遅くなってしまったけど、ちょうどセブリングの耐久の最中に一つのTweetが飛び込んで来て、この訃報を知る事になった。
Tweet主は、自分のSkyrimの主人公のモデル...といつも勝手に言ってるロック界のカリスマ一人、ホワイトスネイクのデイヴィッド・カヴァデール。
So sad to share the news of the exceptional Chuck Berry's passing...RIP Chuck...
XX pic.twitter.com/VaEnd3vPc3— David Coverdale (@davidcoverdale) March 18, 2017
チャック・ベリーは90歳だったそうで、ご冥福をお祈りします。
しかし、正直なところ、自分の爺ちゃん&婆ちゃんより高齢な方なだけに、音楽的には自分もチャック・ベリーは詳しくない。
それでもローリング・ストーンズ誌の偉大な100人シリーズには、必ず上位に入っていたり、ロックの殿堂が創設された時、最初にこの賞を受けたほど、音楽界に貢献があった御仁であった事はよく知っている。
ロックの始祖とも言えるギターリストでもあって、言わばロックン・ロールと言うジャンルを確立した人と言う認識もあるけど、特徴的なギターの弾き方(アクション)は多くの人に影響を与えただろうし、また、多くの人に真似されたと思う。
自分も、ジョニー・B・グッドをはじめ数曲くらいしか知らないんだけど...(自分が知識的にカバー出来るのは、60年の本当に終わりから70年代からで、それ以前になるとジャズ以外はからっきし弱い)
https://youtu.be/rVT65M4mRnM
しかし、この曲は世界的な国民的認知度で、驚いたのは、最近色々なミュージシャンの訃報が続いている中、Twitterのトレンドでも一番話題になったのは間違いなくチャック・ベリーのように思う。日本にこんなにチャック・ベリーを知ってる人が居るのか...とかびっくりしたけど、彼の名前は想像を越えてはるかに浸透していた...と言う意味でも、今のアーティストでは知名度的にも到底越えられないクラスの人のように思う。
全然違う話なんだけど、先日、クラシックのロドリーゴ(アラフェンス協奏曲)の話を友人達としてて、ロドリーゴも1901年生まれで1999年に生涯を閉じる事になった。しかし、1901年から1999年までの98年間の音楽の変遷を考えた時、どれだけすごい変化があったのか、音楽家の視線でそれがどう見えていたのか、散々その話で盛り上がる事になった。
チャック・ベリーはそれより20年近く遅く生まれているとは言え90年にも渡る時代を生き...と言うか、1800年後期か1900年位までは文化の発展と言うのは、今を基準にして見れば緩慢だったと思う。しかし、電気や内燃機関とか多くの事が発明され、文明が急加速して進化して行く中、音楽もその影響を受けて行った。それまでクラシックとか、その土地特有の音楽しか存在していなかったように見えていたのが、ジャズやロック、ソウルに...とにかくすごい沢山の音楽のジャンルが生まれて、それらは電子楽器に間違いなく影響受けて行ったし、チャック・ベリーは電子楽器であるエレキ・ギターを操り一時代を作る事になった。
彼らの時代の音楽が無ければ、ビートルズもストーンズもツェッペリンも無かったかもしれないし、その影響力とは計り知れないものだったに違いない。
自分もこれを機に50年代の音楽を勉強してみようか...と真剣に思う事になった。