次期アップデートのスタートまであと4日になって(8月22日のメンテナンス後より)、既にPTSでテストされて来た暫定パッチは出揃ってはいるものの、今日、その追加の調整がZOSより来る事になりました。非常に珍しい事です。
「アップデート35における追加の戦闘の変更」と言う事で、2つの追加があります。
エンパワー(強化)のバフの追加変更
アップデート35の初期案より幾度か変わって来たエンパワー(強化)のバフ効果だけども、最終的には、現在のPvPでの重攻撃(特に目立つところでは炎杖)によるワンショットキル・ビルドを警戒してか、「重攻撃によるモンスターへのダメージを80%上げる効果」というものになりました。その為、アップデート35からは、PvPの対人ではエンパワー効果は期待できない事になっています。
そして、今回はこれに更にお約束が加わり、中攻撃… 言わば軽攻撃と重攻撃の間にあたる中途半端な攻撃で、中攻撃が出る理由の多くは、重攻撃をしようと思っていたものの、突然回復が必要になったとか、敵からの回避が必要になったとか、やむを得ず重攻撃を中断してしまった時に「中攻撃」と言うものになってしまう事があります。
この中途半端な中攻撃にはエンパワーのバフは今後適用しない…と言う事になるようです。
ファンの反論を見てみると、中攻撃でエンパワーのバフが適用されない…となれば、これもDPSの低下につながると言う意見もあるようです。
回復の杖の重攻撃の変更
回復の杖の重攻撃は、雷杖と同じように多段攻撃と言うか、一度敵をロックするとずっとラインが繋がってティック毎のダメージが入って行くような感じだけども、現在は最後のヒットは少し大きめのダメージが入るようになっています。
しかし、アップデート35からは、この最後のヒットのダメージを約27%減らして、回復出来るマジカの量を10%増加する…と言うように変わるようです。
ZOSが書いている理由が笑ったんだけども、「この武器が支配的なダメージを与える武器になるのを防いで、攻撃の焦点をリソースの回復にする」と言う事で、回復の杖の重攻撃が「支配的な武器」になるような何かが見つかったのかな…w (個人的には「あり得ない」とか笑ってしまったけども)
自分はPvPでは回復の杖を使用しているけども、この攻撃力に期待した事は殆どなくて、いつも重攻撃でマジカを補充するツールでしか無いし、多くの人もそうだと思うし、他の回復アビリティ(例えば「活力」)が特定の武器を装備しなくても使えないのに対して、回復杖のアビリティはいつもこれを装備しないと使えないし、杖としてはあってもなくても同じ位の中途半端なものです。だから、重攻撃で回復出来るリソースが増えるならそっちの方がまだ使い道があるように思えてます。
因みに自分の場合は、いつも重攻撃で回復力をあげてマジカを補充して…と言うローテーションが普通で、しかし、シロディールには重攻撃による有り難い「マジカの素」みたいなものが結構あって、衛兵、敵のなかなか殺せないクソタンク、敵ソーサラーが召喚する雷の精霊とペット、ウォーデンのクマ… これらは仲間に絶え間ない回復を入れる為に必要不可欠に思う事がありますwww
タンク系の衛兵と敵のタンクは防御している事も多いから、防御している敵への重攻撃はリソースを半分しか回復してくれないけども、因みにモンスターセットで召喚されるデイドロスは、今はこういう攻撃は与えられないようになっています。
また、最近、エンデバーで「毒を使う」と言うのがよくあるけど、PvEで愛用している炎杖ではなかなか毒を消費してくれなくて、こういう時はPvEでは雷の杖に変えたり、シロディールの回復の杖で重攻撃をすると毒はかなり早く消費されます。
余談: 未だに物議をかもすアップデート35の回復のNerf問題
それで、このZOSの追加調整のスレッドに多くのファンが意見を寄せているけども、Nerf予定の回復の杖の「再生」と同盟戦争スキルの「活力」の問題では、かなり活力が優遇されていて、活力の方が遥かに回復量が多い事がまたまた問題になっています。(こちらのテストの比較写真は非常に参考になります)
確かにかなり不公平に見えるけども、まだこのアップデート35の調整と言うのは「未完成」と言うべきか、先を急ぎすぎた調整になってしまっている感じがします。と言うか、何度も言うように、初期案と言うのはPvPからは殆ど文句は出てなくて、PvEからの文句が専らだったけども、ZOSはそれを更にいじくり回してしまったし、単体用活力のNerfが廃止になった頃から、PvPerからも文句が出始めました。
どういう収拾を付けるのか…とか言う感じで、本パッチでも何か変更が加わる可能性も考えてしまったけど、多くのファンもこの調整にはもっと時間が必要だった筈…と書いています。