【TESオンライン】(4/13)ESO Liveのまとめ 更に明かされるネクロムの「コズミック・ホラー」な世界観 / 「ネクロム」のプロローグクエストがスタート

記事がすごく遅くなりましたが、日本時間の今朝、米ラスベガスでESOの9周年を祝う会場からセレブレーションLiveがありました。そこで、今年6月5日にスタート予定の新章「ネクロム」について更に色々な事が明らかになりました。

このLiveで4月17日(月)よりアップデート38のテストがPTSでスタートする事も発表になり、と言う事は来週の月曜日になればテスト用の暫定パッチが来る筈で、そこにアップデート38についての詳細も見る事になると思いますが、このLiveで話された事について少し纏めておきます。このLiveについては以下の動画で見る事ができます。

 

新章ネクロムのプロローグクエストがスタート

まず最初に書いておかなくてはいけないのは、現在、アニバーサリーイベントの最中ではありますが、今年の新章「ネクロム」のプロローグクエストもプレイ可能になりました。

プロローグ・クエスト「運命の目」のスタートの仕方は、いつも通りクラウンストアからクエストを貰ってください。これはまだネクロムを未購入でも無料でプレイが可能です。

これはできれば新章をスタートするまでにプレイしておくと良いと思います。

 

新クラスの「アルカニスト」と今わかる範囲の戦闘調整

 
実はこのラスベガスの会場にはAlcast氏やNefas氏と言う元クラス代表の方々も来ていて、PTSのテスト開始より先にその一部分をプレイしてもらうような事があったようです。その為、彼らのサイトでは既にそのファースト・インプレッションと新クラスのアルカニストのスキルとアビリティが纏めてあります。

Alcast氏主催のサイト

Nefas氏主催のサイト

来週月曜にPTSのテスト用パッチが来る為、自分のところでは今回は訳しませんが、元クラス代表のそれぞれのサイトには、プレイしてみた第一印象とか、また、それ以外にもアップデート38の新神話アイテムや新セット装備の大まかな概要も書かれています。新神話アイテムについては、コンパニオンが関係する装備もあるようです。

 

新クラス「アルカニスト」の制作秘話

このスキルとアビリティについては先述の通り、テスト用パッチが来てから纏める事にしますが、クラスのイメージ動画がLiveでも発表になりました。

 

それで、今日のLiveの話しにあったこのクラスを作成秘話みたいなものに触れれば、このクラスを作成する為に約2年近くの時間が費やされて、クラスのビジュアル的な事については、TES5スカイリムの追加シナリオ「ドラゴンボーン」にあったイメージを非常に大事にしたかったと言う事でした。

その為、TES5のミラークが使っていた武具や装備に多く使われてた緑がクラスのコンセプトカラーとして使われて、そして今まであったクラスよりかなりエフェクトが派手である特徴も多くのファンが既に指摘しています。

特にファンはド派手なビーム攻撃がカッコいいと言っていました。

しかし、カッコいいエフェクトは良いんだけども、現在シロディールのPvPにおいて、色々なアビリティのエフェクトが多すぎたり重なりすぎて、攻城兵器の攻撃範囲を示すエフェクトが見えなくなったり、アビリティのモーションが全然再生されない事が多発している為、こういう派手なエフェクトがシロディールに何をもたらすのか、少し恐ろしくなったりもします。しかし、新しいクラスを多くの人が欲しいと思わせる為には、こういう演出も必要なのかな…とか。

今日もLiveで少し触れられていましたが、5月と6月の連続でPvPイベントのホワイトストレークの騒乱(旧・年央の騒乱)が開催される予定の為、間違いなく6月後半にある年央の騒乱ではこの新クラスのアルカニスは使用可能になっている筈で、どの位の人がこのクラスを年央で使うのかも注目されると思います。こういう新クラスが出た時は、いつも真っ先にPvPerがそれをテストのするのが常です。

それぞれのクラスには派生の言われがあって、例えばドラゴンナイトならアカヴィリの戦闘技術とか、アルカニストと言うのは、ハルメアス・モラの知識から派生したクラスである事は今日のLiveでも語られていて、その為に触手が登場する技もあるようですが(笑)、本を開きそこから技が飛び出すようなものも多い感じです。

ZOSは、このアルカニスとについて「ウォーデンとネクロと続く万能クラス」と呼んでいて、2017年に最初のクラスとして登場したウォーデンは自然の力を操る為にプレイヤーの好き・嫌いはなかったようですが、2019年のネクロマンサーについてはロープレ的にかなり好き・嫌いが分かれた結果になり、この触手魔法のアルキャニストはどういう評価を得るのか、非常に興味深いものがあります。

 

「ネクロム」の世界観 コズミック・ホラー

 
ネクロムの舞台については、既に1月のグローバルイベントの時にも書いているので、それも参照ください。

今年は第4期に追加シナリオは無い為、これが今年最初で最後のストーリーになる形で、60%がモラ様のオブリビオンであるアポクリファ、40%がテルヴァンニ半島での活動と言う事になるようです。

それで、今日のLiveでも制作側の話しがかなりあって、その中に特に目立って聞こえたのは「コズミック・ホラー」と言う言葉でした。

コズミック・ホラーの言葉のきっかけになった作者と言えばラヴクラフトで、彼が作りあげた「クトゥルフ神話」と言う世界観はコズミック・ホラーとしてあまりに有名です。これについて、自分も何と具体的に説明して良いのか難しいけども、ネットの表現を借りれば「宇宙的恐怖」、「広大で無機質な宇宙、あるいは宇宙における超常的存在と対峙した人間の恐怖や孤独感を指す物語」と言う事で、自分はラヴクラフトの作品を幾つか読んでいる為、何となくだけで理解できます。

実は、TES4のオブリビオンの「ヒロイン」とさえ言われたアルゴニアンのダル・マが誘拐されるクエストは、ラヴクラフトの短編がモデルになっていると言われていて、TESやESOの中にもラヴクラフトの作品からインスパイアされている製作者さんも多いようです。

そして、このネクロムのストーリーと言うのも「コズミック・ホラー」に属すると制作側は語っていて、今日のLiveで紹介された幾つかのモンスターもちょっとゾクっとするような今までのファンタジー風のESOのモンスターとは少し違う動きをするようにも思えました。

 

ネクロムに登場する不気味なモンスター

特に動きからしてゾゾーとか気持ち悪かったのはこれ。

ジーナさんは、このモンスターの動きを見て固まってしまった位で、制作側の人達が言っていた事は、これを滑らかに動かすんではなくて、わざと昔の手法のように少し遅らせて首とか足をカクカクと動かす事で、昔の映画で見たような不自然な不気味さを再現したと言っていたけども、本当にそういう感じで気持ち悪かったーw

そして、この半魚人みたいなヤツ。

ラヴクラフトと言えば「半魚人」みたいなイメージさえもあるけども、この半魚人が沼を這って動いていたり…。

これも気持ち悪かった…。

こういうモンスターを見てるだけでも、今までのESOとは違う感じだし「コズミック・ホラー」を感じさせる要素があって、ストーリーもそういうものを感じさせられるもののようです。定命の者が触れてはいけないような最大の秘密がそこに隠されている…とか。

 

ネクロムにはイースターエッグが沢山?

しかし、ハルメアス・モラと言う存在は、「悪」でも「善」でも無い存在であり、単に秘密を収拾する事だけに興味を示す存在とも言っていました。

また、ZOSの制作陣は今まで自分達がTES5スカイリムで触れて来た緑と黒だけの世界だけでは終わらせたくなかったようで、ESOの独自の世界観も加えたかったようです。例えば、コールドハーバーのあの色が無いとも言える世界は、モラグ・バルの威圧的な姿勢の象徴のようなもので、それとは違うハルメアス・モラの世界は同じではない…と言う事のようです。

特にこのカラフルな赤やピンクの世界は、今までのモラ様のオブリビオンにはなかった色彩で、UESPが言う事では、この世界は”Chroma Incognito”と言う場所で、”the color out of space”, “deadly children’s section of the library”と言う日本語に訳すと「図書館の致命的な子供達なセクション」または「図書館の殺意のある子供達のセクション」…どっちだ? しかし、どちらにしてもあまり良いイメージがなくて、UESPは参考文献として、ラブクラフトの「宇宙からの色(the color out of space)」をリンクを貼っています。

どうであれ、今回はかなりイースターエッグもあると言う話しも制作側からもあって、そういう事を考え探すのも面白い旅になりそうです。と言うか、TES4オブリビオンと言うのは、イースターエッグが多かったゲームで、同時に「ここで一体何があったのか?」「どうしてこんな事になったのか?」と言う事をプレイヤーに考えさせるクエストが非常に多くて、そしてその答えは決して無いし、それが不完全燃焼でもあるんだけど、実は非常にリアルに近い旅の思い出になる…と言う不思議の連続でした。

また、今回の「ネクロム」のストーリーにおいて重要な事だった事は、ダンマーの土地で絶大なる信奉を集めるトリビュナルを抜きにしてダンマーを中心にしたストーリーを作りたかったと言う事で、それにはテルヴァンニ家は都合が良かったとも語っていました。ヴァーデンフェルをプレイしている人なら、テルヴァンニ家はダンマーの5大家の一つでありながら、エボンハート・パクトにも協力しない中立勢力になっている事は知っていると思います。

先日、ファンからの質問にテルヴァンニ家出身のデヴァイス・ファーになりきったロア・マスターが答えると言う企画がありました。

 

アップデート38での戦闘以外の調整

 
今日は制作側の話しが大半を占めて、アップデート38では一体どんな事が追加されたり、変更になるのかについてはさらっとしか触れられていませんでした。

1月のグローバル・イベントの時も、新しいアルゴニアン(ウォーデン)とレッドガード(アルカニスト)のコンパニオンが加わる事は発表になっていて、新章「ネクロム」には新しい試練(トライアル)「Sanity’s Edge」も用意されています。このトライアルは、ある魔術師の夢の中を旅するような内容のようです。

それ以外の部分で発表になった事を追加しておきます。

 

ネクロムのワールドイベントは4人用ダンジョンのようなもの?

詳細はわからないんだけども、ネクロムのワールド・イベントは「Bastion Nymics」と言う4人用のダンジョン(要塞)のようなもので、そこに4人のグループで挑むのか、それともソロで挑むのか、プレイヤーの自由と言うようなもののようで、このデイリークエストも用意されているようです。

だから、2年前のデッドランドのワールドイベント型と言うか、デッドランドのワールドイベントはオブリビオンのポータルを見つけて、その中を数人で進んで行くようなものでした。どんなものなのか、これも楽しみにしていたいと思います。

最近のワールドイベントの問題は、旬を過ぎて人が過疎った地域では、1人で挑戦するにはワールドイベントは難しすぎて、イベントとかで人が多い時で無いと殆ど実績解除が出来ないものが結構ありました。エルスウェアのドラゴンはその最たるものだと思うし、西スカイリムの喪心の嵐、最近の火山の裂け目とかもそれに該当します。こういう事も考慮された可能性があります。

 

その他のQoLの改善

  • お気に入りに登録した騎乗動物が、呼び出す度にランダムに呼び出される
  • クラウンストアのバンドルのアイテムは一つのアイテムとしてコンテナに収納される
  • 調理台で釣った魚を一度にすべて「切り身」にする事ができる
  • 追加のリセットタイマーのアップデート
  • ストゥーガは永遠にあなたを探すのではなく、酒場に待機するようになる
  • 新しい家(ネクロムの街のアパート、屋敷、動く船?)

と言う事で、些細な変化ではあるんだけど、もう街の中で魚サバキのモーションを永遠と繰り返さなくて良いとか、個人的に有り難いのは、バンドルアイテムが一つになる事で、多分、家具セットとかの事かな?とか思ってますが、あと秘術師から買った本セットも同じような一つのアイテムとして収納出来たら嬉しいです。

 

第3期に予定されている調整されたクラフトの改善

これは8月の来るだろうアップデート39での話しなんですが、グローバルイベントの時に第3期のアップデートで「調整されたクラフト台」の改善があると言う前予告があって、これは特にギルドホールとかでクラフト可能なセットのクラフト台を全種集めている家を所有しているところには関心がある事でした。一体、この先、家にどれだけのクラフト台を並べなくてはいけないのか、家具上限数との勝負になっていた家も沢山あったと思います。

それがどういう形で調整されるのか軽く言及があって、話しによれば今まで350から400近くあったクラフト可能なセットのクラフト台がたった4個で済むようになる? 想像するに、木工、縫製、鍛冶、宝飾台の何か特別な台を1つづつ用意すれば、それで全てのセットが作れるようになる…と言う事になるのかもしれません。しかし、それには既に何かのセットが作れるようになっている調整されたクラフト台をそこに吸収させる必要があるようです。

と言う事で、すぐにアップデート38とネクロムのテストがPTSでスタートする為に今日の記事はこれくらいにしておきますが、次期アップデート38のパッチとテストについてはいつもどおりサブサイトの方で時間が許す限り解説して行きたいと思っています。

 

第2期(4~6月)のESOの予定
第2期の予定

現在
ネクロムのプロローグ・クエスト
アニバーサリーイベント
4月17日(月)
アップデート38のPTSテストがスタート
5月
ホワイト・ストレークの騒乱
6月
ネクロムがスタート
ホワイト・ストレークの騒乱

結構忙しい日程ですが、アニバリーイベントは来週の火曜まで続く予定で、良い週末をお過ごしください。

Makoto

TESはOblivionから。ESOには”Gills J”で参戦。 音楽geek(Soul,Funk& Jazz他)、中学2年の頃からプログレ・バンドで鍵盤系をやってました。ゲームは「英語がわかる」と言うだけで決して得意ではありません。既婚 強い分野: 音楽、Wordpress、車、ネットセキュリティ、誤字脱字

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