無事に父親の四十九日も済んで、これで何となく一段落したのか･･･
しかし、九州では余震が続いていたり、また死者が40人を越えていたり、亡くなった方のご冥福をお祈りします。
自分が住んでる場所も、東日本大震災でかなりの被害を受けて、水道なんかも1週間止まったりしたけど、それを体験してみて、間違いなくこういう地震の被害の見方が変わった。
自分のパートナーは、「東日本大震災の時、この被害に遭ってない人は、こういう感じで震災を見てたのかな･･･」と言っていた。
本当に現地の当事者にしかわからない現実と言うのがあって、しかし、個人的には、それは仕方ない事だとも思う。
仕事で会った人が、「仕事が忙しくて九州での地震の状況とかよくわかってない」とさえ言っていた。
酷い事を言っているように聞こえるかもしれないけど、自分はこの意見を否定するつもりはない。この地震で日本全部が麻痺してしまったら、それこそ経済も止まって大変な事になるし、違う場所で仕事を頑張ってくれる人たちが居るから、それも被災地への支援に繋がって行くとさえ思う。九州の人々の生活や経済が大打撃を受けてる今、九州の分も頑張らなくてはいけなし、日本全部でそれを応援して守って行かなくてはいけないし。
しかし、会う人会う人殆ど全員が、「熊本の地震は大変だよね」と一言目に言う。
それだけ多くの人が九州の状況を心配してるし、無関心な人は殆ど居ないし、皆心のどこかでそれが引っかかっている。
自分達は募金とかしか出来ないけど（今、素人がそこに駆けつけても、足手まといや迷惑にしかならない）、日本中の人たちが応援してるので、九州の人たちは今は本当に我慢の時で大変だと思うけど、頑張って下さい。
あと、震災を経験して一つ言える事は、こういう究極の時だからこそ、人間性と言うのが炙りだされる事がある･･･と言う事。
根本的に自分本位の人は、普段はキレイ事を言っていたとしても、こういう時には自分の事しか考えなくなる･･･とかね。そういうのが、避難所とかの秩序を乱したり、家族との関係に亀裂を入れてしまったり、自分の行動や発言が周りの人を失望させてしまったりがあると言う事。
こういうのは、震災が終わった後の人間関係にも残り続けるし、地震の被害で失ったものも多い上に、人間関係の信用とか家族の愛情まで喪失するとか、それは本当に悲しい。
幸い、自分の場合は「本当に家族が居てくれて良かった」とそれを見直す機会にもなったけど、それで意見が合わずに離婚してしまった人とかも本当に居た･･･