先月の集計が終わりもう10日も経ちますが、31日の夜からこの記事を書き始めたものの実は風邪をひいて遅れた事をお許しください。
最近のPvPは色々な出来事がありまして、3月の終わりの週には「復讐キャンペーン」と言う名前でシロディールのテストが行われ、全てのキャンペーンの人が一つ場所に会する事になりました。その影響なのか、4月のグレイホストのキャンペーン(実は今月もその傾向あり)は、プライムタイムではいつもポップロックになっていたブラックリーチが今はガラガラで2バーくらいしか居ないし、プライマリーのグレイホストに全てのシロディーラーが集まっているような傾向があります。
それで4月の結果ですが…
アルドメリの皆さん、おめでとうございます。そして、全ての陣営の皆さんも一ヶ月お疲れさまでした。実はアルドメリの優勝は去年の10月以来で、去年の9月10月と連勝して以来の優勝となります。ここ1年で見れば、結構勝っているとも言えます。
アルドメリの逆転
しかし、アルドメリにとってはこの4月の優勝は去年の優勝とは内容はかなり違っていた筈で、去年の優勝は元DCに居た「皇帝を争う一団」がアルドメリにやって来て、彼らは皇帝争いの熾烈なAPを稼ぎを1日中寝ずに行い、その陣営ポイントをアルドメリは堅実に守って優勝する事になりました。(今、この熾烈な皇帝争いはDCに移ってます)
しかし、4月の優勝は、2014年からある超古参のギルド3つがこのアルドメリの優勝を牽引したとも言っていいし、5月もその傾向が続いています。また実は4月のキャンペーンの最初にDCが数日で大差のリードを持つ事になり、アルドメリはそれに追いつく為にナイトキャップよりローポップボーナスを多用したというべきかもしれません。この辺りのコントロールは非常に利口なギルドが幾つかないと出来ない事です。
ナイトキャップで全てのマップを取っても毎時の陣営ポイントは280ポイントにしかならないし、ローポップボーナスが付いている時にもし殆どのホームを維持できれば毎時の陣営ポイントは350ポイントくらいになります。
しかし、人口が少ない状態で全てのホームを維持する為には、当然のように非常に高い戦力が必要で、日本時間で言う夕方の午後4時前後くらい、ローポップボーナスが付くと10人くらいのアルドメリのボールグループだけがシロに残ってホームを守ります。印象的だったのは、この居残り担当を実は代わりばんこで色々なギルドグループが担っていた事で、こういう陣営内の協力があってアルドメリはじわじわと当時1位で3000ポイントリードで栄華を誇っていたカバナントを食って行く事になりました。
これについては、ある意味でアルドメリにどんだけギルドの組織力があるのか見た瞬間でもあったし(昔はアルドメリはこういう組織力は非常に高かった)、パクトなんて同じ事をやりたくてもソロが多かったり殆どのギルドが定時しか動かないのでとても真似できる作戦ではありませんでしたwww
今月は、アルドメリはずっと1位の為、1位の陣営はどんなに人口バーが低かろうとローポップボーナスは貰えない仕組みなので、その代わりに相当大規模なナイトキャップが行われている状況です。例のどの陣営に居てもナイトキャップ脳しか持たない「あの人」が今はアルドメリに居るしね。
コンソール組が牽引したカバナント、しかし2位転落…
カバナントは、4月の前半は24時間皇帝争いのグループが常駐して、そして後半、彼らが殆ど陣営の為に動かなくなった事が2位に転落する大きな原因になりました。
キャンペーン初期の写真がこれくらいしか無いんだけども…
これが開始3日目の写真で、この時点で既にパクトは負けが決定みたいなwww いや、ある意味で、カバナントとパクトのポイント差が普通と言うか、それくらいカバナントの人たちは一日中動き回ったし、アルドメリもローポップをうまく使う事が出来なかったら、パクトと同じ運命を辿っていたでしょう。と言うか、アルドメリとてローポップがもらえるほど、カバナントは最低でも3バーくらい保っていたと言うべきかもしれません。にもかかわらず、カバナントは最終的に4000から5000ポイント差で2位になると言う劇的な結果を辿る事になりました。
一体何が起きたのか?
これは先に書いた通り、カバナントではコンソールサーバーから来た人たちが狂ったようにいつも皇帝争いをやっていて、パクトも2023年に常勝集団に戻った時、ものすごい数のコンソールサーバーからの移住民がやって来て、数ヶ月皇帝争いをしていた事がありました。当時、パクトの半分以上の人が入れ替わったと書いたけど、なぜかコンソールから来た人たちは皇帝争いをするのが好きなようで、その争いがいつも激化、2023年ではパクトの皇帝がAPチートでBANされた事さえありました。
だから、キャンペーン開始直後のダッシュの皇帝争いと言うのは、APを稼ぐ為と皇帝リング(皇帝に必要な6つの砦の輪)を完成させる為に陣営に多大なポイントを与える事も多くて、パクトが最近スタートダッシュで置いて行かれるのは、既にこういうスタートダッシュの皇帝争いがパクトでは殆ど起きていない事も意味するかもしれません。
(余談)コンソールサーバーからPCサーバーに移住する人々
これは余談だけども、なんで今さらコンソールからPCに来たいのか? PC版を最初からプレイしている我々にはなかなかわからない問題です。
一つは、コンソールでプレイしていたお子様プレイヤーが大人になってゲームPCを持てるようになった可能性もあるし(とりあえずこのゲームは年齢制限がある筈なんだけどw)、あともう一つ、コンソールとPCの大きな違いは「アドオン」の存在。だから言い換えれば、コンソールからPCに来た人たちの殆どの目的は「アドオンの使用」と言ってもいいように思えてます。
コンソール組について、先日発表されたリッチ・ランバート氏とマット・フィラー氏のインタビューにあったんだけども、コンソールでESOをプレイしている人口はPC版が比じゃないほど多いそうで、それでどちらのプレイがうまいか? と言う事について、モロウィンドのDLSがスタートした頃、テストとしてコンソール組とPC組のPvPプレイヤーを招集して同じサーバーで戦ってもらったそうです。そしたら、全てを殺して最後に残ったプレイヤーはコンソールのコントローラープレイヤーで、これにはZOSのスタッフも大変驚いたと言ってました。
個人的にはこれにはかなり納得するし、既に自分は何人もの元コンソールの人たちと戦って来て、実は、1年前くらいにコンソールからあるボールグループがアルドメリに引っ越しして来て、このグループがアゴニーとかプルとか全然使わないんだけど、もう天然的にメチャクチャうまい。「こりゃ上手いわ」とか褒めまくっていたら、今、パクトにその一部のメンバーが来てくれて、若い子どうしでグループ組んで活躍してます。
って言うか、コンソールのアドオン無しのボールグループのプレイがどんだけPC版と違うか考えた事がありますか?
まず、前にも書いたかもしれないけど、PVEにおいては、神殺しの称号をコンソールの人たちが取れたのはアドオン使用しているPC版の約1年後と聞いています。
それに、PC版のボールグループの運営側の動画を見た事がある人なら知っているだろうけど、かなりサイバー的なディスプレイ。と言うか、多分試練のグループも同じなんだろうけど、仲間のバフや回復、そしてDOTとかそういう時間管理みたいなのが画面に所狭しに並んでいて、こんなものを見ながら動き回るボールグループを本当にプレイできるのか? と思ったし。実はボールグループが居るとゲームが重くなると言うのは、技のスパムとか言う以上にグループがメンバーのデータを取得する為のアドオンとサーバーのやりとりが余計に加わるせいじゃないか? と考える事もあります。
こういうものがコンソールのボールグループとかにはないわけですよ。自分もPC版でありながらPvPのアドオンを全く使用していない一人だから、そういうプレイは殆ど反復練習から得た勘と技術だけが頼りなのは認めるし、実はコンソールプレイヤーと言うのは、こういう地道な努力を積み上げて来た人たちと思ってます。
だからこういう事を書いたらPC版の人は怒るかもしれないけど、日本時間の夕方あたりにシロディールに行くとコンソールから来た腕自慢が一杯走ってて(殆どがDC)、PCのプレイヤーはこれらに殺られっぱなしと言う事がよくあります。なんて言うか、PC版ではもう旬が過ぎたようでシロで、アドオンありのシロがプレイしたくてやって来たコンソール組とPvPに疲れたようなPC版プレイヤーじゃなんかモチベも全然違うと言うかね…www
しかし、こういうコンソール版の彼らの難点は、当然なんだけどPCのグレイホストから見れば「新参者」で、どこかの陣営に属していてもその陣営と殆ど人間関係が出来ていない事で、この人間関係と言うのが、実は陣営の為に動いてくれるかどうか? に大きく影響します。
2023年、パクトもコンソール組と上手くやれるようになるのに6-7ヶ月掛かったし、それまで彼らが陣営の勝ち負けに関係なしにアレッシアの橋に常駐しつづけて困った時代もありました。
だから、4月のDCもこういう部分にかなり翻弄されていた筈で、例えば、日本時間にもろに彼らの元サーバーのコンソール機の名前を持ったDCのボールグループがあったんだけど、カバナントのスクロールがアルドメリのブラッドメインとブラックブートにあっても全然取り返しに行かないでパクトのところに来て遊んでる。アルドメリが1バーになっても取り返さず、彼らはこの自軍のスクロールのガン無視を3日続けて、うそでなくカバナントは2位に転落しました。
そうしている間、カバナントのスクロールを取り返したい人たちは何とかアッシュを奪還して南に行こうとするんだけど、それじゃなくても2バーくらいしか居ない時間帯で、ボールグループが一つ丸々それに協力しなかったらうまく行かない事の方が多いよね。そして、いつも皇帝争いをしてた人々も2位に転落したカバナントをガン無視で、本当にカバナントの忠誠者の人たちが気の毒に見えてました。
完全に同盟戦争の蚊帳の外のパクト
そしてパクトだけど、はっきり言って笑い話しかありませんww パクトの殆どのギルドが定時に来て定時に去って行くだけの公務員のようなサラリーマン活動続けているだけで(これが正常))いつも同じ10人くらいのパクトでずっと守っているだけ。だから、こんな陣営だから踏み潰すのもマジで簡単と言うか、アルドメリとカバナントが全軍でパクトの全部を奪って行って、いつもの10人でそれを取り返すような事をプライムタイム以外で細々と繰り返して、辛うじてパクトは息してたような状態でしたww
また、4月にはパクトではかなり重大なゾーンリーダーの問題を抱えていて、アルドメリから来たある御仁が自分が去年入院や病気していた頃からゾーンリーダーを始めたみたいだけど、これがプライムタイムの全ギルドと衝突… と言うか、本当にその人が正常な精神状態だったのかそれさえ謎なほどおかしく感じられる事も多くて、4月の終わりからこの人は来なくなって、その後、色々な説があります。これについてはあまり書けないけどね。
パクトの編成も数年前とはかなり大きく変わって来て、パクトも依然コンソール出身の人たちが多くて、彼らがかなり多くを占めています。一方で古いプレイヤーもかなり走っていて、しかし、有り難い事に前述のゾーンリーダーの問題以外、古いパクトとコンソールから来た新しいパクトが仲良くやっていて、3位なのにあまりそれを気にしてない人たちが集まっている… と言うのは悪い表現か?ww
今月は今の順位のまま行くだろうけど、個人的には陣営の順位とか言うより、純粋なクラスアビリティで戦う最後の月… と言う感慨の方が深いです。
シロディールに通いだして約8年、ずっとドラゴンナイトでプレイして来て、今後も純粋なドラゴンナイトのままで居ようと思えばそれも可能だけども、8年、ずっとシロのビルドもオリジナルで構築して来て、来月からどんなビルドで戦えば良いのか、その考えで頭が一杯です。
ただ一つだけ言えるのは、シロディールにおいてはアゴニーはまだ何のNerfも来ていない為、これが変わらない限り、ボールグループとの戦いはサブクラスが使えるようになるとは言え、ガンクのようなプレイ以外ではあまり大きく変わらない可能性も感じてます。どんなに自由にクラスビリティを使えるとしても、PVPではアゴニー以上の威力を持つクラスアビリティは現在は「ない」とだけ言っておきます。
次のアップデートについても書かなくてはいけないんだけども、色々な方向性も見えて来たので、その内まとめる気でいます。
追記: PTSのテストにシロの「復讐キャンペーン」テスト用に新たに専用武器アビリティが加わったようです。次のLiveテストではこれらは使用するテストになりそうです。
あと、これは復讐キャンペーンの事ではないけども、アルカやテンプラーを含むビーム全般がDOT扱いではなく直接攻撃に変更されるので、使用セットも変わって来る筈です。