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Chrome 56のアップデート 28%速度向上 51件の脆弱性修正を含む (追記: デフォルト・フォントがメイリオになる)

自分のところのメインPCは昨日Google Chromeを56にアップデート、そして今日、他のWin10とWin7のPCのChromeのアップデートをする事になった。

「Google Chrome 56」が正式版に。HTML5デフォルト化がすべてのユーザーを対象に開始(窓の杜)

しかし、今日アップデートした方は、両方ともがアップデートの3/4位のところで止まってしまってエラー...とか出て来たけど、Chromeを再起動させたら問題なくアップデートされた。
 

Chrome 28%の高速化

今回のChromeのアップデートの主だった改良点は、Chromeを高速化したと言う事で、28%向上。自分のメインPCでは、マジで体感できるほどの高速化に感じていて、思えば、最近自分のPC(Win10)に出て来るこれ...

マイクロソフトのEdgeの売り込み。たまにこのEdgeの速度を懐疑的に見てる人も居るけど、これはマイクロソフトの誇大公告では無くて、自分のサイトのアナリティクスもEdgeの方が速い事を証明してる。(下キャプチャ参照)

自分がWin10に変えた理由と言うのも、Edgeをテストしてみたかった事もあったけど、個人の感覚ではEdgeはシンプルだし決して悪いブラウザじゃない。

しかし、2008年の終わりにFireFoxからChromeに変えて、かれこれChromeとの付き合いは8~9年になる。その間にかつては激速だったChromeがクソ重くなって文句言って来た過去もあるものの、その間に4回PCを変える事になってChromeの同期機能と言うのには助けられた。今の環境では3台のPCでアカウントを通してブラウザを同期して使えるのは有り難い。

Edgeもアカウント同期が出来るみたいだけど、なかなかChromeから離れがたい事もあって、Chromeが今回のバージョン56で高速化してくれたのは嬉しいかぎり。
 

HTML5完全対応は10月を目処に

またHTML5への完全対応はまた少し先延ばしされたようで...と言うか、最初はバージョン55でフラッシュを全面廃止してHTML5に完全対応と言っていたのが、バージョン56にその措置は先延ばしされ、更に現段階では段階を追う形で今年の10月からデフォルト対応になると言う。(他がこれに追っついて無いと言う事か...)

Flashを使用するサイトでは、サイトに入った時にその機能を使うかChromeから”伺い”があると言う。
 

51件の脆弱性の修正

今回のバージョン56では、51件の脆弱性を修正...ブラウジングの高速化とこの修正だけでも、アップデートする価値はあると思う。

今回の脆弱性修正(デスクトップ)の内容については、Google公式の記事を参照。

Stable Channel Update for Desktop (Chrome Releases 1/25)

Highクラスの修正が7件含まれ、どこでも問題になっているXSS(クロスサイトスクリプティング)が多数修正されている。
 

CSSの“position: sticky”をサポート

Chromeの今回の改善で個人的に気になるのは、(窓の杜の同記事より)

CSSでは“position: sticky”がサポートされ、スクロールしても画面の上辺や下辺に留まるタイプの要素をJavaScriptなしで表現できるようになった。

と言う部分で、自分の本家サイトはこの機能を使っているから、JavaScriptを省く事が出来るのか時間がある時にテストしてみたいと思ってます。

 

SSL化していない個人情報入力ページに警告

最後に、既に1月上旬より「保護された接続」と言うのがChromeのアドレスバーに表示されるようになり、その第2段が施行される事になった。

普通のサイトやブログは殆ど関係ないけど、個人情報の入力ページがSLL化(Https)されてない場合、「保護されていません」と言う表示がされるようになった。

全てのページで「保護されてない」と言う表示が出るわけでは無いから胸を撫で下ろしてるサイトも沢山あるかもしれないけど(特に大手)、しかし、これは段階的に来るGoogleの施行の一つであって、いつかは全部のページでこの表示される覚悟はサイト運営者には必要に思う。

実は、Firefoxのアップデートも来てて、FirefoxにおいてもGoogle同様に個人情報の入力が必要なSSL化していないページに「保護されない」警告が出るようになった。
 

追記: Chromeのデフォルト・フォントが「メイリオ」になった

なんかいつもと違うな...と思っていたら、Chromeのデフォルト・フォントが最近多くのサイトで採用されている「メイリオ」になっていた。

実際、chrome://settings/fontsで確認できます。

Googleの検索ページも、今までのMSゴシックのゴツゴツした感じから、メイリオの特徴である柔らかい感じになってキレイになった。

しかし、バージョン56にアップデートしてみて気付いたけど、WordPressの管理ページのフォントが古臭い...とかいつも思っていたものの、これはWordpressの影響じゃなくて、Chromeのせいだったんだ...w

WordPressのダッシュボードの文字に反映される場所は、当然と言えば当然かもしれないけど、Sans Serifを任意のフォントにすると反映されます(テスト済み)

これは本家の方のダッシュボードだけど、Wordpressの管理ページもメイリオになってキレイになった。

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