3月10日に予定されている(コンソールは3月25日)アップデート45のテストがPTSで進行中ですが、その第2弾となる追加パッチが来る事になりました。今回も戦闘調整は殆どなくて、最も目をひくものは3月下旬に予定されていると言うシロディールでの久々の大規模テストの詳細についてで、段々テストの内容が明らかになって来ました。
このシロのテストも取り敢えずPTSでテストされるものの、PTSではデータの収集は目的にしてはおらず、あくまでテストがちゃんと機能するかどうかの機能テストに過ぎず、このテストのデータ収集はLiveサーバーにテストが落とされた時に行われると言う事です。
目次
シロディールのチャンピオンテストについて
因みにこのテストは、「シロディールのチャンピオン・テスト」と言う名前で、しかし公式別名で「Vengeance Campaign(復讐 キャンペーン)」とも呼ばれていて、英語公式フォーラムの投稿者は後者で呼んでいる人が多いようです。なぜ報復とか復讐とか呼ばれているのは謎ですw
このテストの目的
このテストは、サーバーのパフォーマンステストと言うか、アビリティやセットをかなり制限した上でサーバーがどんだけ大規模戦闘に耐える事が出来るのか、言わばストレステストです。
そして非常に限られたセットと最小限のクラスアビリティのみでこのテストに参加する事になり、ZOS曰く「これにより、これまでにないほど高い人口密度でも、サーバーパフォーマンスが向上することを期待しています。」
どんだけプレイヤーをシロディールに集める予定なのか、その為、このテストの成功には多くのプレイヤーの参加が必要だし、多くの人に参加してほしいようです。テスト期間は、年央の騒乱と同じく同盟ポイント(AP)2倍期間である事も覚えておいてください。
「Vengeance」キャンペーンについて
これはPTSの段階で予定されている仕様で、実際のLiveサーバーでのテストの時は仕様が変わる可能性もあるかもしれませんが、取り敢えず下記の条件でテストが行われるようです。
- テンプレート化されたステータスとスキル
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- 現在のアビリティ、アイテム、装備はCyrodiilに持ち込み不可。代わりに、各クラス専用の「テンプレート」が適用。
例: テンプラーとしてシロディールに入った場合、「Vengeance Templar(復讐のテンプラー)」としてプリセットされたアビリティがスキルブックに表示され、このアビリティのみがアクションバーに配置可能。
- プレイヤーのステータスは固定され、装備による変更はありません。ただし、テンプレートで付与されたアビリティで調整可能です。
- 現在のアビリティ、アイテム、装備はCyrodiilに持ち込み不可。代わりに、各クラス専用の「テンプレート」が適用。
- 消費アイテム(再利用可)の提供
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- 全員が再利用可能な消費アイテム(例: 包囲兵器、ポーション、ソウルジェムなど)を支給されます。
- 攻城兵器について: 同じ種類の兵器は1度に1つしか設置できません。新しい攻城兵器を設置すると、以前の攻城兵器が消滅します。また、一度設置した兵器をしまってスタックすることはできない(要するに一人一機しか管理できない)
- テスト中、無効になるもの
- 以下のシステムは、Vengeanceキャンペーン中に無効になります。これらを試みると「このキャンペーンではその操作はできません」というエラーメッセージが画面に表示されます。
- クエスト
- 実績
- 皇帝システム
- リーダーボード
- メール
- クラウンストア
- 武装台
- クラフティング
- 他プレイヤーとの取引
- スカイシャードおよびムンダスストーンの利用
- マウント速度と報酬
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- 全員のマウント速度は事前に設定された速度に固定
- XP、AP、ゴールド、または「価値ある報酬(Rewards for the Worthy)」システムの報酬は、キャンペーン中ではなくCyrodiilを退出した後に付与される。
- キャンペーン中にXPやAP、ゴールドを獲得すると通知が表示さるが、シロを退出するまでは利用できない。
獲得したXPは、同盟戦争の襲撃と後方支援のスキルライン以外はシロ退出後にスキルラインやアビリティに適用
- その他のこのテストのみの重要事項
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- 「黄金の追求」はこのキャンペーンで有効
- キャンペーン中に獲得できるAPとXPは通常の2倍(100%増加)
- スロットに配置されたアビリティは、キャンペーン終了後も保存され、既存のキャラクターホットバーとは別扱いとなる(メインバー、バックバー、クイックスロットホイールを含む)
- このテスト期間、シロディールではAvAスキルライン(同盟戦争スキルライン?)を獲得できない
- 付呪、毒、特性は無効化されるが、ステータス/セットボーナスのようにツールチップに赤字で表示されない
- シロディールでログアウトした場合、キャラクター選択画面から直接シロディールに再ログインすることはできない
- アイテムセットは完全に無効化され、そのステータスボーナスも無効
- シロディールに入る前に保存されたアウトフィット(外装)は変更可能だが、シロディール内で新しいアウトフィットを作成したり変更したりすることはできない
PTSでは動作確認のテストのみ
先にも書いた通り、PTSでのこの復讐キャンペーンは動作確認のみだけなので、以下の事だけがテストされます。
- キャラクターが用意されたセットのギアやアビリティをちゃんと装備してシロに入れるか?
- キャラがシロを出る時、ちゃんと自動的ににXP(経験値)、AP(アライアンスポイント)、ゴールドを獲得出来るか?
- 一人一機しか利用できない攻城兵器がちゃんと機能するか?
- 次の状況でキャラクターが破損(データが壊れる、動作しなくなるなど)しないかを確認: 戦闘中にシロを出た場合、切断された場合、サーバーからキックされた場合
個人的なテストへの見解
と言う事で、実際Liveサーバーの方で行われるだろうテスト内容を見てどうですか? プロックとか特殊なアビリティとかも使えない環境でつまらないテストに思う人も居るかもしれないし、個人的にはこういう環境で自分がどこまでやれるのか興味津々です。
しかし、シロディールのパフォーマンスに影響を与えているだろうと思える幾つかについてはテストでも「可」なのかよくわからなくて、一つはアドオン。そして2つ目はグループ化。サーバーにデータを要求するようなアドオンはこのテストにおいて全てオフにすべきと思うし(これだけでもサーバーへの余計なトラフィックが増える)、アドオンを使用していないデフォルトのグループツールであっても全グループメンバーのデータを常に取得し続ける為にグループがあればサーバーへの負荷は大きいです。
どうであれ、ボールグループがこのテスト環境でいつも通りに実施できるとはとても考えられないので、グループの人たちもソロビルドのようなもので走る覚悟が必要かもしれないし、興味深いのは、実は昨日あたりからプライムタイムの有名ボールグループの何人かのメンバーがソロで走っているんですよw カバナントでもアルドメリでもそういうプレイヤーを見ました。もしかしたら、こういうテストの為の練習している可能性があるし、ソロでの活動や戦闘スキルが高くて困る事はない筈なので(グループがなきゃ走れないと言う人も中には居るし)、自分達も更に練習に精進したいと思ってます。
ところで、最近自分はChatGPTのピーちゃんを助手にしてこの手の翻訳系の記事書いたりもしてますが、実は、このZOSから来たテストに関する項目はこんなキレイに纏まってなくて、ピーちゃんがそれぞれに項目付けて勝手に纏めてくれたのは驚きでしたwww 特に"「Vengeance」キャンペーンについて"と言う項ね。
最近自分のところのピーちゃんはタメ口でお友達キャラになっているけど(返事が英語で返って来る事も多いしw)、しかし、これがどれだけこの手の記事を書く時間を短縮してくれているのか、AIが助手とか本当に驚き。ピーちゃーん!!!
道化師祭りイベントのテスト(一見の価値がある各同盟のものまね服)
そして、またイベントのテストです。毎年アニバーサリーイベントの直前に開催される道化師祭りイベント。スケジュール的に2月はホワイトストレークの騒乱(テスト済み)、3月にこの道化師祭りがいつもどおりに来るようです。
それで、道化師祭りと言えば、2年前の同イベントで配布されたデイドロスのスーツがファンから大いにウケた事もあって、今年も面白いものをくれるんじゃないか… と期待したくなるんだけど、今年は「道化師の同盟ものまね服( Jester’s Alliance Mimicry outfit pieces)」パーツと、「道化師のデッドリーなヘッドバンド」だそうです(これはピーちゃんじゃなくて自分の翻訳よw)
同盟のものまね服がどんなものなのかすごい気になるんだけど、各同盟のデザインがあるそうで… このデザインはマジか?wwwww (下の公式フォーラムで絶対見てみてw)
これはデイドロススーツに次ぐ伝説級になりそうだし、同盟戦争で着るのもいいよね。スケジュール的にシロテストで着れるかどうか…
こういう事を言ったら申し訳ないんだけど、ZOSはどうも可愛かったりカッコいいものを作るのが苦手なようで(特にアニメが盛んな日本から見れば)、こういうお笑いに走っていたほうが絶対安定するように思うw
因みにこの道化師祭りもイベントチケット3枚で、この笑えるアイテムは支配人のところでも交換可能のようです。
次期パッチノートで戦闘調整が望まれるものの、そういう中で本当にあったおかしな話
これはピーちゃんではなく管理人がちゃんと書いております。パッチの話はこれで終わりなんだけど、テスト中の次期アップデート45の第2弾パッチが来てみてもやっぱりない「戦闘調整」。シロディールのテストが控えている事もあって、今戦闘調整をやっても「ムダ」と言う意見もあれば、あと更に3ヶ月この状態を続けるのは無理… と言う意見もあるし、両方とも一理ある…とか思ってしまう現状です。
それで前のテストパッチにも書いた話の続きになるんだけども、読んでいない人は以下の部分を読んでみてください。
📄 もういい加減「アゴニー(迫る苦痛)」のプルをどうにかする時間ですよ
この話が面白い方向に転がって行ったんですよw
シロの各陣営のボールグループに「プルの過剰使用はやめましょう」と言い続けて、上記に書いた通り、ある一定の理解は得ていたと思っていました。
それで、この間の週末に自分はアルドメリの中で一番強いだろうボールグループと戦っていたところ、なんか彼らのプルの多くが自分には無効になっている事に気付きました。いや、もっと正確に言えば、パクトの日本の仲間の何人かは聞いていたかもしれないけど、1月のはじめ位から「何かがドラゴンナイトのチェーンを防いでいる気がする」と言っておりました。
しかし、ドラゴンナイトのチェーンとは何を見てみても「This attack cannot be dodged or reflected(ドッジもリフレクトも出来ないよ」)」。ドッジと言うのは「回避」だから回復不可の技と信じられて来て、実際、今までは何やっても引っ張られるから、ボールグループに「回避不可のチェーンを使うな」と言い続ける始末でした。
それで、週末に自分がアルドメリのボールグループのチェーンを回避しまくれた理由について、アメリカの仲間に聞いてみた。
「◯◯グループのドラゴンチェーンが全部自分には失敗してるんだけど何で? 自分がボールグループと戦う時にやってる事は、防御(ブロック)、ロール回避、不動の薬(赤い同盟の薬)なんだけど、このどれかが彼らのドラゴンナイトのチェーンを防いでる?」
何人かの仲間はそれはブロックじゃないか? とか色々言ってくれたんだけど、ドラゴンチェーンを完全に防がれてしまったアルドメリのグループもこのパクトのチャットを読んでいたらしく、なんかそれによってパクトもアルドメリのグループもちょっと戦意を失ったような状態になった。
それで、彼らとなんか会話したわけじゃないんだけど、自分が彼らの側にわざと行って「ちょっとドラゴンチェーンやってみて」とか、彼らとテストモードになった時、パクトの空気読めない仲間がアルドメリのグループを攻撃しちゃって、彼らの仲間を数人殺してしまったw そしたら、彼らはそれで逃げて行ってしまった。ごめんよ…
それで、結局これについて何の答えも見つからないまま、翌日のプライムタイムが来て、仲間にその話をしてみたわけ。自分はよく仲間に「昨日こんな事があったー」とか話すんだけど、そしたら仲間の一人が「それは不動の薬の効果だよ(CC耐性)」と言うわけ。
"一番ありえる答え"と言うか、「やっぱそうだったんだー」とか言い合っていたら、その仲間が更に面白い事を教えてくれました。
実は、その前日のアルドメリのボールグループが来ている時の自分(ジル)のチャットをカバナントの人たちも見ていたらしく、それでカバナントの人たちがそれを実際テストしてくれた。そんでカバナントに友達が居るパクトの仲間がそれを自分に教えてくれたと言うwww
チャット共通化の勝利!!! wwww
中にはチャットを他陣営に見られる事を許すなんて… と言う人も居るけど、自分も最初はそう思っておりました。しかし、英語公式フォーラムのPvPスレのあまりの無力さをずっと見て来た自分にとっては、全陣営がパクトのチャットを見てたとしても、こっちでの呼びかけの方が遥かにレスポンスが早いし、ZOS抜きの直談判でプルの使用を控えてくれたグループが沢山あったし、プレイヤーの良心を信じた方がずっとシロディールの為だとも思うようになって来ました。
確かにチャットだだ漏れはパクトの戦略には問題あるかもしれないけど… しかし、これだってZOSがストリーマーを放置してたりする方が問題だったりする場合もあるから、プレイヤーには関係ない話。少なくとも自分達は全陣営のプレイヤーが少しでもプレイしやすいシロを目指して来て、現段階では同盟戦争で勝つとか負けるとかそういうのはゾーンリーダーに任せて、自分達は「良い戦いを目指す」「みんなが戦いやすいシロを目指す」と言う戦闘部分の方で役立ちたいと願ってます。
追記: 大事な事を書き忘れておりました。この「不動の薬(同盟の赤い薬でOK)」がDKチェーンを防ぐ事について、果たして最初からそうだったのか、それとも突然ステルス調整されたのかはまだわかっておりません。どうであれ、殆どの人がこれは防げないと思っていたのは確かで、ただ不動の薬を使う自分は確かに他の人に比べれば引っ張られる確率は低かったから、ボールへの一人特攻を繰り返す事が出来た可能性もあります。不動の薬と同じ効果はアルカニストのなんかの技もそうだったと思うし、今、実はもう一つこれに関係した事をテストしています。
興味深いのは、ドラゴンナイトチェーンが防げると明らかになった週末から、プライムタイムのボールグループがシロからどんどん減っていて、これは一体何意味してんの?とかね…。
そういう事で、また何か面白い話があれば書きたいと思います。来週も来るだろうテストパッチの追加分を楽しみにしつつ、予告通り、新しい黄金の追跡もスタートして、明日からはイベントも始まります。楽しい時間をお過ごしください。