遅くなりましたが、ベセスダE3で発表になったスカイリムのVR化と”Creation Club”について

E3のある日の午前に急遽仕事の連絡が来て、慌てて出かけてピンチヒッターで仕事してこなきゃいけなくなって(最高のバッドタイミングと本当にやむを得ない理由)、E3の事が何も書けずに居ました。実は一昨日の夕方戻って来てはいたんだけど、ESOの方に居ました。

それで、ベセスダのプレカンの冒頭を殆ど出先からスマホで見る事になってしまったけど、このプレカンの内容は大手サイトでも散々ニュースになってるだけに詳細は省きます。スカイリムに関係する事だけ。

スカイリムのVR化

 

SkyrimのVRがスタートする…と言う事で、プレイステーションのプレカンの方で「Skyrim VR」の予告動画が流れたようです。と言う事は、プラットフォームはPS4。

FO4のVRが来る事は前から予告されていただけに驚く人は殆ど居なかったと思うけど、しかし、スカイリムのVR化と言うのは世界のファンの評価を見てみるとなかなか微妙です。

まず、このSkyrimのVRのYouTubeの動画に対し、現時点で「高く評価」が”2,324″、「低く評価」が”2,686” と言う感じで、喜んでいるファンも居る反面、あまり評価してないファン多いようです。コメントとか読んでみると「一体スカイリムでいつまで引っ張るつもりか?」と言う厳しい意見もあるようです。

ゼニマックスは、先日Facebookの関連会社(Oculus)とVRの関係する知的所有権について訴訟を起こした位(Oculusに対して技術を不当に利用したと訴え、ゼニマックス勝訴)この技術を持っているだけに、その傘下の色々なゲームがVR化されて行く事は道順ではあるように思ってます。

しかし、VRが思ったほど多くの人の興味を惹いてない…と言う現実もあったり。今年の5月、アメリカの経済紙であるWSJ(ウォール・ストリート・ジャーナル)にもこういう記事がありました。

:text; VRヘッドセット、なぜ売れないのか

アメリカ本土でも興味がない…と答えた人が53%も居ると言う事で、スカイリムやFO4と言うゲーム界のビッグネームのVR化で少し何かが変わるのか…

個人的には、今年の秋に来ると言われているグランツーリスモスポーツで試してみたい…とは思っては居るけど、仕事で疲れて帰って来て、VRのあれをずっと頭に付けてゲームするとか…正直抵抗があるのも本当のところ…(ベータテストに当選した拘らず、時間的余裕が無くてGTスポーツも全然テストに参加できてない!)

スカイリムVRもPS4で11月に発売予定のようです。

 

Creation Clubについて

 

そして、今回のベセスダのE3プレカンでスカイリムファンの一番の関心は、多分、MODを更に拡張したような”Creation Club”と言うものに集まったように思えています。

:text; Creation Club(公式サイト)

このCreation Clubの公式動画は、既に再生数36万回に対して、「高く評価」が2.578、「低く評価」が4万以上付いていて、言わばこの動画を見た9人に1人が低評価を付けた…と言う状況です。

youtubeでの低評価…

この低評価の理由は、動画の内容がうんぬんと言うより、既に多くの人が知っての通り、これが有料コンテンツである…と言う事にもあると思っています。

PC版スカイリムのプレイヤーは覚えている人も多いかと思うけど、かつてスカイリムのMODの一部が有料化される事について、制作者や利用者も含んで色々と物議を醸して、結局MODの有料化は取りやめになった経緯が過去にありました。しかし、それがかなり沈静化した去年、再びValve(Steamの親会社)のCEOは、一部の有用なスカイリムのMODは有料化にするべき…と語り、その方向性を諦めていないだろう事が海外のスカイリムMODファンの神経を再び逆撫でする事にもなりました。その経緯を経験してのCreation Clubの登場。

Creation Clubの詳細については、Doope!さんの方でFAQを訳してくれているんで、それを参考させてもらって下さい。

:text; Update:“Fallout 4”と“TESV: Skyrim”向けの包括的な公式MODプラットフォーム「Creation Club」が正式アナウンス

(このCreation Clubに日本語版があると聞いたけど、jpがenにリダイレクトされるのは自分のとこだけかな…)

 

Creation Clubと既存のMODは何が違うのか?

それで、このCreation Clubは、PC版ならSteamでクレジットを買ってゲーム内デジタルマーケットプレイスと言うところでそれを使って購入する…と言う事なんだけど、これは実はESO(TESオンライン)のクラウンとよく似たシステムに思えています。

ESOでは、クラウンと言うものを買って追加コンテンツとか時には武具の作成のモチーフとか騎乗動物等々、色々なものをゲーム内に追加する事が出来るけど、それと殆ど同じように思えています。

個人的に注目する点は、ベセスダにクリエイターとして登録した人や団体だけががこれらの有料コンテンツを作成するのではなく、ベセスダ・ゲーム・スタジオ自体も製作する…と書いてある事です。

It features new items, abilities, and gameplay created by Bethesda Games Studios and outside development partners including the best community creators.
それらの特徴は、ベセスダ・ゲーム・スタジオと最高のコミュニティ・クリエイターを含む外部の開発パートナーによって新しいアイテム、アビリティ、ゲームプレイ。

(略)

Most of the Creation Club content is created internally, some with external partners who have worked on our games, and some by external Creators. All the content is approved, curated, and taken through the full internal dev cycle; including localization, polishing, and testing.
殆どのクリエーション・クラブのコンテンツとは、時に外部パートナーを伴い我々のゲームの為に内部で作成されるものであり、または一部の外部クリエイターによるものです。全てのコンテンツは、ローカリゼーション、ポリッシング、テストを含む完全なる開発サイクルを通して承認・精選されます。
(訳:管理人)

 
クリエイターと言う名前が付くとMODと混同しそうだけど、よくあるRPGの課金システムと同じようなものがスカイリムやFO4にも導入される…と言う事と個人的に見えています。

 

誰でもCreation Clubのクリエイターとして登録できるわけじゃない

しかし、例えば、自分はMODを作って配布出来ても(実際配布してます)、この「Creation Club」に登録してMODで小遣い稼ぎが出来るか? と言うと、自分の視点ではそれとは全く違う。

多分、これに登録出来るクリエイターと言うのは、かなりPC関係スキルを持っていて、ある意味で本職や学業でもそれらに従事出来る人たちレベルの事と思ってます。

例えば、鎧や武器なんかも既存のスカイリムのテクスチャを使い回すレベルでは、このクリエイターには登録出来ないし、スカイリムの既存のツールとかを頼らず自でテクスチャからメッシュを一から作り上げる事が出来て(有料となるとこれが出来ないと知的所有権で問題が必ず生じる)、ベセスダの要求についても正しく理解出来る、そういう人たちが作る拡張なだけに「お金もとれる」と言う事と思ってます。

だから既にMODにおいてもそういうレベルにある制作者は、こういう有料コンテンツの方に移る可能性もあるし、自分のようなスカイリムの既存のツールを使いまわすしか出来ないモッダーは今まで通りの位置に居るだろうし、それをどう使って行くかは導入するプレイヤー次第に思ってます。

しかし、このサンプルにあるようなものだと、有料で購入する人はどれ位居るんだろう…?w 正直考えちゃったけど、このサバイバルMODと言うのは、既存のFrostfallのようなものか???

どんなものが登場するのか、それに今後ファンがどういう反応示すのか想像が付かないんだけど、どうであれ…良い方向に考えれば、プレイヤーには選択肢が増えた…と言う事になるし、自分ようなモッダーの立場は、今まで通り無料の範囲でMODを作るだろうし。

この有料コンテンツは今年の夏から登場すると言う事のようです。

 

その他のベセスダのプレカンでの発表

 

あとは、TESレジェンズにスカイリムのヒーローのカードが加わるとか、噂通りと言えば、ウルフェンシュタインの関係作品が発表された事と、「Starfield」の噂については全く触れられなかった…と言う感じです。(これもどこまで本当かわからないけど)

ESOも追加DLCが来る発表がありました。

これ、再びグループダンジョンかな? ESOの方は広すぎて本編だけでも追いきれてない感じだから(モロウィンドのシナリオもあるしね)、追加コンテンツは後から考えたいと思います。

海外のファンの反応では、何だか物足りない今年のカンファレンス…と言う評価もあったけど、TES6の話がいつ来るのか、最近は、2022年か2023年と言う噂もあるし(5年経ったら、みんな幾つになってんだ?)、暫くはSkyrimとESOを行ったり来たりしながら時間つぶしていたいと思います。

Makoto

TESはOblivionから。ESOには”Gills J”で参戦。 音楽geek(Soul,Funk& Jazz他)、中学2年の頃からプログレ・バンドで鍵盤系をやってました。ゲームは「英語がわかる」と言うだけで決して得意ではありません。既婚 強い分野: 音楽、Wordpress、車、ネットセキュリティ、誤字脱字

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