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2023年のグラミー賞ウィナーが決まる 日本のMasa Takumi氏のアルバムがグローバル音楽アルバム賞を獲得

今日の日本時間の朝9時からグラミー賞の授賞式をLiveで見ておりましたが(仕事しながらで飛び飛びだったけども)、今年はリゾの「About Damn Time」が最優秀レコード賞をとる事になりました。

この曲は本当によく聞く事になったし、なんか個人的には色々な懐かしいフィーリングさえ感じさせる曲で、80年代のナイロ・ロジャースの影響も感じるし、90年代のジャミロ・クワイとかの影響も感じるし、この小気味良いリズムはズバ抜けていたと思う。なんかアップタウン・ファンクがレコード賞に取った時の懐かしさに似ていると言うか。

それで今年の各賞をどんな曲とアーティストが獲ったのか、ノミネート楽曲から動画まで全て以下のサイトで見る事が出来ます。

また一覧ならビルボードの公式サイト(日本語)でも見る事が出来ます。

それで今年の最優秀賞を獲った楽曲のアーティストとプレイリストを纏めて来ました。

アルバム賞の場合はその中で一番よく聞かれただろう曲を置いておきましたが、実は本当はまだまだ各賞のウィナーの曲はあってこのリストにはメジャーなタイトルの曲しかありません。

そして、今年個人的にすごい注目したのは、ここ最近では次元の違うジャズ・シンガーを思わせるサマラ・ジョイが新人賞を獲った事で、これは本当に価値がある! 

今はプロモーションとかに金が掛かっていたり音楽にもかかわらず動画優先になってしまう事が多くて、そういう時代にかかわらず本格的なジャズ・ボーカリストがグラミーの新人賞を獲った事はすごい事。彼女の声にどれだけの将来性と可能性があるのか? 多くのその人がそれに期待しているんだろうし、サマラ・ジョイを初めて聞いた時、マジで三大女性ジャズボーカリストの一人と言われているサラ・ヴォーンを思い出したけど、案の定と言うかサラ・ヴォーンの名前を冠したコンクール出身でした。まだ23歳なのに本当に素晴らしい声と表現力。

声だけを聞いていると完全に熟成した女性を感じるんだけど、表情とか見るとやっぱり23歳と言う若さを感じるし、これは素晴らしい価値のある選考だとマジで思う。彼女はニューヨーク大学で音楽も勉強して来た。なんて言うか、コロナが流行って在宅で仕事する人が増えて、仕事用の音楽として最近は再びジャズが台頭して来たように思うんだけど、個人的にも何時間でも流してられる数少ないジャンルだったりする。

また、ジャズから話が一気にロックに飛ぶけど、先日無くなったギターの巨匠のジェフ・ベック。去年、オジー・オズボーンのアルバムの2曲に参加して、そのオズボーンのアルバムがロック・アルバム賞を取りました。ベックが参加したオズボーンの曲はロック楽曲賞にもノミネートされていたけど、これはブランディ・カーライルのカントリーっぽい曲の方が取りました。

これがベックが参加しているオズボーンの曲です。

素晴らしいジェフ・ベックのギターを聞く事が出来るし、ジェフ・ベックが亡くなって自分は喪に服すようにゲームの中でも暫く真っ黒の装備で活動していたけども、久々に個人的にはベックの死は悲しく寂しい出来事でした。

そして自分が好きなソウル系では、個人的にはかなりマイナーな曲を聞く傾向があって、その中でも今年幾つかのプレイリストに入れていたのがロバート・クラスバーの「Shine」と言う曲で、この楽曲が含まれる「Black Radio Ⅲ」とアルバムも今年のR&Bの最優秀アルバム賞をとりました。

そういえば、2021年からグラミー賞の選考方法が変わり明確化されて、多くから去年からその選考法は採用されたもののアルバム賞とかは今年からの採用になったようです。今年はハリー・スタイルのアルバムが全てのジャンルの総合と言うべき最優秀アルバム賞を獲ったけども、彼のアルバムも正直にすごい懐かしい感じを受けた。

このアルバムはまるで70年代とか80年代の印象があって、このアルバムで一番売れた「As I was」も80年代のAhaのtake on meを思い出したりもしたw そしたら、同じ事を思っていたのは自分だけではなかったようで…www

そうだよね、そうだよね…とか妙にウケてしまったw

そして、最後に、今年のグローバル音楽アルバム賞をなんと日本のミュージシャンが受賞する事になりました。これはすごい事で、MASA TAKUMI氏の「Sakura」と言うアルバム。日本音楽の雅さを表現した一枚。

琴が入っている楽曲して最初に自分が思い浮かべるのは、横倉裕(YUTAKA)氏のGRPレコードからの一枚で、フュージョン音楽界に詳しい人じゃないと自分が何を語っているのか理解しないかもしれなけど、GRPと言うラリー・ローゼンとデイブ・グルーシン(個人的に最も尊敬するコンポーサー&ジャズ・ピアニスト)が立ち上げたGRPレーベルと言う伝説的なレーベルで、TUTAKAさんはそこに初めて所属した日本のアーティストだった。彼は琴をボサ・ノバに使うと言うすごいアルバムを作った。

GRP所属でこんなすごい曲を作れる日本人が居るんだ…と知った時、すごいカルチャーショックを受けたし、個人的には今でも彼は伝説の人です。(故安倍元首相と同じ時代の成蹊大に行っていたそうでw)

しかし、YUTAKAさんのアルバムが出てかれこれ30年以上が流れようとして、YUTAKAさんもボサやサンバのブラジル音楽のジャンルでグローバル・ミュージックのジャンルだろうし(セルジオ・メンデスに影響を受けたと言う話)、そして日本のMASA TAKUMIさんがグラミーを獲ったと言う事はすごい事だと思わず感動したりしました。

時間が無いから今日はこの位しか書かないけども、まだグラミー賞の授賞式も全て見たわけではなくて、あとで録画をゆっくり見たいと思います。

公開日 カテゴリー Musicタグ

About Makoto

TESシリーズ(Skyrim、ESO等)のファンサイトを運営。しかし、本性は音楽geek(soul,Funk& Jazz他)、中学2年の頃からプログレ・バンドで鍵盤系をやってました。Wordpressは2007年からの古参。 Home:  Rolling Sweet Roll

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