今日、来年のシナリオを予想する為にUESPに入り浸って文献を読んでいる時、息抜きにUESPのESOのイースターエッグの項目を見ていた。イースターエッグと言うのは、ITの世界では製作者がお遊びのようにシステムに忍ばせたり仕込んでいるもので、それは何かを意識していたり、オマージュしていたり、TES系のゲームでそういうものが所々にある事に気付いたのはTES4オブリビオンの時だった。
そしたら、オンラインにも色々なイースターエッグが隠されていて、その1つとして「休むセマジ」と言うクマが居る事を知った。それもシロディールの自分が所属するパクトの領地内に…。
UESPの説明では、それは亡くなったエボンハートパクトのプレイヤーへのオマージュで、それを読んだ時、はっと思ったし、ZOSの戦闘調整担当のブライアン・ホイラー氏がそれについてRedditでコメントしていると書いてあった。そのRedditのスレッドは、その亡くなったプレイヤーを悼むものだった。
ブライアン・ホイラー氏
「アップデート26がスタートした時、キャンドルとエボンハートの盾と共にセマジと言う休んでいるクマが聖蚕の聖堂のすぐ北西に現れる筈です。(全サーバー)」
実は自分は2020年の2月にある英語公式フォーラムの投稿を読んでこういう記事を書いていた。覚えている人も居るかもしれないけど…
PS版のEUサーバーのシロディールでパクトとして活躍していた22歳のプレイヤーが亡くなって(死因は自殺)、彼に祈りを捧げる為にPS/EUサーバーの全陣営のシロディーラーたちがシロディールの聖堂に集まってゲームの中でもセレモニーが行われる事になった。
自分もこれを聞いた時、本当に悲しく遣る瀬無い気持ちになったし、その仲間の彼を思う気持ちにも心の中で涙したまま忘れられない出来事になってしまったけども、ZOSの人たちもこの彼を偲んでパクトの盾と共にこのクマをパクト領の神聖で静かな場所に置く事になった。
それを知った途端、居てもたっても居られなくなって、風邪でシロディールを休んでいてぐしゃぐしゃにもかかわらずにそのクマを探しに行ってしまったけど… 居た…。
こんなに近寄って来ても全然襲って来ないし、穏やかな顔をして眠っている。思わず手を合わせてしまった…。rest in peace (RIP) その言葉のままなのかもしれない…。
多分、ZOSの人にとってもこの出来事は胸を痛める事だったはずで、同じパクトに所属しているとは言え、プラットフォームもサーバーも違う一介のプレイヤーに過ぎない自分でさえ、すごい悲しくなったしね…。
だから、もしこのクマを見つけたら、ゲームの中だとは言えイジメたりしないでほしいし、多くの人の思いが込められたクマだと思って大事にしてあげて下さい。場所は、キングクレストの鉱山を南東に行った所にある「聖蚕の聖堂」にこのおとなしいクマは居ます。
このクマに捧げたいような美しい曲を見つけたんだけど、この曲名を訳すと「大きなクマはそっと眠ります」 → youtubeでの視聴
あれから約2年の月日が経って、パクトの中でずっと側で居たにもかかわらず、今頃、気付いて申し訳なかったようにさえ思えて来たけど、どうか天国の彼に今も安らかな日々がありますように…。
結構前ですが彼の追悼動画を見ました。どうか安らかに……