英語版スカイリムのエズバーンの声、映画「エクソシスト」の神父を演じた俳優だった件

寝よう寝ようと思いながら、いつもその間際で余計な事を発見してしまう・・・

今、自分の環境では英語ボイス+日本語字幕でスカイリムを楽しんでいますが、これには大した意味はありません。ゲームしながらでも、英語のヒアリングの勉強出来たら・・・って思った程度の事で。それに、オブリビオンの時は、英語ボイス+日本語字幕だったんだから、別にこれでも不自由はない気がしていました。

しかし、PS3時代からPC版まで長らくスカイリムを日本語ボイスでプレイして来てしまったもんだから、英語ボイスにした時の違和感が半端ないw

日本語版と同じ感じの声タイプもあれば、ファラルダとかに当ててある日本語版だと素人っぽくも聞こえる声は、英語版ではとても妖艶な落ち着いた声があててあります。ムジョルの声も、かなり感じが違います。

それで、今日、たまたまSkyrimのサウンドトラックについて調べていたら(NHKのワイルドライフと言う自然や動物の番組で、Skyrimの楽曲が使われていたから)、Skyrimの英語版の声優陣について書かれたものを目にして、少し驚く事になりました。今まで声優とか、あまり気に留めてなかったもんで。

 

Skyrimのジジイその1 アーンゲールの声の人

 

アーンゲール師

グレイビアードの一人、シャウトの指導をしてくれるアーンゲール。

Skyrim英語版でその声を演ってる人は、実は65年にアカデミー賞の作品賞をはじめ5部門を獲得した超名画「サウンド・オブ・ミュージック」の”トラップ大佐”を演じていた名優さんと知って驚き。

;global; Wikipedia クリストファー・プラマー

このエーデルワイスを歌っている人がアーンゲールの声の人です。エーデルワイスは、学校の授業とかでもよく歌われるように思うので、この歌を知らない人はあまり居ないと思いますが、この歌が歌われる場面は、この映画の中でも名場面の1つであって、動画の検索でもかなりヒットするほどです。

サウンド・オブ・ミュージックは、91年のハウス名作劇場のアニメ「トラップ一家物語」と同じ実話を元に作られています。

Skyrimを日本語ボイスでやってた時は、なぁんかアーンゲールの声だけ小さく感じて聞き取り辛いので(ミキシングの問題?)、声がバカでかくなるデイドラ王(これは英語版も同じ)とは逆にボリュームを上げて聞いたりしてました。しかし、英語ボイスは、もっと本物のじいちゃんっぽい穏やかで温厚な声と言うか、詩を朗読するような独特のイントネーションが特徴的に思えています。英語版は今のところボリュームを上げずに済んでます。

クリストファー・プラマー氏は今年で御年86歳、スカイリムのアテレコした時は81~82歳くらいだったと思いますが、アーンゲールの英語ボイスの風格は、こういう名優さんがやってこそだったんですね。

 

Skyrimのジジイその2 エズバーンの声の人

 

エズバーン

スカイリムのもう一人の有名なジジイと言えば、元ブレイズのエズバーンです。
ドラゴンボーンのあり方について、アーンゲールとは全く反対の考えを持ち、困ったプレイヤーも沢山居たと思います(いや、自分は保守的なのでアーンゲールに付いて行きましたけどね)

このエズバーンの声を演った俳優さんも驚き。
数ある恐怖映画の中でも、「伝説」と言ってもいいほどのトップレベルの知名度と恐怖を誇るエクソシスト。こちらの映画も、恐怖映画と言う立ち位置にありながらアカデミー賞10部門にノミネートされたほどの映画です。この映画には、悪魔祓いをしようとする神父が二人出てきますが、実はエズバーンの声をやってる人は、ジイちゃんの方の神父を演じている俳優さんでした。

;global; Wikipedeia マックス・フォン・シドー

エクソシスト←この記事のタイトル写真、エクソシストのポスターにもなってる「この先で待ち受けている何か」を暗示するような有名な場面。エズバーンの声の人が扮するジイちゃん神父が悪魔払いの為に派遣されて、リーガンの家に到着する場面なんですが・・・

しかし、ここで疑問。

あのエクソシスト(73年)の時に既にジジイだった筈の人が、その約40年後のスカイリムで声優なんて出来るのか? 

自分は最初、若い神父役の方が、エズバーンの声役の人かと思っていました。だって、ジイさん方の神父だったら、約40年後のスカイリムの時、100歳を越えてもおかしくない筈で・・・ エクソシストの動画で、ちょっとその顔を見て下さい。

動画は観閲注意。かなりキモい場面が含まれています

今見ても怖えぇぇぇ。それはいいとして、このシャウト?しながらリーガンに十字を切るメガネと白髪の神父が、マックス・フォン・シドー氏のようで、40年後にスカイリムの声優なんてマジで信じられない。
そういう、自分の疑問に答えてくれる記事を見つけました。

:text; 葛城の迷宮 『エクソシスト』

ここから引用させていただくと・・・

メリン神父役のマックス・フォン・シドー。
役の上では、健康上問題のある高齢の神父だけど、撮影時は44歳。
ビックリ!!
メイクがスゴいの!?
演技がスゴいの!?
『ロビン・フッド』で見かけたとき、「昔からおじいちゃんだよなぁ・・・」って思ってた。
製作当時、撮影が終わったらメイクを落として、お洒落なジャケットを羽織って帰ってたらしい。

えっー、当時44歳ー!! 

自分も声をあげてしまいましたが、マックス・フォン・シドーを”永遠のジイちゃん”とでも呼べばいいのか・・・
自分からすれば、今再びエズバーンでジイちゃんの名演を見せてくれたわけですから。

これが、スカイリムの英語ボイスのエズバーンの声です。

英語ボイスのエズバーンの声は、非常に堂々として威厳があります。ドラゴンの伝説に精通した人とは言え、やはりブレイズに所属していた軍人。個人的には、日本語ボイスより”軍人感”がよく出てる声にも思えています。

しかし、アーンゲール師の声のクリストファー・プラマー氏も、エズバーン役のマックス・フォン・シドー氏も同じ1929年生まれだそうで、スカイリムは80歳を過ぎての名演と言う事になります。同じ時代の映画社会を生きた二人の名演を、Skyrimの根幹と言うべきメインクエストを通して聞くことが出来るのは、凄い事だな・・・と思います。デルフィンの英語ボイスの声優も映画界ではかなり実績がある人だそうで、ベセスダがかなり気合を入れてスカイリムのメインクエストを作った・・・と言う事を垣間見たようにも思います。
 

これがデルフィンの英語ボイスですが、日本語版より少しクールな印象です。しかし、デルフィンの声は日本語版とそう遠くはないように思えています。

日本語版より”強い意志を持った根性の座った女性”が声によく表れている気もしますが、海外でもデルフィン(自分は”デルばあ”と呼んでる)があまり好かれていないところを見ると、声は関係無いようですね。

 

耳を塞ぎたくなるような妹の歌

 

ここからは、英語ボイスに関係する自分のSkyrimの余談的な話しを・・・

うちの主人公には、CKで作った妹が居るんですが、ブサかわタイプのブレトンの魔術師の妹で、兄妹で魔法使いをやってます。妹は「お兄ちゃん」を探しにスカイリムにやって来た設定。
自分の主人公はノルドなものの、実は種族が違う場合、CKで「義理の妹」と言う設定ができます。

妹の声には、イソルダや従士のジョルディスと同じ若い娘の声をあててまして、この声は英語ボイスでも殆ど違和感がないです。
しかし、FollowerLivePackage(フォロワー拡張のMOD)を入れて歌を歌わせてみたら、酷すぎる・・・

この最後の投げやり感はなんなんだ・・・? 「お前、お兄ちゃんをうざく思ってるだろ?」とか突っ込みたくなると言うか、嫌々歌っている感じにも聞こえなくない・・・
妹の意外な一面を見た感じです。
これ、日本語ボイスだとどうなんですか? 日本語の時、この声のタイプの歌は聞いた事が無いような・・・
 

そして、もう一人の自作フォロワーのLeeですが、これには、スヴェン、エリクとか主人公専用の配達人と同じ、若い青年の声をあててあります。
この声も日本語版とそれほど違いは無いものの、日本語の時は、結構コイツの物言いに腹がたった事もありましたが、英語版になったら腹をたてる事も殆ど無くなりました。英語版の方が受け答えがずっと優しい感じに聞こえます。(BGMを切り忘れたので、聞き辛くてすみません)

妹の歌を聞いたあとだと、コイツの歌が妙にうまく聞こえるから不思議・・・

FollowerLivePackageを導入してると、設定次第ではフォロワーが暇になると勝手に歌を歌い出す事もあります。しかし、寝ながら目をばっちり開けて歌い出したり、寝てる筈なのにそこから太鼓の音が聞こえて来たり、結構ミステリーな事も起きます。自分はそういう変な事は大歓迎なので、もっと変な事が起きないかと期待してます。

他にも紹介したい英語ボイスもあるんですが、記事があんまり長くなるとアレなので、今日はこの位で・・・
(動画をあげるのに、疲れてしまた・・・)


追記:
デイドラ王の声は、日本語版と英語版ではかなり違います。

メリディアなんかは日本語版だと美しい声ですが、英語だとかなり怖い声です(自分のメリディアのイメージが崩れたほど)。

追加シナリオのDragonbornを通してかなり聞くことになるハルメアス・モラは、日本語ボイスだと時代劇の公家(おじゃります)のような少し品のある不思議な声ですが、英語版はかなり禍々しい声で、やっぱりデイドラ王とは悪魔側の人なのかもしれない・・・と言う感がかなり漂います。

悪魔映画とか数多く作られているアメリカのゲームだけに、こういう演出はうまいのかもしれません。

Makoto

TESはOblivionから。ESOには”Gills J”で参戦。 音楽geek(Soul,Funk& Jazz他)、中学2年の頃からプログレ・バンドで鍵盤系をやってました。ゲームは「英語がわかる」と言うだけで決して得意ではありません。既婚 強い分野: 音楽、Wordpress、車、ネットセキュリティ、誤字脱字

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