【TESオンライン】トリビュナルの祝典のイベントがスタート このイベントで注意した方が良い事
2017年にスタートしたESOの最初の新章「モロウィンド」、そしてその年の第4期ストーリーDLCであった「クロックワーク・シティ」。その2つの舞台であったヴァーデンフェルとクロックワーク・シティにおいて、26日の午前0時より「トリビュナルの祝典」がスタートして、それを早速見て来たので今日はそのレポートをしたいと思います。
目次
トリビュナルの祝典
既に日本語公式の翻訳記事によりこのイベントで得れる報酬等の詳細を読む事が出来ます。
イベント開催期間 2月26日午前0時より3月9日一杯
このイベントは何かスターターがあるわけではなく、ヴァーデンフェルとクロックワーク・シティでデイリークエストを受けたり、その土地を冒険するだけで色々な特典を受ける事が出来ます。
イベントチケットと金色の特別な報酬箱「栄光のトリビュナルの貴品箱」について
もしその日最初のデイリー・クエストだった場合、ヴァーデンフェルとクロックワーク・シティのそれぞれでイベントチケット1枚と特別な金色の報酬箱「栄光のトリビュナルの貴品箱」を通常のデイリー報酬✕2と共にもらう事が出来ます。
追記: 初日はクロックワークシティとヴァーデンフェルの両方の最初のデイリークエストで金色箱が出たけど、午後3時回ってクエストがリフレッシュした後は、ヴァーデンフェルからしか金色箱が貰えませんでした。パートナーでも同じ事が起きていて、これは本来一つしか貰えない? チケットは両方から出ています。
その為、「イベントチケット」は一日2枚が獲得可能です。
(クエストとイベント・チケットは午後3時にリセットされ、リフレッシュします)
紫色の報酬箱「トリビュナルの貴賓箱」について
ヴァーデンフェルとクロックワーク・シティの最初のデイリー・クエスト以降は、このイベント期間中の特典でもある通常の報酬2倍と共に紫色の「トリビュナルの貴品箱」を受け取る事が出来ます。
実は、自分は昨日デイリークエストは6個しかしていないものの、16個の紫の「トリビュナルの貴品箱」と拾う事になって、デイリークエストの報酬以外でもこの紫箱を得る事が出来ます。
このイベント期間中は、ヴァーデンフェルとクロックワーク・シティで拾えるクラフト材料とかも2倍になるけども、これを収集しているだけでもそこそこの頻度で「トリビュナルの貴品箱」は出て来る事があります。
また、ヴァーデンフェルで拾える宝箱やサイジックのポータルからも紫箱が出て来る事になりました。
その他、低い頻度だけども、フィールドの雑魚敵を倒しても紫箱が出て来る事もあって、その為、このイベント中は何をやっても紫の「トリビュナルの貴品箱」は出て来る可能性があるようです。
ワールド、パブリックダンジョン、試練のボスだけが落とすスタイルページ そして、その問題点
それで先日、サブサイトの方に今回のイベントで個人的に目玉商品と思っているのが、「教義と秩序のオーディネーター」のスタイルページと書いて、どんなデザインなのか、ESOファッションさんのサイトページを紹介する事になりました。
そして、自分のメイン主人公が上だけ着てみた写真。
鎧の配色次第では、非常に美しい鎧の一つに思っています。
それで、このスタイルページは、報酬箱とは違い、ワールドボス、パブリック・ダンジョンのボス(確率ドロップ)、試練(ドロップ確定)のみで入手が可能で、昨日、3回のワールドボスに参加してみて、自分はグリーブとサバトンのスタイルページを得る事になりました。
だから、ドロップ確率は先日の年央の騒乱の帝都ボスよりはかなりマシな気も現在はしているものの、問題はワールドボスに集まる人の多さの方。
実はこういうワールドボス系のドロップには「お約束」があって、上位12名の人しかドロップ品を獲得出来ないと言う事!
これは前から言われている事で、この人数の多さを見て、自分はすぐにワールドボス戦のビルドを変えて何とか報酬をもらう事が出来たけども、一緒に参加していたパートナーは報酬は貰えませんでした(ちゃんとパートナーにもアドバイスしておいたんだけどw)
その為、芋洗のように多くのプレイヤー達が集まるワールドボス戦にレベルやチャンピオンが低い低攻撃力、低回復力のキャラを投入しても、12人以上が集まるところではいつまで経ってボスからの報酬が得れない…と言う状態になりかねないし、こういうイベントのボス戦においてはボスのドロップ品の制限を外すように既に英語公式フォーラムにも問題提議がされていました。
実はワールドイベントと呼ばれる「ドラゴン戦」や「喪心の嵐」には、上位12名のドロップ品の制限は無いんだけども、ワールドボス戦にはこういう制限がある事も覚えておいて下さい。
だから、人が多く集まるワールドボスはこのスタイルページを集めるにはあまり効率が良い方法でも無くて、あとはドロップ確定の試練で無ければ、パブリックダンジョンのボスを狙う方法もあるけども、ヴァーデンフェルのパブリックダンジョンは、ボスはそれほど強くなくても途中に巣食う雑魚の量が半端ないし、ダンジョンも非常に長い…と言う事で、戦闘に慣れていない人がソロでプレイする事はあまり薦めません。(ソロならAoEを連発できるビルドが必要)
(個人的にはヴァーデンフェルのパブリックも一人で全然大丈夫だから、今日あたり様子を見て来たいと思ってます)
そういう事から、人が集中しやすいアメリカのプライムタイム(日本時間の午前中)や日本時間の午後10時から12時と言うのは時間が許す人は避けた方が良いかもしれないし、特にクロックワーク・シティは2つしかワールドボスが無い為に人に集中しやすいし、6人のワールドボスが居るヴァーデンフェルの方がプレイヤーの分散が期待出来る可能性があります。
最も人が過疎りやすい時間帯と言うのは、日本時間の午後5時から7時位の時間帯で(自分達はこの時間帯にわざと少人数でドラゴンや喪心の嵐で戦っている事があるw)、あまり人が多くて大変と言う時は、そういう時間帯にワールドボスに行く事もオススメします。
クロックワーク・シティのデイリークエストは厄介なものも多い
今回のイベントでのデイリークエストは結構沢山あって、ヴァーデンフェルはヴィベク・シティの「司法の館」で受けれるダンジョンとワールドボス以外、本編のクエストを少し進める事で現れるアシュランダーからの2つのクエストもあります。
ヴァーデンフェルのデイリーは「移動が面倒臭い」以外は特筆するような難しさは無いと思っているけども、厄介なのはクロックワークシティのカラスとオークのおっさんがくれるクエスト。
クロックワーク・シティはDLCがスタートした当初から活動面積が狭いと言う問題も重なって、他のプレイヤーと取り合いになってしまうクエストが多い事が問題視されて来たけども、オークのおっさんがくれる「クラフト素材を幾つ集めろ」タイプのものは、時間によっては他のプレイヤーと凄まじく取り合いになる可能性もあります。
またメインクエストを進める事でカラスから受けれるクエストも、売ると高い値段の武具を集めて来い…とか、盗品とかによくある「お宝」の食器とかおもちゃとかを集めて来い…とかかなり面倒臭いものもあって、これが絶対やりたい…と言う人で無ければ、この依頼は個人的にはオススメしませんw(前に実績取るために超メンドーだった記憶があります)
イベントでの多くの人の不満 ”イベントチケットが少なすぎる”
今回のイベントでは、ヴァーデンフェルとクロックワーク・シティそれぞれでイベントチケットが各1枚、一日合計2枚が取得可能だけども、去年の後半、インドリクが最後になると言う事でインドリクを揃えたい人の為に多めにイベントチケットが配られたせいか、今年のイベントチケットの少なさを嘆くファンもいるようです。
自分もパートナーも交換するものに未だ悩み続けていて、しかし、昔はイベントチケットは一日2枚が普通で、去年の後半とESOの5周年の時が気前が良かっただけで、個人的にはこんなものだと思っています。
余談: 久しぶりにヴァーデンフェルとクロックワーク・シティに戻ってみて
ヴァーデンフェルに久しぶりに戻ってみて、すっかりヴィベクシティの建物の中の配置を忘れてしまったせいか、クエスト終了の報告の人を探すのに昨日も苦労しまくりでしたw(クリアしたのは3年以上前だしねw)
2017年にモロウィンドの新章が来た時も、「なんでこんなややこしい建物を作ったんだ…」とかボヤいたら、実はこのヴィベクシティの建物はTES3のモロウィンドに忠実に再現されているらしく、と言う事はこの建物がややこしい構成なのはESOのせいではなく実はTES3のせいだった事になります。
個人的にヴァーデンフェルに最初に足を踏み込んだ時、とにかく印象に残ったのはジェレミー・ソウルのこの音楽でした。
今でもこの曲を聞くとヴァーデンフェルに初めて着いた時の色々な思いが蘇って来るんだけど(現在CP1500も目前の自分のメイン主人公も当時はCP200台でしたw)、ESOのモロウィンドのサントラはTES3のものも使われていて、しかし、残念ながら、理由が未だにわからないんだけど、TESのサントラでもトップレベルでファンから評価が高いTES3の音楽は、現在はSpotifyとかの音楽配信サービスでも聴けなくなっていて、購入もできなくなっています。
昨日も久しぶりにテルヴァンニの本拠地と言われているサドリス・モラに行くと、酒場で一人のオークのおっさんが黙々とリュートを奏でている。
テルヴァンニは、ダンマーの一族であってもESOの時代ではエボンハート・パクトに所属する事も拒否して、アルゴニアンを奴隷とする事を厭わない閉鎖的な一面もあるけども、このオークのおっさんはどうやって差別主義とも言えるこのテルヴァンニの土地に辿り着いてリュートとか奏でているのか? TESシリーズの素晴らしいところは、プレイヤーにそういう想像の余地を残している部分で、この当時のESOのストーリーを担って来たロアマスターのローレンス・シック氏もそう語っていました。
そしてヴァーデンフェルのある遺跡には、今年の新章にも関係があるだろう「深淵の暁」の旗が掲げられていたり。
ダンマーと言うのは、もともとは真のトリビュナルとしてアズラ、ボエシア、メファーラを崇拝する種族(チャイマー)だったけども、レッドマウンテンでカグレナクと言うドゥーマーが遺した未知な装置を見つけてソーサ・シルの提案でヴィベク、ソーサ・シル、元はネレヴァルの婦人であったアルマレクシアは神格化する事になりました。
人の分際で神の領域に触れようとした彼らに怒ったアズラは、当時チャイマーと呼ばれていた彼らに肌が黒くなり目が真っ赤になる呪いを掛けて、チャイマーは肌の黒いエルフ「ダンマー」として新しい歴史を刻み始める。
ヴァーデンフェルのあちらこちらに居るアシュランダーと言う部族は、言わばアズラ側のダンマーで、古のデイドラのトリビュナル(アズラ、ボエシア、メファーラ)信仰を維持している人たちで、彼らは人神となったヴィベクやソーサ・シルを認めてはいないし、いつかアズラの騎士でもあったネレヴァルが再来して、それを正すと信じている人々。
ESOの世界は人間から神格化したトリビュナルの治世の話で、その約1000年後のTES3ではいよいよこの人神のトリビュナルの終焉が来る事になるけども、そういう流れを思いながらヴァーデンフェルの土地を見ると色々な思いがいつも過ります。
そして、TES5の少し前では、ヴィベクシティに浮かぶ隕石のようなバールダウが落ちてレッドマウンテンが大噴火を起こし、ヴァーデンフェルは多くの難民を生み、そのダンマー達がスカイリムにまで避難しています。
TES5では5大家のレドラン家が力を持って行くけども、ESOでは大商人の名家として名高いフラール家が大きな力を持っていて、エボンハート・パクトにも大きく協力して、またタイバー・セプティムの時代には帝国を支持して力を付け行きます。戦争と商人と言うのはいつの世もどの話でも切り離せないものだけども、帝国の衰退と共にフラール家も没落して行く事になります。
非常にドラマティックな歴史を刻んで行くダンマー達。それだけに見た目と言う要素以上に彼らが持っているロア(伝承)の魅力で、ESOにおいてもダンマーは最も人気のある種族の一つで、そういう事も思い出したりもしました。
こういう当時は気付かなかった事に後から突然気付かされたり、こういうイベントを通して過去に旅をした土地を振り返ってみるのも良いものです。
楽しいイベント期間をお過ごし下さい。
(取り急ぎ書いたので、再び誤字脱字が酷いかもしれないけど、後で訂正しておきます。いつもすみません)