【ESO雑談】PvPでボールグループ殺しと言われる「アズールブライト」のセットを科学する

今、日本はお盆の休みの最中でいかがお過ごしでしょうか?　今日は特に最近ボールグループが嫌がるセットについて書きたいと思います。

アズールとかアズレンとか、アズ系ワードの多くは「青」を意味することが多いけど、今、ESOのPvPで最も話題になっている「青」は、今や最強ボールさえ恐れる「ボールグループ殺し」の異名を持つ「アズールブライト」と言うセットです。結構、多くの人がこのセットは知っていると思っているし、自分もかなり前にこれとカルウリオンを取りにマーセロクの巣にパートナーと通った記憶もあります。

カタカナで「アズールブライト」と書くと「明るい青」とか健全で清潔なイメージさえ思い浮かべてしまうけど、明るいは「bright」で、ESOのセットは同じカタカナ表記でも「blight」です。bright と blightは意味は真逆で、L表記のBlgihtは「瘴気」のような植物を枯らせてしまう病気のように訳される事もあります。

だから、聞くからにアズールブライト（Azureblight Reaper）のセットは良からぬ作用があるセットではあります。

ESOのセット、アズールブライトとは何ねぇ?

日本時間のパクトに参加する人は、日本のプレイヤー達の「アズールブライト」に関するチャットを何度か見かけた事があるかもしれないけど、これはある意味で日本時間でさえボールグループと戦い続ける事が多いパクトだから出て来た話題とも言えそうです。

しかし、このアズールブライト…　いつもソロや2人グループでてんでに動いている自分達は、このセットで死んだとか言う記憶は殆どありません。だから、自分たちが殆どこのセットから被害を受けていないだけに、言われてみて「そんなすごいセットだったんだ…」とかね。

これは密集して動くボールグループだからこそ脅威になるセットとも言えそうです。
 

アズールブライトの効果

それで、このセットの正確な効果（ゲーム内表記）を書き出しておくと…

それで、最初この効果を見た時、たった5秒でどうやって20もの継続ダメージをスタック出来るのか?　と言う事が最大の疑問でした。継続ダメージ技が多いドラゴンナイトの自分にさえ無理ゲーに思えたけど、その当時、PvEの友人から「アルカニストのビームなら出来るよ」と聞いたし、日本のPvPのフレンドからは、技の名前は伏せますが別の方法で使う事が出来る事を聞いた事がありました。なるほど、なるほどと言う感じで。

しかし、それでもこの頃は自分の理解が全然至ってなかったようで、先に書いた通り、ソロみたいな自分達は何せそのセットから大ダメージを受けた記憶がないだけに、「本当にそんな大ダメージが出るの?」とかね。
 

プライムタイムのボールグループからの一つの投稿

そしたら、先日終わった7月-8月の年央最中、英語公式フォーラムに自分達が年中プライムタイムで戦って来たカバナントのグループリーダーからアズールブライトについての投稿があって、びっくりする事になりました。

Elder Scrolls Online

Azureblight nerf needed

https://forums.elderscrollsonline.com/en/discussion/663422/azureblight-nerf-needed

実は、自分は彼らのグループの人から自分のロール回避がチートだと疑われた事がありました。露骨にそう聞かれたわけでは無いんだけど、「そういうアドオンか何か入れているんですか?」とね。チートを疑われるくらいの域まで自分もやっと来たのかな…とかww

しかし、何度か話しているとおり、自分は戦闘とPvPに関係するアドオンは全く使用していないし（それを頼ったり使ったら「負け」と思っている部分もあるwww）、その時、彼らへの返事としてこう書きました。

しかし、そうであっても、自分はこのカバナントのボールは嫌いどころかむしろ好感を持っていて、彼らはプライムタイムで最も良い形のボールグループの一つと思ってます。何を基準にして良いグループと言うのか?　このリーダーも彼らのグループを「カジュアルボール」だとこのスレッドで自称しているけど、カジュアルボールかどうか?　と言う事は置いておいて、要するに彼らとの戦いはソロ集団でも非常に楽しめて、殺ったり殺られたりで一方的な展開にはなりづらい事が素晴らしい。

だからと言って、彼らとてカジュアルと自称していてもボールだから、パクトがヘッポコばっかりだと簡単に殺されるし、この塩梅がちょうど良い。そして彼らはカバナントのロイヤリストだから、ホームがやられれば慌てて戻って行ったり、ある意味で自分達と違わない普通の感覚のグループなのも親近感を感じるしね。

そういう彼らがアズールブライトによって困っていると言うし…　彼が言っている事をものすごく要約して書けば、このセットは去年だっけ?　少し調整されて、その後、シロで何人かがこのセットを使っている時は問題なかったものの、段々とシロにそのセットがじわじわ浸透して、12人のボールグループで6-7人が敵ボールグループを殺すためにこのセットの装備しだした。敵は単純にそのプロックを発動させる為にDoTを重ねて行くだけで、受ける側とすれば、このデバフはパージも出来ないし、このセットダメージに対抗出来る大きさのシールドも回復もない…　と言ってます。

しかし、散々ボールの攻撃に苦しんで来たソロの人達が読めば、「お前らだって散々ソロやPugを苦しめるセットでプレイして来ただろう?　俺等の苦労も少しは理解してくれ」となるかもしれません。

ただ、個人的に理解したいのは、ボールグループにも熟練度や経験によるランクのようなものがあって、この頂点に君臨するようなグループが「アズールブライトが…」とか言い出したら、泥でも丸めて投げつけてやりたくなるかもしれないけど、この申立をしているグループのリーダーは「自分達は最強グループとして有名なところのビルドで走る事が出来たとしても、彼らと同じような結果にはならないだろうし、それはグループメンバーの習熟度や強さが全然違うから」と健気に言ってしまうようなグループで、ある意味で自分はこういう言葉の方にシンパシーを感じるし、だからこそ、ボールであっても彼らがこういう敵装備に苦しんでしまう側面には少し同情も感じます。少なくとも彼らは使う側として受ける側としての両方で、今のシロで完全にマネージメントされたボールが、セット、バフ、回復、攻撃においてどれだけ有利なのかはソロの人達よりずっと理解している筈です。

この訴えに便乗して幾つかボールグループ側の意見も出てるけど、グループによってアズールブライトの被害の大きさは様々のようです。しかし、今でも日夜ボールグループと戦い続けている自分から見れば、確かにボールグループが以前より短時間で瞬殺される場面を7月の年央でも多く見る事になったし、前の記事にも書いた通り、それまでボールグループで最も問題視されて来たグループヒールのスタックさえ忘れるほど簡単にボールグループが倒されてしまう場面を何度も見る事にもなりました。
 

実際のアズールブライトの効果

いつも余計な話が多過ぎてすみません。それで、アズールブライトの効果の理解には、いつも通り公式の説明文じゃ全然足りなくて、このスレッドにこのセットの正しい効果と流れを説明してくれているコメントがあります。これは非常にわかりやすいので訳しておきます。そして、もう一度、公式の説明分も載せておきます。（説明を書いてくれた人、どうもありがとう）

追記すれば、

しかし、このアズールブライトのセットは、何にでも万能なわけではなく、敵が密集していないとカスるし、アズールブライトのセットを使用している人が複数人かある程度居なければ、5秒で20個スタックとか簡単に出来ないし（方法があるにはあるらしいんだけど）、結構場所と相手を選ぶセットとも言えそうです。しかし、ハマればボールを壊滅してしまうほどの威力があるセットである事は覚えておいて下さい。

だから、アズールブライトのスタックを確実にする為には、誰かが偶然にそのセットを着てきてくれる事を待つより、やはりグループ組んで意図的に全員でアズールブライトを着る必要があるかもしれないし、この方法が先に紹介した公式フォーラムの投稿者のグループが苛まされている方法なのかもしれません。

因みに、普通のPvPバトルでは、アズールブライトは必要ないので、PvPで汎用的に使えるセットも用意したほうが良い…　と多くの人が語っています。
 

アップデート43が来週来る件

最近、パクトはプライムタイム（東部時間）の直後の時間帯が良くない事が多くて、いつもこの時間帯にカバナントとアルドメリにゲートされてスクロールを失う事が増えて来ました。いや、パクトだって散々人の居ない時間とかで他陣営ゲートしてるんだから、その仕返し的に両軍から攻められても仕方ない事は理解してるし、それよりかずっと自分が気になっているのはこの時間帯のパクトの戦力の方で、ポップロックがあってもやられっぱなしの状態になったりします。

それで最近のシロディールの個々の強さとは、かなりの偏りを見せていて、現状流行っているメタはかなり強し、それを疑いもなく取り入れている人はそれなりの力を得るし、しかし、そうじゃない場合はかなり戦闘で苦戦するし、陣営としてもどの強さの人達が多く集まるのか、それは時間によって殆ど賭けみたいな事もあります。

しかし、来週の月曜のメンテナンスの後、いよいよ吸血鬼のアンデスのダメージカットや、今非常に利用者が多いメタとしてネコシャク状態なウォーデンの幾つかのビルド。そして久々のネクロのまともな調整、これらはシロにどんな変化をもたらすのか、アップデート43は決して大きな戦闘調整があるわけではないんだけど、PvPで影響力を持っている部分に手が入る為に注目度はかなり大きい筈です。

自分もPvPセットは3月に入院した時に使用していたセットの着たきりスズメだけども、実は書記システムで新しい魔法を一つ加えて、それをそのまま継続するのかどうかは、次のシロの状況次第です。

またアップデート43が来た時にシロの状況についてはレポートする予定です。