早朝、ケータイからのけたたましい音で目が覚めたけど、北のミサイルがまた飛んだのか...と一瞬思った。
しかし、今日のは違って、災害警報ではあるんだけど、台風21号による河川の氾濫の警報。もっと正確に書けば、川が決壊する可能性に備えて、いつでも避難できるように準備をしておくように...と言うものだった。
...確かに自分が暮らしてるマンションの真横には川があるんだけど、今までがそういう警報も出た事はなかったし、東京の真ん中あたりで育った自分とすれば川の氾濫とか殆ど無縁だった。
いや、パートナーの兄弟が名古屋に居るけど、そこは2度ほど川の増水で避難命令が出て、それでも何事もなく終わった...と聞いた程度。
それで、朝からこの川の増水に慌てる事になり...
正直、自分はマンションの上の方に住んでるから、川が増水して決壊しても家の中にまで水が来る事はほぼあり得ないと思った。しかし、問題は1階駐車場に置いてある車で、車だけどっかに避難させた方が良いのか、何度もベランダに出ては川の水位を見てみたり、国土交通省の川の増水の数値に注目してみたり。
パートナーが何があるかわからないから、今日の昼と夜くらいの食糧は確保した方がいいんじゃない?と言い出した。
それで、コンビニに行こうと思ってマンションのロビーに降りてみた時。
その1階に4~5歳の子どもが二人居る家族が住んでるんだけど、この家族はパートナーと仲が良い人達で、そのお母さんが管理人と何かを話してる。
当然、川の増水の事だと思ったし、1階に住んでて子供が居る...となれば、自分達以上の心配をしてるだろう事は想像出来た。この日、学校とかは休みになったらしい。
「いつでも(上階の)ウチに逃げて来て下さい」とも声を掛けようとも思ったけど、それもこういう時には不謹慎に感じたりして、挨拶だけしてそこを立ち去ったけども...
しかし、それから1~2時間もすると雨の量も減って来て、川の増水も止まり、徐々に水が引き始めたようだった。お陰で、自分が住んでる地域は全く大事に至らずに済んだ。
しかし、この騒動で自分の午前の仕事はほぼ壊滅状態のようになった。