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【WordPress】WP5.3がいよいよスタートする 今回のコードネームは”Kirk” 追記: 現在、認識されている問題

WP5.3が11/12からスタートすると言う事で、昨晩からこのアップデートを待ち続けていたんだけども、なかなかアップデートが来ないから諦めて寝たら朝に既に来ておりました。そして、いつもWPアップデートの度、その開発に携わった多くの人達に再び感謝します。

WordPress5.3のコードネームは「Kirk(カーク)」

毎回、Wordpressのバージョンにはジャズマンの名前のコードネームが付けられる事が倣いで、今回の5.3には、モダンジャズのサックス奏者兼マルチアーティストのラサーン・ローランド・カークの名前が捧げられた。(下のWordpressの5.3のカークのデザインがカッコイイ)

いつもの如く自分の最も得意なジャンルである音楽の方の話から入ってしまうけども、ローランド・カークは盲目のジャズマンで、しかし、メイン楽器はサックスであったものの、吹奏楽に用いられるような金管楽器、木管楽器の多くに精通していて、彼は型にはまらない演奏で人々を魅了するジャズマンだった。殊に首から何本もの管楽器をぶら下げているのは彼のトレードマークだったりした。

2014年には彼の生涯を振り返るドキュメンタリー映画も制作されて、その映画の評価はかなり高く(自分も見たい!)、そしたらこの映画の日本語トレーラーがあった。

このトレーラーでも見れるように、ローランド・カークは3つのサックスを同時に吹くとか信じられないような事もやってのけて、時にはそういう奇抜にも映る演奏(見た目だけね)をキワモノ扱いする向きもあったみたいだけど、しかし、素直に彼の音楽に向かい合ってみると、時にファンクの影響さえ受けた心地良いモダンジャズに触れる事が出来る。

惜しい事に、彼は77年に42歳と言うジャズマンだったらまだまだこれから…と言う時に亡くなるけども、それでも伝説的なプレイヤーとして名をジャズ界に留める事になった。

これは今年出されたローランド・カークのベスト盤の一つかな? 秋の夜長にモダンジャズと言う感じで、これを聴きながら、Wordpress5.3の話を続けます。
 

WordPressのコードネームに込められた開発者の願い

しかし、いつもWordpressの新しいアップデートが来る度、「なぜこのバージョンにこのジャズマンの名前が捧げられたのか?」とか考えてしまうんだけど、闇雲に適当にジャズマンを選んでいるわけでもなく、何かその新しいWPバージョンのコンセプトに通じるミュージシャンを選んでいるようにも思えている。

今回の5.3においても機能が強化された(未だ個人的には全くとっつけない)"gutenberg"……今では、これをグーテンベルグとか書かないでWP側も「ブロックエディタ」と呼んでいる事も「あれ?」とかwww

WP 5.0で"gutenberg"がスタートした時もジャズマンを通した見解を書いたけども、自分はWP2.2からのかなり古いWordpressユーザーで、その10年以上のWordpressの利用経験から見ても、"gutenberg"と言う「記事を書く」と言うある意味でサイト運営の中核を成すもののエディタが大きく変わった事は、とんでもない大きな変化だった。

その5.0の時は、ベボ・バルデスと言う後のラテン・ジャズにあまりに大きな影響を与える事になったキューバ・ジャズのピアニストの名前が捧げられた。そこから"gutenberg"にWordpressの人々のどんな思いが込められているのかを知った気がしたけども(革新的であり、後に大きな影響を与えるものになってほしい)、今回は、管楽器のマルチプレイヤーとも言える多才なローランド・カーク。

"gutenberg"と言うか、今は多くの人が「ブロックエディタ」と呼ぶ新しいエディタに5.3では更に色々な要素を加えて、多才で、それでいて親しみやすいものであってほしいと言うWPの開発陣の願いが込められているように思う。ローランド・カークと言う人は、ユーモアがあって平気で暴言も言ってしまう素直で親しみやすい人だったらしい。
 

WordPressがなんかピンク(赤)?

そして、5.3にアップデートして最初に目に飛び込んで来たのは、今までとは違う鮮やかな色。

今までWordpressと言うと青の寒色系のイメージしかなかったけど(今でもデフォルトカラーは青系の筈)、それがビビットなピンク系の色。
 

新しいWPの公式デザイン「Twenty-Twenty」が導入される

そして今回の最大のウリは、先に少し触れた通りブロックエディタの拡張で、ブロックエディタにおいてアクセスビリティを良くして(要するに取っ掛かりが良い)、そして、Twenty-Twentyと言うまるでジョージ・ベンソンのアルバムのような題名の公式デザインのテーマの導入。5.3にアップデートした段階で、否応なしにこのテーマは付いて来るw

(↑ これはジョージ・ベンソンのポップ系の代表アルバムの一つの20/20 非常に良い曲ばかりなんで是非聞いてみてください)

しかし、このTwenty-Twentyは、個人的にはブロックエディタありきのデザインにも思えていて、クラシックエディタで未だに記事を書いている自分のサイトをレビューをこのデザインで見たら、結構笑った。

本家のサイトは「本家」と名乗る位、Hueman の有料のデザインを使っていて、これが高機能すぎて今のところは変えるつもりは全くないけども、しかし、このサイトはTwenty-Twenntyにおいても、いつも海外のデザインに多いように記事の題名が化け物のように巨大化する以外、それほど問題無いように見えた。

本家の場合、

メニューは何とかしないといけないけどもw

記事の部分は特にきれいだし、このフォントの設定の仕方は「濃いめ」でいいよね。

しかし、これがこちらのサイトになると、色々と暴れまくっているw

自分のところの関連記事表示は、現在両サイトで公式プラグインのJetpackを使っているけど、その表示だけが思い切り左寄りになっているしwww

Jetpack関係のデザインは、必ずと言っていいほどCSSやテーマのfanctions.phpをいじくって整えなくてはいけないのが常で、だから、何と言うか、Wordpressが「美しいサイト作り」とか口にする度、「マジでそれ考えている?」とか言いたくなるのも嘘じゃないw

それに、このデザインは記事に写真が無いサイトには全く向かないようにも思う。写真が無いと、超絶寂しいデザインに見えてしまうように感じている。
 

今回のアップデートにはセキュリティ修正とかは無い?

デザインとかはそれぞれ思う事をやればいいだけで、しかし、今回はセキュリティ関係の修正とかが全然含まれてない事が個人的には少し気になる。

最近はデザインより何よりセキュリティが一番大事に思えていて、その修正が無いと不安になる自分もどうかしている。

そして、もう一つ。PHP7.4への対応にもWordpressは既に取り掛かっていて(今回のアップデートでも殆ど対応済みで11/28最終リリース予定)、自分の両サイトは既にPHP7.3で運営しているけども、PHPのバージョンがアップするとWP本体と言うよりプラグインに問題が出る事も多くて、必ずと言えるくらい何かしらその対処が必要になる事が多い。

その為、既にWPが7.4に対応しようとしている事を宣言する事により、プラグイン等の製作者の人にもその対応を促しているのかもしれない。
 

今のところ自分のサイトでは問題なし

一昨日くらいからこのWP5.3のアップデートに合わせて多くのプラグインのアップデートも来ていて、本当にプラグインの製作者の皆さんもお疲れさまです。いつも感謝しています。

そして、自分の両サイトは無事に5.3にアップデートしたけども、お陰で今のところは不具合とかは無いように思う。

正直にブロックエディタを使わない人には何が変わったんだかわからないアップデートにも感じるけども… あっ、一つクラシックエディタでも変化があった。

自分の場合は、ビジュアルエディタも嫌いで(行間とかすぐにおかしくなるイメージしかないw)、本当に普通のエディタとプラグインのAddQuickTagだけで超クラシックな方法で記事を書いている。

そしたら、普通のエディタ画面が…。

色が変わって可愛くなっていた!w

この色は、ユーザーページで指定できるWordpressの管理画面の配色によって変わるようだけど、5.3においては自分にとってはこれが一番大きな変化かもしれないw

 

11/14追記: WP5.3アップデート後に現在認識されている問題

"W3 Total Cache"と言う人気プラグインを使用している場合、WP5.3にアップデートした時にエラーが出ていたそうで、しかし、WPの公式のフォーラムでこの問題が多数報告された後、このプラグインのアップデートで修正出来るようになった。

先にも書いた通り、自分のサイトでも幾つかプラグインを使用しているけども、WP5.3にアップデート後も何も問題は無いんで、この更新でサイトがエラーを吐く場合、プラグイン由縁のの問題をまずは疑ってみてください。

公開日 カテゴリー Wordpressタグ

About Makoto

TESシリーズ(Skyrim、ESO等)のファンサイトを運営。しかし、本性は音楽geek(soul,Funk& Jazz他)、中学2年の頃からプログレ・バンドで鍵盤系をやってました。Wordpressは2007年からの古参。 Home:  Rolling Sweet Roll

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