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ビリー・ジョエルのある曲が耳から離れない日々

F1も夏休みが終わって、今日から後半戦のスタートとも言えるベルギーGPのフリー走行が始まっていている。ベルギーのスパのコースは最も面白いコースの一つだけに、それを見ながらこれを書いている。

そうしながら自分のバックにはいつも通り音楽が流れていて、最近、取り憑かれているみたいに聴いているがビリー・ジョエル。先日、どこかで彼の「Don't Ask Me Why」を久しぶりに耳にしてから、その曲が呪いのように耳から離れないw いや、その曲はビリーの曲の中で特に好きなものだから、それでもいいんだけどw(下のプレイヤーの1曲目)

彼の事はあまり書いた事が無かったけども、実は自分にとっては正しくニューヨークを歌わせたら彼の右に出る者は居ない...と思えるほどのニューヨークの音楽の神の一人。Spotifyに加入した時、アース・ウィンド・アンド・ファイアやスティービー・ワンダーと並んで、最初にプレイリストを作ったミュージシャンの一人だった。

自分が好む音楽と言うのはかなり顕著な傾向があって、西海岸の音楽も聞くけど、ニューヨークと言うのは自分にとって正に音楽の聖地だったりする。

そこには、ジャズもあればブロードウェイもあるし、有名なブルックリン出身のDJ達も居る。しかし、自分はビリー・ジョエルの曲はリアルタイムで知らないものが殆どであるにも拘らず、ニューヨーク=ビリー・ジョエルと言う図式が出来てしまっている。とにかく子供の時から色々と大きな影響を受け続けたアーティストの一人であることは間違いない。

そして、ビリー・ジョエルを語る時、必ず触れたくなるのは、フィル・ラモーンと言う凄腕プロデューサーの存在で、彼の全盛期のアルバムの殆どはフィル・ラモーンのサポートで作られた。

このフィル・ラモーンと言う人はとんでもない経歴を持っている人で、彼はバイオリニストとしてアメリカのジュリアード音楽院で学び、60年代には、クインシー・ジョーンズやバート・バカラックと言うアメリカ音楽界の超大物とエンジニアとして仕事をしただけではなく、ボサノバの巨匠、アントニオ・カルロス・ジョビンやスタン・ゲッツとも仕事して来た驚きの経歴を持っている。

そして、その後、ザ・バンドやボブ・ディランと言う伝説級のロックやフォーク系の人たちとも仕事をして、フィル・ラモーン自身のジャズからボサ、ロックに至るまで触れて来て経験は、ビリー・ジョエルと言う才能と出会って超爆発を起こしたように思える事がある。

ビリー・ジョエルと言う人は、自分から見れば実に多面的な才能に思えていて、彼の音楽を実際一つにジャンルに閉じ込めて語る事が難しい。

ビリー・ジョエルは78年に「素顔のままで(Just the way you are)と言う曲でグラミー賞最優秀楽曲賞とレコード賞を獲得するけど、この曲は、よく聞けばボサのリズムを持っていて、これもフィル・ラモーンがスタン・ゲッツやジョビンと仕事をしたからこそ至る事が出来た世界だったのかもしれない。

かと思えば、急にロックンロールをベースにしたアルバムを出してみたり(グラスハウス)、モータウンやフィリー・ソウルを意識したような60年ソウルみたいなアルバムを出したり(イノセント・マン)、こういビリーの多面的な才能...フィル・ラモーンと言うあるゆるジャンルの大ミュージシャン達と仕事をしてきたプロデューサーだから引き出す事が出来たように思う事がある。

今日最初に紹介したプレイリストは、あくまでも自分が好きな曲だけを集めたかなり偏った編曲で、実はビリーにはもっと有名なヒット曲も沢山ある。

それを聞きたい人は、(左の)自分が最初に作ったプレイリストの方を聴いて下さい。

(最近、自分はフィリー・ソウルとかのグループが80年代に出したアルバムを勉強していたけど、80年代半ばによくある安っぽいシンセの音が超苦手で、同じ時期に出された殆どシンセの音を感じさせないビリー・ジョエルの”イノセント・マン”のアルバムとか聴くとほっとするのは、その反動なのかもしれない...w)

公開日 カテゴリー Musicタグ

About Makoto

TESシリーズ(Skyrim、ESO等)のファンサイトを運営。しかし、本性は音楽geek(soul,Funk& Jazz他)、中学2年の頃からプログレ・バンドで鍵盤系をやってました。Wordpressは2007年からの古参。 Home:  Rolling Sweet Roll

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