復讐」キャンペーンにおける1回の長期的な戦闘で見ることができました。
- シロディールでのゲーム全体のパフォーマンスはこれまでで最高
- 1回のシロディールキャンペーンに、3倍の人数のプレイヤーが参加しましたが、パフォーマンス上の問題はほとんどありませんでした。
自分の場合は、日本からアメリカ時間のレギュラーとしてシロに参加しているので、実際、このテストの200人同士の戦闘と言うのに参加して来ることになりました。今回のテストではアドオンの使用は許されていた為、戦場の人数がわかるアドオンを使用している多くの仲間から、「現在、戦闘参加の友軍200人」とか言う報告を何度も聞く事にもなりました。
それにもかかわらず殆どパフォーマンスに影響が出なかった事は本当に驚くべきことで、そして、多くの人たちがシロディールで悩まされ続けて来た「戦闘中が外れない」が一度も起きなかった事は特筆する事でした。
このサイトのシロディール関係の記事にも「戦闘中が外れない」問題は2017年頃から登場して、ZOSは何度もこの修正を試みるものの修正出来ずに来ました。それにもかかわらず、こんなに美しいと思えるほど完全に「戦闘中が外れない」が修正された理由は、これは自分達の数人の憶測でしかないけども、このテストで使用されたシロディールのサーバーは現在のシロ・サーバーが修正されたものではなく、新たにコードを書き直した別サーバーなのではないか? と予想しています。(実際、ZOSは2022-2023のコードの修正が座礁したと語ってますw)これについては、また何か分かり次第、書きたいと思っています。
どうであれ、本当にパフォーマンスについては「完璧」と太鼓判を押しても良いテストであったし、こういう環境で久しぶりにシロがプレイできた事についてZOSの努力に感謝したいと思っています。これは本当に時間がかかった大作業だったと思っております。
但し、アメリカのプライムタイムと真逆のタイムゾーンに位置するオセアニア、日本、アジアの一連の時間は、ポップロックになる方が少なかったと思うし、日本のファンから見れば「そんなに沢山人が居た?」と言う感じに見える可能性もあります。
多くのファンが「好き」と答えたテスト
ファンのテストの感想は、英語公式フォーラムの方々でまた読む事ができます。
- Thank you for participating in the Cyrodiil Champions Test!
(先に紹介したお礼記事の英語版。英語版にはポストができるようになってます) - Feedback Thread for Cyrodiil Champions (Vengeance Campaign)(英語公式スレッドのフィードバック)
- 復讐キャンペーンを復活させてください(英語)
興味深いのは、テストの期間の時は「まあテストは1週間だし、パフォーマンスは良いし、いいんじゃない?」と言う少し曖昧な意見が多かったように思うものの、テストが終わってシロディールにボールグループ、ボンバー、死なない資源の塔の面倒なプレイヤーが戻って来ると、以前とそれが同じであっても、そういうものが殆ど存在しなかった復讐テストを懐かしがる声が爆発的に多くなって笑いました。自陣営でも日に数度は「I miss vengeance」とチャットで書かれる位です。
実際、テスト終わった2日後のグレイホストのプライムタイムは、アルドメリのボールグループが3つ、カバナントボールグループが1つ、パクトが2つ… と言う状態で、いきなりボールグループだらけになった事は、多くのプレイヤーから「テストが懐かしい」と思わせる要因にはなったと思います。すぐに「戦闘中が外れない」も戻ってきたし…。
新旧のシロディーラーでは、テストの見方が違う件
自分はかなり古いシロディーラーで、PvPを始めた当時の最高セットが「紡ぎ手」と「ジュリアノス」(DKならスペルウィーブ)とか言ってる時代だった為、古遺物の装備すら使う習慣がないし装備セットに頼って戦闘するタイプではないので、それ故、今回のテストでは全然問題ありませんでした。逆にこのテスト環境の方が多くのキルが取れるような感じでした。
実はこういう傾向にあったのは自分だけではなくて、テストの為にパクトに戻って来た古いPvPer「兄貴」と呼ぶプレイヤーがほぼ同じ状態だったと思うし、キルカウンターを見ていると面白いように兄貴たちの名前が並ぶ傾向さえありました。
だから、テストでセットが使えない、アビリティも簡略化されている状態であっても、決してプレイヤー達の上手さは横並びではなかったと思っているし、しかし、同時にPvPに慣れていない人であってもキルを取ったり活躍できるチャンスは今よりはるかに多かったと思っています。
その為、古いプレイヤーの多くは「懐かしいシロディールが戻って来たよ」と言う感想で「昔のシロは本当に良かった」と言い合う事が多かったですwww
しかし、一方で、アルティメットより強力にも思えるようなプロックセットや古遺物セット時代しか知らない新しいPvPプレイヤーは、やはり「こんな制限だらけの中では何もできない」と不満を持つ事も多かったようだし、非常に攻撃的にこのテストを非難する姿勢も見受ける事がありました。
そしてボールグループや殺せない資源の塔の敵にうんざりしてきたプレイヤーは、新旧関係なく「テストの方が絶対に良い」と言う答えになっているし、本当に色々です。ただ、全般的にはテストに賛同する人が多かったように見えています。
テストにおいてのボールグループ
個人的に興味を持ったのは、ボールグループをやっている人全てが「復讐キャンペーンテスト」に反対しているわけではなく、逆に大人数が居るギルドではZergだけで戦える今回のテストを「よし」としていた所も多かったように見えていました。
また、幾つかのボールグループは、テストにおいてもボールグループの活動にトライしていて、12人で塔に籠もってはテスト中は最強ダメージを誇っていたオイルを幾つも並べてZergを殺そうとしてみたり色々やっていたようです。特にボールグループのベテランのメンバー達は、範囲の攻撃も回復もバフもテスト中は3人にしか有効ではない事に不満があるようで(通常はこれらは6人から12人まで有効)、ボールグループがボイスチャットを使ってみても、このテストにおいては不死身で居る事はほぼ不可能に見えていました。
それでも攻撃面ではボイスチャットはかなり有効で、アルティメットや技を一斉に揃えて出せる事はテストにおいても強い威力を持っているように見えていました。
最初の頃は多くの人が簡易化されたアビリティに戸惑う事も多かったと思いますが、次第にみんな慣れて来て、もしあと1週間長くこのテストが続いたら、グループはもっと上手く対応して来る可能性があったと個人的には思っています。
テストのおける各陣営のデータ
アドオンを使用してこのテストの参加者のクラスや陣営のデータを色分けされた円グラフや棒グラフに纏めてくれたプレイヤーが居るので見せてもらってください。

今回のテストでは、間違いなくアルドメリが一番人数が多くて、ついでパクト。カバナントは人数不足に思える時間帯もありました。そういう事もこのデータから読む事が出来ます。
この人数分布について、現在アルドメリでイニシアチブを持っているのは、ギルドストアさえ持っているような2014年からある大きな幾つかのギルドで、そこが非常に協力的にテストに参加していたように見えていました。パクトは相変わらずソロと小グループが多かったし、ソロでプレイしたい人はパクトから参戦している人が多かったと思えてます。カバナントの人数不足は… それはボールグループの多さと資源の塔の人々の多さに比例していると思っています。
塔の資源の人々については、陣営を切り離して語らなければいけないんだけど(彼等は頻繁に陣営を変えます)、これらのタイプの人はテスト中本当に僅かに見かけただけで、最もテストを放棄した層の人たちと見ています。やはり彼等のプレイは「プロックありき」なのかもしれません。
テスト中、各陣営に多かったクラス
それでこのデータの投稿してくれた人も言っている通り、実はネクロマンサーとアルカニストがテストでは非常に有効で、実践で大勢の人数を一気に回復するとか、範囲で攻撃するとかと言う意味では、ネクロとアルカが最強だったと思ってます。テンプレ通りの人たちはテストでもナイトブレードとソーサラーが強いと思っていた人も多いかもしれないけども、プレイの仕方で感じ方はそれぞれあるかと思っています。
実は自分は初日はいつも通りのドラゴンナイトでやってみて、しかし、回復の杖や活力が使えない状況で陣営の回復不足が気になりまくって、残りの6日はアルカニストでテストに参加して回復とDPSをやっていました。
それで、テスト中の3つのファクションで一番多かったクラスを比較してみると…
- アルドメリ: ナイトブレード 次点 ソーサラー
- パクト: ドラゴンナイト 次点 ナイトブレード
- カバナント: テンプラー 次点 ソーサラー
今のシロディールのメタクラスは、ソロ系はナイトブレードとソーサラー、グループ系はウォーデン と言う感じだと思うので、テストではそれとは少し違う傾向を見せていて、個人的には各陣営種族の得意クラスの方がよく反映されているように見えています。
だから、テストがまるで昔のシロディールに彷彿させる内容の中で、各陣営の参加クラスも昔の傾向に立ち戻っている感を受けます。
しかし、一方でこのテストデータでは、低同盟ランク(ランク12)のキャラを使う人が一番多かったと言う記録もあって、これはPvEからも人が多数参加してくれた事も意味しているかもしれないし、また今回のテストはセットを全く用意する必要が無かった為、装備が整っていない新しいキャラや普段使っていないキャラも使い易かったとも言えます。実は自分の使用したアルカもこういうランクでした。
また、このテストでは、1つのクラスだけを通して使った人が最も多かっと言うデータもあります。興味深いデータに感謝します。
テストの個人的な感想
これは仲間からテスト中にめちゃ聞かれた事で、ジルの視点から見てテストはどうなのか?
先日もプライムタイムのチャットに書いた通り、自分は復讐キャンペーンはものすごい楽しんだし、多くの仲間と居るのが嬉しくて仕方なかったし、しかし、自分がシロディールに通う理由は今でも「ボールグループと戦う為」と言う点はブレてはないつもりなので、プライムタイムからボールグループ戦がなくなれば良いとは全く考えてません。何度も言ってますが、自分達はグループを作らずにソロチームでボールグループと戦います。
だから、自分の理想は、アメリカのプライムタイムはいつも通りのボールグループとの戦いをしたいし(もう少しZOSに戦闘調整してほしいけど)、それ以外の人数少ない時間帯でボールグループが走る事は1つの陣営の「独壇場」状態を作る為、ボールグループが日頃から少ない時間帯は復讐キャンペーンの方が良いと思ってます。
これは多くの人とは違う意見だと思うけども、どちらか選ばなくてはいけないなら、その両方に対応していくつもりではいます。
このテストについては個人的にも書きたい事が山程あるんだけども、後にZOSがテストの更なる纏めを出してくれると言うのでそれを待ちたいと思います。
本当にテストがお疲れさまでした。良いテストになって良かったと思っています。