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【ESO】ESOのオールド・ライフのクエストで世界の人々が感じる事 今年コロナで亡くなった人への思い…

日本においてもコロナの感染被害が止まらない状況で、最近はかなり心配な状況になっている。日本でも感染者が爆増していて、自分は日本のコロナの被害ばかりに目が行って海外の状況を気にする事を忘れていたような感じがする。

と言うのは、昨日ESOの英語公式フォーラムにあるスレッドが投稿され、それに少しはっとさせられた。

「オールド・ライフの追悼に感謝します」

このスレッド主の全文を訳します。

インペリアルのオールド・ライフの追悼についてZOSに感謝したいと思います。この悲しい1年、酷いパンデミックスのために沢山の善良の人々が亡くなりました。ESOをプレイしている時でさえ、それを思い出す簡単で感動的な方法がある事は素晴らしい事です。

他のプレイヤーについてはわかりませんが、私はこのシンプルなセレモニーでこのウィルスによって失われた全ての犠牲者を思い出しています。

確かにこれは"単なるゲーム"に過ぎず、多分一部の人々は気にしないでしょうが、私は彼らを思い出します。

ZOS、ありがとう。ナイス・ジェスチャー。

オールド・ライフのクエストでは、死者を偲び、それに思いを馳せるイベントだけども、自分は確かにこのスレッド主が書いてるようにそれとコロナで亡くなった人々(いや、他の理由で亡くなった人々も)を重ねる事が無かった。しかし、コロナがどれだけ世界の人々の命を奪って来たのか、そして、それにより愛しい家族や友人を失った人たちがどれだけ悲しみの中に沈んだのか、それを忘れ掛けていた事を申し訳なく思ったりもした。海外にもESOを通した友達が沢山居るのにね…。

NHKの特設サイトの12/20のデータ

ZOSがあるアメリカでは既に30万人以上の死者が出ていて、来年の3月、日本は東日本大震災から10年を迎えるけども、その時、2万人と言うあまりの死者の多さに先進国においてこんな大量の人が亡くなる出来事があっていいのか…と酷い悲しみに日本は包まれた。しかし、既にアメリカではコロナによって東日本大震災の時の死者数の15倍もの死者が出ていて、15倍だよ!! アメリカと日本の人口比は2.5倍程度なのに…。(追記:コロナの死者数は、アメリカは日本の100倍以上…)

この現実をどう捉えていいのか…アメリカだけではない。多分、ESOのプレイヤーが多く居るだろう国の多くが沢山の人々をコロナで失っていて、それは日本よりずっと深刻で現実的な問題だったに違いない。

そしたら、このスレッドにコロナにより本当に家族を二人も失ったプレイヤーが登場して、ゲームの中でもコロナで亡くなった人々を思い出し供養をしようとするスレッドの人たちに礼を言っていた。自分がその時に聞いていた音楽も悪かったんだけど、恥ずかしい話し、その時、マジで自分の涙腺が崩壊…(w 笑ってはいけないんだけども、すぐにこういう事に強く共感してしまう自分が少し情けない…と言う意味で)

これをちょうど聞いていたんだけど。こういうのを読みながら聞くのにはマジでヤバイ音楽だけど、それでもこの美しい音楽がどこかに届いて、何かを慰めてくれるといいのにね…。

どうであれ、家族を失ったプレイヤーがどんな思いで愛しい家族を天国へ見送り、どんな思いでその悲しみを乗り越えようとしていたのか…そういう人が世界には今も沢山居るんだよね…。当然、日本にも…。それを自分の肝に銘じておかなくてはいけないと思った。

自分も4年前に父親を癌で亡くしているから、家族を失う事がどれだけ大きな事なのか、それは人によっては人生を変えてしまうほど大きな出来事にもなる時があるし、個人的には既に他人事では無くなっている。

だからこそ、少しでもこの事態が収束するように何とかしなくてはいけないし、国や自治体で出来る事は限りがあるし、自分達に出来る事も少ししか無いけども、それでもこれ以上不幸を生み出さないように出来るだけの事をしなくてはいけないし、これを読んで改めてそう思わされた。このスレッドをあげてくれた人に感謝したい。

家族や友人を失った人々がこの辛い現実に立ち向かえるようにどうかみんなに勇気と希望を与えて下さい。今もコロナと戦っている人達が医療関係者と患者さん、元気な人全てを含んでどうか全員無事でありますように。そして、亡くなった人へ…安らかである事を祈っています。自分達はこれ以上の悲劇を繰り返さないよう、それから学び頑張ってみます(祈&誓)

自分もオールド・ライフの追悼で、みんなと一緒に手を合わせたい。
 

そして、このスレッドには興味深い事を書いている人が居る。

あるプレイヤーが、オールド・ライフの追悼について、リアルの国の行事として、

「私は死者を偲ぶ行事が好きです。友人はそれと同じようなDia de Muertos(ディア・デ・ムエルトス/死者の日)パーティを毎年しています」

ディア・デ・ムエルトスと言うのはカソリック系の祝祭で、毎年11月2日に家族や友人が集まって故人に思いを馳せ、南米ではこの日は祝日になると言う。

そしたら違うプレイヤーが、

「そのとおりだね。殆どの文化と宗教が死者を称える伝統を持っていたが、残念な事に英語圏の文化では途中でその文化を失って行っている。タイミングは少し変だけども、それ(死者を敬う)を見る事は素晴らしい事です」

先日、本家の方の記事にオールド・ライフのクエストが日本のお盆に近い…と書いたけども、日本にはこういう風習がしっかり残っていて、もしかしたら日本は海外の一部の国の文化から見たら「オールド・スタイル」な部分も沢山あるのかもしれない。そもそもZOSもこのクエストに「オールド・ライフ」なんて名前が付ける位だし。しかし、個人的には古臭いものであってもそれが美しいと思っている。

家族や愛しい人の死と言うのは、人生の中の最も偉大な教師…と言う言葉も聞いた事があるけども、世界中で多くの人が家族や友人を失って、自分達もそれから学ばなくてはいけない。少しでも注意してそういう悲劇が繰り返される事を出来るだけ止めなくてはいけない…。本当に忘れてはいけないのは、自分達は若いから重篤化しない…とか思っていても、それがいつどこにうつって誰の命を奪うかわからない…と言う事。それによって家族が失われる人が居るかもしれないと言う事。自分一人が苦しんで終わり…とか言うレベルじゃない。

こういう話しを聞いていたら、ESOの不具合が…とか、シロディールの問題が…とか言っているのもアホらしくなって来た。皆が元気ならそれでいいじゃん…とかね。そういう意味でも、それに気付かせてくれたこのスレッドに感謝したい。

公開日 カテゴリー Game, 時事タグ ,

About Makoto

TESシリーズ(Skyrim、ESO等)のファンサイトを運営。しかし、本性は音楽geek(soul,Funk& Jazz他)、中学2年の頃からプログレ・バンドで鍵盤系をやってました。Wordpressは2007年からの古参。 Home:  Rolling Sweet Roll

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