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【ESO】シロディール「グレイホスト」の7月の最終集計が終わる

24日の夜中に30日渡る7月のグレイホストの最終集計が出て、どの陣営の人も皆さんお疲れさまでした。そしてパクトの仲間にはおめでとございます。

今回の7月集計の前半は「年央の騒乱」のイベントがあったりして、いつもより沢山の同盟ポイントが貰えると言う事で、頑張りがいのある一月にもなったかもしれない。

それで、今回は7月集計についてと言うより、シロディールのポイント制度の移り変わりと言うか、陣営の勝利に影響を与えて来た戦略を通して話しをしたいと思っている。
 

2018年から大きく変わったシロディール アルドメリがナイトキャップで流行を作る

前にも書いたけど、自分がシロディールに参戦した2017年頃は、敵の星霜の書なんて奪って来ても攻撃か防御が5%上がるだけで(加点がない)、陣営の勝利には何も役立たないし、それを喜んで取って来るような人たちは、殆ど嫌がらせ目的のトロールグループばかりだった。

こういうグループは敵の星霜の書を背中に背負ったままどこかの資源の塔とかに籠もって、取り返しに来た人たちを殺しまくるのが目的で、しかし、頻度としては某グループを中心にたまに行われる程度だった。

今のアルドメリの様子からは想像できないかもしれないけど、当時のアルドメリはかなりトロール色が強い陣営で、万年3位を続けながら一部のトロールグループや数人のグループが他陣営に嫌がらせをして歩いている感じに見ていたw 

と言うか、どの陣営も陣営が勝てないとなると、こういう方向に走らざるを得ない人たちもいるように思えている。自分がシロディールで本格的に活動するようになった頃、最強陣営だったカバナントとパクトが交互に優勝しているような状態で、優勝争いにはアルドメリは殆ど絡んで来る事はなかった。

しかし、2018年の前半、大きな変化があった。

そこから星霜の書の加点・減点が始まって、それまで3位常連だったアルドメリが優勝争いに普通に絡んで来る事になった。

ESOのゲームスタート当初から活動していた古いアルドメリのベテランプレイヤーがギルドを引き連れて戻って来たとも聞いているし、カバナントから幾つかのギルドもアルドメリに移籍。星霜の書の加点と減点はアルドメリを中心に新しいシロディールの戦法を作りあげる事になったし(特にナイトキャップ 他の陣営が居ない時間帯に多くの部隊を動かして他陣営の星霜の書を奪う)、このアルドメリの一部のギルドの方法を見て、誰もが陣営の勝利の為には星霜の書を奪うべき…と言うように考えるようになった。

星霜の書ブームの到来。
 

2019年のカバナントの鮮烈な勝利 彼らは殆ど星霜の書は奪わず…

確かにアルドメリのやり方は衝撃的だったし、しかし、こういう風潮の中で個人的に最も印象的だったのは去年カバナントが勝利した時の事。 

当時の記録が残っている。 ↓ ↓ ↓ ↓

2019年9月 カバナントが優勝した

この時既にアルドメリから大きなギルドがカバナントに戻ってはいたんだけど、既に流行りでもあった敵の星霜の書をカバナントは殆ど奪わず、領地拡大だけで(時にローポップボーナスも得ていたけど頻繁ではなかった)この勝利を勝ち取った。この時、日本時間で言う深夜帯は実況で有名なプレイヤーがカバナントの一部の時間の指揮をとっていたと思うけど、これは個人的には戦略と言う意味ですごい感銘を受けたし、敵の星霜の書を持っている事の「得」以上にリスクをもきちんと理解した素晴らしい戦略だった。
 

2019年にあった陣営ポイントの大きな変化(現在もこのポイント制度は継続中)

それで、シロディールの陣営ポイントの変遷を改めて見ると実に興味深い。

これは2018年の3月集計のポイントで、まだ星霜の書の加算・減点が無かった頃。

2018年の3月集計

最終集計のポイントは3万台で競われていた。

しかし、確か6月だったと思うけど、2018年の中頃から星霜の書を加点・減点のシステムが加わり、最終集計の陣営ポイントは6万台に跳ね上がる。下の写真は2019年の1月。

この最終集計のポイントの増加は、当然のように主に星霜の書の加点・減点が加わる事で増加した筈。
 

それが去年、エルスウェアがスタートして、プライマリーキャンペーンの名前がヴィベクからカールグロンティードに変わった頃には、この最終集計のポイントが更に9万から10万まで増えた。

2019年の7月の最終集計はこうなっている。

(↑ しかし、この時のパクトはひどいね。アルドメリに全部取られて、砦が0でローポップボーナスまで付いてるwww)

この最後の変化である最終集計の3万近くのポイントの差は一体何が変化してこうなったのか?

実は、星霜の書の加点・減点は何も変わってはいない。自陣営の星霜の書を失えばマイナス10ポイント。敵の星霜の書を持っていればプラス10ポイント。

ならば何がこのポイント増加になっているかと言えば、陣営が持っている砦や基地のポイントの加算増加で、特に砦一つは敵の星霜の書を持っている事に匹敵するほど重要なポイント加算になった

2019年のカバナントの星霜の書を殆ど奪わないと言う印象的な優勝は、この砦一つの価値に中心が置かれたと思うし、現在もこのポイント制は継続中で、星霜の書ばかりを奪って来る事が勝利の戦法では無い事を今も教えてくれる。
 

去年の夏のパクト 敵の星霜の書ばかりにこだわった結果の失敗

実はパクトは去年の今頃から、2019年から変わった陣営ポイントの理解において大きな過ちを繰り返していて、どの陣営より最も敵陣営の星霜の書を奪いながら、何カ月か勝利から見放された。敵の星霜の書を奪ったはいいけど、結局それを取り返したい陣営とそれを奪いたい陣営を自分たちの領地に招き込み、砦の数を維持できない日々が続いた事がこの結果を招いた。

敵の星霜の書を持っていようと砦の数が維持できないから陣営のポイントはちっとも増えないし、当時パクトで指揮をとっていた人は、前にも少し触れたけど、何も考えずに敵の星霜の書を奪って来た仲間に対し、「それを川に捨てろ!」と年中叫んでいた。それを持っていれば、当時も強力であったアルドメリのボールグループを幾つもパクトの領地に招き込むし、敵の星霜の書は暫く忘れてとにかく砦の数を少しでも多く維持する事を叫び続けた。

それで、先述の通り、この当時のパクトの軍師が言う通りのような事をやってのけて2ヶ月連続優勝をしたのがカバナントだった。敵の星霜の書を殆ど奪わず、砦の数だけを多く維持してポイントを稼ぎ続けて勝利した。このパクトの軍師が言っていた事が身に染みるような鮮烈な勝利だった。

しかし、これも先述の通り、その後のシロディールのポイント制度とは実は何も変わってなくて、だから、今も尚、砦を多く維持する事は陣営の勝利には欠かせない一つでもあって、いつも自分が「防衛・防衛」と叫んでいるのは、自分が単に防衛が好きだからではなくて、それも陣営を勝利に導く大事な要素であるからで。

今月もパクトは優勝はしたけども、しかし、正直に書くけども、未だナイトキャップで星霜の書を奪う事だけが最善策と信じてやまない人も居るし、星霜の書を奪う事に90%のパクトの人数が動員されて、その留守に砦を奪われたり、酷い時は自分達の星霜の書を奪われたり、高い代償を支払う事もあった。これには相当に古いパクトの人たちからクレームが出た事もあった。

覚えておいて欲しい事は、砦を幾つも奪われるような代償を支払って敵の星霜の書を奪わなくても、堅実に砦の数を維持する事でも陣営ポイントを伸ばして行く事は可能で、そして、ライバル陣営と言うのは2つあって、一つ陣営の攻略に人を固めれば、もう一つの陣営は留守の自分達の砦を狙って来るし、そのバランスをいつも考えなくてはいけないと言う事。

今はパクトは人が多い時間帯が多いから、砦を取られてもすぐに取り返せばいいと思う事もあるかもしれないけど、全人口がイーブンになりやすい時間帯では一度砦を奪われるとそれを取り返す事もままならない時間帯もあるし、絶えず各陣営の人口を気にして、人数が多い時は攻勢、人数が同じか少ない時は防衛に務めると言う臨機応変さも必用になる。

オフェンシブもディフェンシブも両方の考えが陣営には必用で……しかし、今はそれよりプライマリーキャンペーンの各陣営が抱える人口差の問題を解決する方が先決かもしれないねw 人数の格差はナイトキャップのような事を自然に発生させるし、個人的にはナイトキャップがしたくても出来ない状態こそが全陣営にとっては健全に思う。それにはプライムタイムのように(いや、最近はプライムでもこの均衡は崩れ掛かっている)各時間帯で、同じ位の人数が必用な筈。
 

今月の集計で一番印象に残った事

話しは変わるけども、先日終了した7月集計で、集計最終日にすごい印象に残った出来事があった。これは実はパクトにはあまり関係ない話しではあるんだけど。

最終集計まで残り11時間と言う時、実は2位争いをするカバナントとアルドメリのポイント差は僅か30ポイントしかなかった。

特にアルドメリは2位を確実にする為に数日前から一生懸命活動しているのが理解出来たし、この最終日のプライムタイムの後も彼らのボールグループが残って2位を確実なものにしようとカバナントに攻撃を仕掛けようとしていた。きっとカバナントも同じだったと思う。

そしたら、いつものパクトの仲間がそれを邪魔するように南ばかりに向かおうとするし、もし自分達も危うい状態で僅かなポイント差を守る…とか言うならそれも当然かもしれないけど、パクトはナイトキャップをやり続けて1位優勝は既に決まっているようなもので(1万ポイント以上の差)、それでも必死のアルドメリの所に行くのか? と自分には見えていた。

日本の戦国時代の敵対する武将(信玄と謙信)の話しに「敵に塩を送る」と言う諺があるけども、これは敵が窮地に立たされている時、あえてその弱みにつけこまず援助する事を言う。

自分達は彼らにとってはライバル陣営でアルドメリやカバナントと言う敵陣営を援助する事は出来ないけども、せめて最後の最後、パクトはその2つの陣営の勝敗に影響を与えてはいけないと思ったし、特に「その弱みにつけこむ」ような事はしてはいけないと思った。これはあくまでも個人的な考えだけども。

自分はすぐにパクトのチャットで「これはアルドメリとカバナントが決める事で、どちらかが攻めてくればホームの防衛はするけど、その決着がつくまでパクトの自分は一切手出しはしない」と宣言して、仲間の何人かもそれに同意してくれて、その十数人の仲間達とホームの資源とかを取り返したりしながら2つの陣営の決着を見守る事になった。

そして、予想通りアルドメリは決着を付ける為にカバナントに向かって北上して行ったし、この時、アルドメリはポップ・ロックまで維持していて、間違いなくアルドメリが優勢に見えた。

そこへとんでもないものが来た。

カバナントのローポップボーナス。1時間250ポイントもカバナントは手する事になる。

これを知った瞬間、嘘でなくパクトの陣営の仲間からも溜息が漏れた。そのカバナントのローポップボーナスは、アルドメリのポップ・ロックされた高人口によって引き起こされたし、2位を確定したかったアルドメリの希望を打ち砕いた。最終集計まで後10時間か9時間位の時。

こういう形で2つの陣営の戦いに幕が降ろされるのはどうよ…? と思ったし、アルドメリに人たちは、そのカバナントのローポップボーナスを見て何かを悟ったか、沢山居た筈の彼らの人数も一気に減ったし、自分も本当に複雑な思いでシロディールを後にした。

その後、数時間してシロディールに戻ったら、またパクトにアルドメリの星霜の書があるし、相手の傷にわざわざ塩を擦り込むような事をすんじゃない…とか思ったけども、色々とシロディールで体験したからこそ敵陣営の人たちが何を思っているのか勝手な想像だとしてもわかる部分もあるし、自分達だって最終日で逆転されて3位に転落した事さえ過去にあった。その時、敵が…と言うより、自分たちがそれを何とか出来なかった事がマジで悔しかった。

そして、最終集計ではこういうポイント差。

わずか11時間前はアルドメリとカバナントのポイント差はわずか30ポイントしかなかったのが、しかし、カバナントのローポップボーナスと日本時間の強いカバナントの活躍で、最終集計ではアルドメリとカバナントのポイント差はこれほど大きくなっていた。

勝負の世界は厳しいよね…。

全然違う世界の話しだけど、2016年の6月に開催されたルマン24時間(世界3大レースの一つ)で日本から参戦してたトヨタが悲願の初勝利をしそうだった。24時間の内の23時間と56分位を走った頃にある悲劇が起きた(要するに残り3~4分位)。突然、先頭を走っていたトヨタの車のエンジンがパワーダウンして、ほぼ優勝まで来ておきながらそれを逃す…と言う悲劇。

この時、日本中のモータースポーツファンの頭の中が真っ白になったし、ほぼ優勝確定と言う事で事前に予約投稿の記事を用意していた所は「トヨタ優勝、おめでとう」とか言う嫌味のようなとんでも記事を間違って上げてしまうし、ルマンの記事を時間を追って書いていた自分も一体何を書いていいのか、間違いなく言葉を失ったし…

しかし、このとんでもない出来事の後、印象に残ったのはトヨタが残り3分でパワーダウンしたせいで棚ボタ優勝をしてしまったポルシェチームの行動で(しかし、ポルシェはルマン24時間の最高クラスで最も多くの勝利を飾っている超名門)、当然のように彼らは喜びを表沙汰にはしなかったし、表彰台の上でも静かなままで、FaceBookにまでトヨタを称える広告を出してトヨタを称賛した。

そう、他の人はどうか知らないけど、いつも必死で戦っているからこそ相手の陣営の人たちの気持ちもわかるし、だから、戦場では手抜きも容赦もなく戦うけど、どこかで思いやりも持ってもいたい。

シロディールの今回の30日集計の最後に、なんだかその時の事を思い出してしまった。
 

新しい集計が始まって

ところで、既にシロディールでは新しい集計が始まっていて、しかし、自分はサマーセットのイベントを見て来たり、それを記事にする為に最終集計の後はすぐにはシロディールに戻れなかったり…と言うか、自分の場合、いつも最終集計が終わった直後は3日くらいシロディールを休んでいる毎度の超スロースターターだったりもする。

それでもちょっと気になるから、記事の写真撮影のついでにシロディールの点数と人数だけ見てみたら、プライムタイムでもこの状態。

プライムタイムでさえ、パクト以外の陣営にポップ・ロックが無い!! 

うわぁ…とか、また面白くない展開を思わず予想しちゃったけど(個人的にはどの時間帯もどの陣営も同じ位人数が居てほしい)、それで他のキャンペーンの人口も見てみた。

そしたらCP無しキャンペーンでは、全部に鍵が掛かっているしプライマリーキャンペーン(グレイホスト)を多くの人が避けていると言う事? 

この一番の理由として考えられるのは、グレイホストのパフォーマンスが再び最近悪化している事で、ボールグループを運営している人の話しでは、CP無しのキャンペーンはボールグループが幾つか集まってもパフォーマンスが悪化しないんだとか。

これを聞いて最初に思ったのは、CPありではチャンピオンポイントから得れるバフ等の計算とかが余計にあって、それが思っている以上にサーバーやクライアントに負荷を掛けている可能性…。これは自分の憶測にしか過ぎないけども。

次のアップデート27ではシロディールのパフォーマンス改善を見込んだ改良が幾つか加わる予定だけども、これが本当に何かを解決する事が出来るのか、次のアップデートを待ちたいと思う。

公開日 カテゴリー Gameタグ ,

About Makoto

TESシリーズ(Skyrim、ESO等)のファンサイトを運営。しかし、本性は音楽geek(soul,Funk& Jazz他)、中学2年の頃からプログレ・バンドで鍵盤系をやってました。Wordpressは2007年からの古参。 Home:  Rolling Sweet Roll

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