ESOの今週のLiveサーバーの定例メンテナンスは今日予定されていますが、次期アップデート43(8月19日スタート予定)のPTS(テスト用サーバー)は昨晩よりスタートして、そのテスト用の最初の暫定パッチが来ました。
既に先週のESO Liveで話があったようにインフィニティ・アーカイブ(保管庫)に追加の要素がある事、ホームツアーについても書いてあるものの、個人的には戦闘調整が久々に興味深く写っています。気になる部分だけをさらっと書いておきます。
目次
次期アップデート43の戦闘調整について
いつも通り、自分はPvP視点でしかESOの戦闘を語れないんだけども、まず、長い事と言うか去年か一昨年に吸血鬼の能力が刷新されて以来、PvPで君臨して来た吸血鬼パッシブのNerfがようやく決定したようです(みんな笑っているだろ? w)
吸血鬼「不死(Undeath)」のパッシブのNerf(追記あり)
日本では、PvPにおいてどれ位の人たちがこれを問題視していたか知らないけども、海外のPvPスレッドでは「超問題」として一部のファンから扱われて来て、そのパッシブ効果が欲しくて吸血鬼になった人も多かったと思います。
このパッシブの英語名では「Undeath」と言われていて、日本語だと「不死」?
吸血鬼のステージ3になると失ったダメージに応じて30%までダメージをカットしてしまう超強力なパッシブです。だから、最近のPvPで多くの人が死なない(TTKの延長)現象をこのパッシブは後押しして来たし、中にはボールグループのグループヒールよりこのパッシブの方を問題視する人も居た位です。
しかし、自分がこれについてあまりうるさく書かなかったのは、どのプレイヤーのキャラクターも吸血鬼になる事でこの能力は簡単に得れるし、だから、特定の人たちだけが得するものじゃなくて、そのパッシブが必要なら「吸血鬼の見た目が嫌だ」とか文句言わずに吸血鬼になるだけでOKだったからです。
自分の場合はキャラを絶対に吸血鬼にしないから、確かに吸血鬼プレイヤーとの30%の被ダメの差はメチャクチャ大きいんだけど、自分のキャラは回復技も使えたり、ボールグループとソロで戦うマゾでもあって「おい、吸血鬼にもならずになんとか吸血鬼と戦っているじゃん!」とか、そういうマゾい非吸血鬼プレイヤーもシロには沢山居たように思えてますw
しかし、アップデート43からはPvPで絶大な効力を誇っていたアンデスの被ダメ軽減の効果が、最大15/30% から最大5/10% に低下します、低下する代わりに今まであったステージ3と言う指定はなくなり、だから、どのステージ進行でもこの5%と10%の効果は得れる… と言う事のようです。
アンデスから得ていた被ダメ軽減を多くの人は今度はどこで得て来るのか? (みんなでノルドになるか?www)
正直にシロディールやPvPのTTK(キルまでの所要時間)をかなり上げていた要素がなくなる事は個人的にはおめでたい事でございます。
==== 追記: 英語公式フォーラムの反応 ====
ここで何人かの人が吸血鬼のアンデスのNerfに感謝してるけど、しかし、ここに書かれているのは感謝だけではありませんwww
ZOSの戦闘調整とはいつドカーンと大きなNerfが来るかわからないのが常で、しかし、アンデスについてはこのNerfにより自分一人が弱くなるわけではなく、あなたのアンデスがNerfされたと言う事は周りのプレイヤーのアンデスも全く同じ… と言う事を忘れずにw 個人的には敵よりテンコモリのバフとかセット効果とか積むより、なんか少し足りない状態で強い方が良い… とか思っちゃうんだけど、人にはそれぞれ好みがあるしね。
シロで蔓延する属性崩壊のうざい効果がなくなる
この調整もめちゃ嬉しいんだけども、シロディールでうんざりするほど蔓延したヴァテシュランの攻撃の杖。そのせいで属性崩壊の技が飛び交っていて、問題はそのダメージじゃなくて、7.5秒ごとに入って来る属性エフェクトがステルスや隠密をすべて暴き出してしまう事。属性崩壊に一度攻撃されるだけで、30秒の間、数秒毎にステルスや隠密が無効になるし、その状況下で逃げようとしても相手を倒さない限り、殆ど敵から逃げれない状況に陥ります。これが次のアップデートから無くなって、ステルスも隠密もOKになります。
いや、ここには書いてないんだけども、この杖にはPvPにおいてもう一つ超面倒な側面があって、属性崩壊のティック毎に騎乗動物のスタミナをどんどん減らしてしまう事で、あっと言う間に騎乗のスタミナが尽きて馬から叩き落とされたりします。
だから、ガンカーはこの杖を持っていつもシロのどこかで待ち伏せしていて、敵プレイヤーが来ると属性崩壊で攻撃してくる。それをされたら、ナイトブレードでさえステルスで逃げるのも難しい場合があるし、騎乗に乗っている場合はすぐに馬から落とされて殺される事が多発して、だから、ヴァテシュランの杖と属性崩壊の組み合わせは、マジで最もガンクプレイを助けていた一つでした。PvPだから色々なスタイルのプレイがあって良いんだけども、これはあまりにも一方的にガンクを助ける組み合わせだっただけに、こういうので敵プレイヤーを倒したところで「強い・弱い」とか語れない事も覚えておくべきでしょう。
クラス調整 ウォーデンの調整について(追記あり)
それで、今回はナイトブレードのスキルラインの技が整理され直されるようで、例えばブラーが暗殺のスキルラインからシャドウに移ったり、また、不遇と言われ続けているネクロの技も大きく調整が入ってます。ナイトブレードとネクロをプレイする人はこれは注意して読んでおいたほうが良いかもしれません。
ドラゴンナイトだけがバグ修正も調整もないんだけども、そういう中で個人的に注目するのはウォーデンの調整です。当然、PvP視点です。
ウォーデンと言うとPvPやシロディールでも非常に死にづらいクラスで、回復も得意と言う理由からボールグループにも多く組み込まれていたりもします。そのウォーデンのアークティック・ウィンドの変異のアークティック・ブラストに手が入ります。個人的にはもう一つの変異のHPで回復の大きさがスケーリングされる「ポーラーウィンド」も何とかしろよ… と思ったりもするんだけども、新しいアークティック・ブラストは、回復と攻撃が同時に発動はしないようで、術者の周りにスタンするような敵が居ない場合、回復が行われるようです。DoTダメージも21%もカットになると言う事。
なんかZOS(多分ブライアン氏)の言う事では、回復、CC、ダメージがあるこの技は強すぎたような感じで、回復と攻撃、タンクのロールを少し線引したかったようです。要するに万能すぎる事はプレイの難度を下げすぎてしまう。
今回ウォーデンにある変化はアークティック・ブラストだけではなく、実はパッシブのPiercing Cold(貫く冷気)にもあって、去年このパッシブは氷の杖を装備していると12%のダメージアップを得れるように変化したけども、今回はキャラのHPの高さで効果が変わります。
- 最大HP 3万以上 ブロックできるダメージを 6/12% 増加
- 最大HP 3万未満 与えるダメージが 4/8% 増加
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これを見た時に吹いちゃって(申し訳ないすw) いや、これはPvE視点なら普通にタンクとダメージディーラーで効果が違う…と言う画期的なものになるはずだけど、PvPでは結構笑えるように思えてます。多くの人たちが知っている通り、今のシロはHP3万以上と言うのがスタンダードで、だから、アップデート43以降はPvPではウォーデンの殆どがブロックの恩恵しか受けれないだろうし、古いプレイヤーの中にはブロック(防御)が上手い人も沢山いるけど、最近のシロは遠隔攻撃が主体の傾向からブロックを疎かに考えている人も多そうだし、規模に関係なくグループの傾向は防御している暇あったら回復ガンガン入れちゃえの方向性だし。
そういうわけで、ウォーデンはこのパッシブから高い攻撃力を得ようと思うともう氷の杖を持つ必要はなくなり、攻撃力の為に用意すべきは低いHPであり、これによりどんな武器とスタンスでウォーデンは戦い出すのか、少々興味があるところです。個人的には、ウォーデンから万能化を少し奪う形のこれはNerfに思えているし、ウォーデンをなんでこんな気にするか? と言うと、自分が入院した頃パクトに最も多いクラスはウォーデンだったからです。
シロディールの言葉を聞いていると、キル取ったクラスが一番話題になるけども、実際は、縁の下の力持ちクラスやビルドも沢山あって、多くの人が忘れている事は、一時1vs10がシロにおいて壊滅的に難しくなり、殆どの有名プレイヤーでさえグループで走り出し、それが意味するのは色々なクラスの技をうまく組み合わせて使えたところが一番強いのが今のシロの強さの現実。そういう中でウォーデンと言うクラスは派手にキルを取りまくるような事はないけども、本当に回復が強くて5-6人のグループにウォーデンが2人混じっているだけで、自分は仲間に「hard to kill them」と言って仲間を引かせる事があるくらいで、そのウォーデンにこういう形で手が入った事は、どの位の影響力になるのか非常に興味深いところです。
==== 追記: 英語公式フォーラムの反応 ====
実はネクロマンサーの変更の評価はすごく良くて、以下のスレッドを読んでみてください。
ネクロは不遇の時代が少し続いていて、しかし、今回は良い評価で良かった良かった…と言う感じです。
しかし、一方でウォーデンの戦闘調整については賛否両論で、この調整を面白いと言う人も居れば、当然のようにウォーデンをPvPで愛用して来た人からすれば不満があるし。
最近はどうかわからないけど、資源の塔とか砦に壁の中で2-3人で走っている奴らの殆どがウォーデンを含んでいて、そして、こういう死にづらい面倒なタイプに対して味方も戦おうとしない人も居れば、最後まで決着つけてやろうと思う人も居れば、しかし、これらのウォーデンはもうまじでチートやってんじゃないかと思う位死なない面倒臭い連中ばっかりw 多分チートしてないと思うけどウォーデンはそういうビルドが可能と言うか、そういう死なない面倒なウォーデンに何度も挑戦して来た人たちなら、今回のウォーデンのNerfを喜ぶと思ってますwww
パクトでもゾーンリーダーをやりたがる人はウォーデンのクラスが多くて、DKの自分達から見れば、正直にPvPのウォーデンについては、「殺される気もしないけど、殺せる気もしない」と言う存在だと思っております。いや、今はウォーデンに限らず、どのクラスと対峙しても戦いが膠着してしまう事が多いんだけどもwww それで今日フォーラム見ていたら、元パクトのソーサラーやDKが得意なある古い御仁が「自分も今後はウォーデンをメインクラスにしようと思っていたのに、Nerfされた」とか言っているわけ。「えっ?」みたいな。
つい先日まで「本物のソーサラー」とか「偽物のソーサラー」とかフォーラムで言っていた人が、なんで今後はウォーデンがメインクラスなの? とか。その人の積極的な戦闘フォームがウォーデンと全然結びつかないような気すらして来るし… いや、しかし、今のシロはそういう場所になっているのかも。そこにウォーデンの調整が来たのは興味深い事です。
それ以外にも色々とパッチには書いてあるけども、それに書記の魔法も色々と変化があって、しかし、こんな一杯ある変更をどう纏めればいい?www
興味深いのは、書記システムの祭壇が帝都とシロディールに置かれるとか、色々書いてあります。
今日はこの辺りでやめておきますが、いつもの通り、テスト用暫定パッチは8月5日まで来る予定で、今後も色々な追加の調整が来ると思ってます。
おーついにUndeathナーフされるんですか、このスキルはほんとナーフしろしろ言われ続けてましたからねえ
おでんの変更周りもそうですけど相手の防御力下がってくれるのほんと大歓迎ですよ
もろろさんへ
こんにちは。アンデスのNerfはやっと来た… と言う感が強いですよねw と言うか、ZOSの戦闘調整のペースはいつも超遅くて、緊急修正を要するチートとかエクスプロイトで無ければ、調整の要望が出てから約1年近くして再調整されるのが常で、ZOSもそれを殆ど認めているところもPvPのプレイに最近は希望が持てなくなる要因の一つかもしれませんねw 「この調整のまんま、また1年待つのか…」とか、だから、調整がどこに転がろうと取り敢えずPvPで「死にづらい」と言う部分で安定するウォーデンに人々が走りたくなる理由もわからなくないですよねwww
こんばんは
アプデのまとめ有難うございます。
いやーついに吸血鬼の不死に下方修正が入りますか。ロールプレイ上ではマグナスとアーケイ信奉者なんで吸血鬼が大嫌いな自分にとってはもう大歓迎ですよwおまけにウォーデンにも下方修正とは喜ばしい限りですね。タワーグルグル城の外周グルグルマンはもうほぼこいつらな訳で死なないんですよwなのでお手軽に強くはならない方向へ持っていくのはどんどんやるべきですね。
それとは逆にネクロは全部上方修正ですね。おもくそ下げて粗大ゴミにしておきながら今更上げるという0から100みたいな極端さがある意味凄いですね。この辺からZosのエアプぷりが見て取れます。
あとテンプラーは地味にサンスフィアが10秒に伸びてますけどこれは多分新クラスセットとの兼ね合いじゃないですかねぇ。新クラスセットはおそらくパンチングスイープの強化用でしょうw
新クラスセットではDKのもよさげじゃないですかねどうでしょう。軽攻撃するだけで炎Dotのおまけが付いて重攻撃で炎爆弾爆発とか決闘者達には面白そうな気もしますが。
名も無き兵士さんへ
こんにちは! 覚えている人も多いでしょうが、実はネクロのクラスと言うのはPvPデビューの時からものすごい殺傷能力を持っていたクラスだったですよねw 同じく新クラスとして登場したウォーデンとアルカとも全然違って、集団キルがPvPで簡単に取れるクラスで、最初はゴリアテ(ult)がバグでぶっ壊れていて巨人に変身するだけでボンブ並に複数の敵プレイヤーの殺戮が可能だったし、その後も墓荒らしのシナジー瞬殺技(ハーモニーの旧アクセ効果付き)で君臨したし、闇の収束登場後は、ネクロの氷の巨人のultとの組み合わせで最もそのセットからの恩恵を享受できたクラスでした。多分、今までのシロの歴史においてもナイトブレード(ボンバー)の次にPvPで多くの集団キル数を取ったのがネクロのクラスにさえ思えるし、ZOSはそういうバランス崩壊したネクロのクラスを「今までで最もよく出来たクラス」と言ってしまって、最終的にはネクロから全部羽をむしらなくてはいけなくなったように見えてました。あまりにも極端な繁栄と衰退を辿ったクラスでしたよねwww またそうならない事を祈るばかりですが、新しいパッチが楽しみですね。
ちなみに自分はアカトシュとノルドらしくキナレス信者です! アカトシュ信仰はスカイリムの影響じゃなくて、TES4の王者のアミュレットを壊してアカトシュ召喚してデイゴンからタムリエルを守ったセプティム家(タロスの血筋)最後の一人マーティンの影響ですw
こんばんは。
まとめありがとうございます。
前回のネクロの変更では生贄はめんどくさくて使えないし骨爆弾は戦闘中しか使えなくなるで実質ナーフだったのでマジカネクロ正直どうしようかと思ってました。
骨爆弾が直るのうれしいですし、他のアビリティもデバフ盛り盛りで使用感がどう変わるか楽しみですね。
私はリソース管理下手なので消費が増える吸血鬼はあまり使いこなせてなくて不死ナーフは正直ありがたい気持ちが多かったり。
といっても自分もNBはスタミナもマジカも吸血鬼で不死がナーフされてもダークストーカーが必要なので吸血鬼のままだと思いますがステージどうしようか考えちゃいますね。
氷ダメージ増のパッシブがヘルス3万以上だと貰えないのは氷ウォーデンもPVPで使ってる身としてはかなり厳しそうな予感はありますね。どうなることやら。
書記でシールド回復つけてたりしてヘルス3万未満の氷コンセプト維持でいけたりしませんかねぇ。
あと個人的に気になるのは構造乱雑の対ステルス性能がなくなるのとアルカニストのフレイルの処刑効果がなくなるのとソーサラーのクラス装備のペットがいないときにモンスターへのダメージと回復量+15%ってあたりでしょうか。
エンジョイ勢さんへ
こんにちは! 本当に以前のネクロの調整はおかしかったですよね。そこまで弱体化する必要ないのに… とか、それで本当にネクロのクラスがシロから殆ど消え去ったし、アルカに移行させる為にネクロを暫く放置していようにも感じる事がありました。
どうでも良い話なんですが、自分のPvPの周りでは女子プレイヤーがネクロを使用している事がマジで多くて、ネクロの女子率の高さが今でも不思議だったりしますwww
ウォーデンについては、多くは死なない個人とかウザいキャラが目立つ傾向がありますが、実際のところボールグループで多くのウォーデンが使用されていて、これはボールグループの壊滅の難しさを支える根幹になっている場合もあります。敵が使う回復技と言うのは活力以外エフェクトが見えないので、ボールグループの回復量と言うのは慣れている人が見ない限り殆どわからずじまいで、今度の調整でボールグループを構成するクラスが今までとは少し変わるのか、個人的にはそれが気になっています。