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ケン・ブロック氏が亡くなったと聞いて(合掌) 故コリン・マクレーとケン・ブロック

正月早々にいきなり悲しいニュースが飛び込んで来ました。ラリーとジムカーナで大活躍していたラリードライバーのケン・ブロック氏がスノーモービルの事故で亡くなったと言う事で…合掌。正直にこれを聞いた時、F1の7回のチャンピオンのミハエル・シューマッハのスキーでの事故や、ラリーの大スターであったコリン・マクレーの死を思い出した。

モータースポーツファンとして心よりご冥福をお祈りします。

F1ではいつもはホンダばっかり言っているけど、自分の正体は実はスバリストで、スバルラリー全盛期の頃のボクサーエンジン(ガソリンめちゃ食い、メンテの金もメチャ食い)の車を大事にする一人であって、当然それはラリーの影響です。

ケン・ブロックは有名になりだした頃にスバルの車に乗っていて、その後、フォードにチェンジしたけど、去年再びスバル車に戻り、残念すぎてため息しか出て来ない。

ケン・ブロックは間違いなくアメリカでのラリーやジムカーナの人気を牽引して来たけど、アメリカではラリーの人気と言うのはかつで全然なかった。欧州ではラリーの歴史はすごい長いし、ダバダバダバの音楽で有名な「男と女」(1966)の映画のワンシーンでも男の役柄がレースドライバーと言う事で歴史あるモンテカルロラリーの一場面すら出て来る位で、ラリーの歴史は1911年、このモンテカルロ・ラリーからスタートしたと言う。

ラリーはそれから様々は名車と伝説のドライバーを生み続けて、高速を競うワンシーターのフォーミュラーカーとは違う尺度のモータースポーツの位置を確立していく。ラリーにおいては、日本のメーカーは輝かしい歴史を残して来たし、三菱重工、スバル、トヨタ… 全てがWRCと言うラリーのトップカテゴリーで優勝を残して来た。

しかし、欧州と日本では人気のラリーでも、実はアメリカでの人気とはイマイチで、アメリカと言うのは本当にこういう側面は世界(欧州と言うべきか)に同調してない国で、ワールドワイドな人気を誇るサッカーですら十数年前かそれ以上前は全然人気じゃなくて、F1と言うモータースポーツの最高峰カテゴリーでさえ、アメリカのインディやNascarに比べれば人気がなかった。アメリカの外の国から見れば、彼らはアメリカ独自のスポーツを独立独歩で楽しむような傾向がものすごい強い。そこにケン・ブロックが現れて、アメリカではマイナー人気しかなかったラリーが大人気カテゴリーになった。

個人的な意見を言えば、モータースポーツにおいてアメリカと言うのは全てが"大味"と言うか、良い言い方をすれば"豪快"、何にでもパワーのあるエンジンを乗っけてはドラッグレースのような爆速競ってみたり、Nascarでは車重のクソ重いストックカー(市販車)に高馬力のエンジンを積むとか、トラックでレースしてみたり。インディとて市街地コースがあるとは言え、基本はオーバルコースをワンシーターのフォーミュラーカーのようなもので時速300km平均でグルグルと200周するとかwww 

これは、アメリカでのトップカテゴリーのNascarの動画だけど、実はトヨタのNascarに携わる知り合いが居て、彼とは自分がルマンが好きな事で知り合ったけども(自分が学生の頃)、個人的には当時トヨタとNascarと言うカテゴリーが頭の中でなかなか結びつかなかった。しかし、彼が言う事ではトヨタがこのNascarに挑戦したのは(既にトヨタはラリーのチャンピオンを獲得していた後)間違いなくそれはアメリカで最もファンが多いカテゴリーであって、トヨタのアメリカでのマーケット開拓が大きな目標だったと言っていた。その時、トヨタのNascarの人に「ルマンには再挑戦しないのか?」と聞いたら、「それが会社にどれだけメリットあるのか熟考中」と言う事で、その後、トヨタがルマン24時間で5連覇を達成しマツダ787Bに次ぐ日本メーカー悲願の優勝まで手にした事は言うまでもないw

こんな事を言ったらアメリカのモータースポーツファンは激怒するかもしれないけど、だから、アメリカのモータースポーツと言うのは細かいアクセルワークとかブレーキテクニックとか無縁のようなモータースポーツに思える時があったし、しかし、ラリーと言うのはその完全に対角線にあるようなもので、その度に違う悪路の状況を読み取り、ドライバーとコドラのチームワークでどこまでが限界なのか? 細かいアクセルワークとブレーキテクで限界速度ギリギリで攻めて行く。(限界越えたらクラッシュやスピンが待っている)

そもそもアメリカのラリークロスの公式団体が出来たのが2018年と言うんだから、アメリカでラリーがいかに遅く花開いたかを物語っていると思うし、これは何度も言う通り、本当にケン・ブロックの人気がアメリカのラリー人気を牽引したと思うし、後に色々な車の映画も出来たけども、ケン・ブロックのラリーをアメリカに浸透させる貢献は本当に大きかった筈。

これはケン・ブロックが全盛期とも言える時に撮影されたスーパーテクニックの動画。彼のドライブはラリーなのに華やかな感じにさえ思えて来る。
 

コリン・マクレーとケン・ブロック

実は、スバルはもう一人の世界的なラリー・ドライバーを失っていて、コリン・マクレーと言うスコットランド人ドライバーで、スバルは彼と最初のWRCの世界タイトルを獲得する事になった。スバルにとっては忘れがたいラリー・ドライバーで、しかし、彼も2007年にヘリコプターの事故で39歳の若さでこの世を去った。

ケン自身の話しによれば、マクレーはケン・ブロックのラリー・ヒーローの一人で、大きな影響を受けたと言う。当時のアメリカは前述のようにラリーは全然人気なくてテレビでもやってくれないし、ビデオを借りてそれをケンは見ていたと言う。

この動画は、2020年、ケンがコリン・マクレーの思い出を語るトップ・ギアのもので、実はマクレー(1068年生まれ)とケン・ブロック(1067年生まれ)は1歳違いで、ケンの上が1歳年上だったりする。そして二人はXゲームでも何度か対戦したりラリーで交友を深めていったらしい。

この話しで個人的に「えっ?」とか思ったのは、ケン・ブロックがコリン・マクレーの訃報を聞いた時、彼は自身とその友人で立ち上げた靴メーカーの仕事をニュージーランドの雪原でしていて、スノーボードの人たちと車の多分撮影をしたと言う。ケン・ブロックはマクレーに死に打ちのめされたと言うし、その後、マクレーの家も訪ねて事故の一部始終を家族から聞いたらしい。

まさかその16年後にマクレーの訃報を聞いた…雪の中でケンも天国に逝くとか…何と言う事なんだろう。

同世代で、ラリーの人気に大きく貢献した二人が既に60歳のずっと前に亡くなる…とか、そして二人ともが、非常にクラッシュとかが多いラリー中に亡くなったのではなく、ヘリコプターの事故やスノーモービルの事故で亡くなる…とかね…。もう二人で仲良く天国でラリーしてほしい。車はスバルでね。

これは、ケン・ブロックとマクレーのXゲームの古い対戦の動画だけど、最後にマクレーの方がやらかすのがすごいマクレーっぽいと言うかw

マクレーは自分のリアルタイムヒーローでは無いんだけど、スバルのラリーを愛するとこの話しに辿り着くし、コリン・マクレーは「マクラッシュ」と呼ばれる豪快なクラッシュが有名で、アメリカ人はこういうクラッシュとか"やらかし"が好きで、マクレーも亡くる前、アメリカのXゲームでその豪快な走りで人気を博す事になった。

すっごい悲しいけど、天国でラリーを続けてくれる事を祈ってます。しかし、寂しすぎる…

公開日 カテゴリー Motorsportsタグ

About Makoto

TESシリーズ(Skyrim、ESO等)のファンサイトを運営。しかし、本性は音楽geek(soul,Funk& Jazz他)、中学2年の頃からプログレ・バンドで鍵盤系をやってました。Wordpressは2007年からの古参。 Home:  Rolling Sweet Roll

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