昨日はE3のベセスダのプレカンがあったにもかかわらず、日曜の朝に緊急の仕事が入って出かけなくてはいけなくなったけど、やっと今帰って来た。
確か2年前のE3の時も仕事が急に入っちゃって、すぐに記事を書いたりできなかったけど、今年も6-7月は仕事が忙しい事も多いかもしれない。
しかし、ベセスダ・ゲーム・スタジオが手がけているTES6とスターフィールドに関しては、既に今年のE3プレカンでは殆ど何も触れられないだろう事が予測されていたから、TES関係ではオンラインの後期DLCの発表に留まる可能性があった。
それで、ゲームの話しは後回しにして、仕事先で暇な時間ずっと本を読んでいたけど、ずっと読もう読もうと思いながら放置していたこの本。
自分は電子書籍が発達した今でも本屋に居るのが好きで、本屋に居ると時間を忘れて本を見て回ってるけど、そこで何冊も本を買い漁っては喫茶店とかに入って読み漁る。たまにパートナーと二人で何も語らず本に没頭している事もあるけど、二人とも本が大好きで、確かパートナーから最初に貰ったプレゼントも本3冊だったwww
百田さんが書いた本と言えば、「永遠のO」を思いだすし、第二次世界大戦中、特攻隊に所属した人々の心の葛藤や本音をえぐろうとした作品で、しかし、「カエルの楽園」は最初はグリム童話か何かを読んでいるような感じで読者を引き込んで来る。
しかし、中盤まで来ると「あれ? これって...」とか、普通にニュースとか日本を中心にした世界情勢とか気にしてる人なら、それが何かと重なるように思える場面が幾度も登場する。
カエルの世界の国防問題ではあるんだけど、あらゆる点で日本と重なる部分がある事に気付かされる(当然、作者はそれを意識して書かれている筈)。
自分はネットで政治を語る事は避ける事が多いけど、しかし、かなり作者の百田さんの考えに近いし、そしてこの本の最後で「解説」を書いてるのは櫻井よしこさん。この解説でも色々な補足をしてくれている。
最高におかしかったのは、日本の某新聞社の言い分と重なる「デイブレイク」と言う啓蒙者を気取る存在で、この辺りは皮肉な笑い無しでは読めなかった。
あんまり書くとネタバレになってしまうから避けるけども、世の中には色々な考えの人が居て、しかし、その考えに影響を与える声がデカすぎる政治家とかメディアとか、それらのミスリードと言うのが怖い。本当だったらこういうものに影響を受けない個人個人の考えを持つべきにも思うけども、それは現実、勉強がかなり必要だったり非常に難しい事で、かなりの人が「無知」を理由にそれらの影響を受ける事もある。
そして、何かを選択する時、「知識」よりも「感情」を優先する事もある。いや、知識が無いから何かの選択を迫れらた時「感情」に頼らざるを得ないのかもしれないけど、社会には「感情」を捨て去って対処せねばならない事は五万とあって、自分が感情に踊らされているのかどうか、それも正しく判断出来ないような人も居るように思える事がある。
この本を読みながら、そんな事も考えたりした。
この本はたった2-3時間で読んでしまう事になったけど(童話調の語りで非常に読みやすい)、その他にも何冊か本を買ったから、時間がある時に読むのを楽しみにしている。