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【ESO】ボールグループ(ball group)の定義と歴史 zerg(ザーグ), raid(レイド)とball grp(ボールグループ)の違いについて

今、某所で興味深い意見を読んだんだけど、ボールグループ(ball grp)と言う呼び名は、日本から始まったものとか日本固有のものとか…いやいや、これは英語公式フォーラムから始まったPvPギルドの活動形態を示す言葉。今日はアメリカのプライムタイムでずっと活動してきた自分が知る限りで、その説明をしたいと思います。

英語公式フォーラムでの「ball group」と言う単語

英語公式フォーラムで「ball group」とか「ballgroup」と言う言葉を検索してほしいと思うけども、幾つもヒットするから興味がある人は見てみて下さい。

英語公式フォーラムでの検索例

と言うか、パクトにおいては、この「ball grp」と言う言葉は、日本のプレイヤーであってもゾーンチャットで非常に頻繁に目にするもので、パクトで知らない人は殆ど居ないと思う。

パクトの場合は、プライムでも日本時間でも敵陣営のボールグループと呼べるギルドグループと戦いまくりの歴史を持っているし、ボールグループと呼ばれる集団との戦闘頻度たるや全陣営一番と思うし、プライムタイムでも対ボールグループとして、多くの戦略が組まれる事も多い。
 

ボールグループの歴史 その名前が登場したのは2018年

それでESOのボールグループについて、前にも紹介したようにも思うんだけど、2018年のRedditでその呼び名について質問した人が居た。

ボールグループとは何ですか? なぜボールとそれは呼ばれるのですか?

この質問スレッドにも的確な答えがあるわけではないんだけど、自分から補足する事があるとすれば、ボールグループと言う言葉が英語公式フォーラムやシロディールのチャットで目立って来た2018年、一体そこで何があったのか?

特筆する事は、この2018年、星霜の書の加点・減点が始まり、前年の終わりにカバナントからアルドメリに移籍したオセアニア拠点のあるギルドグループがウォーデン主体のグループビルドを完成させて、非常に統制が取られたグループ活動の仕方を築く事になった。このグループは日本時間の夕方になると敵陣営の星霜の書を奪い続けて(これがNightcappingの始まり)、長い事勝利から見放されていたアルドメリ陣営を久々に勝利に導く事になった。(現在、このグループはカバナントに戻った)

このグループの存在と活動はシロディールに大きな衝撃を与えたし、このグループの活躍により、多くのギルドグループが彼らの方法をこぞって真似するようになって、シロディールはボールグループが活躍する新時代を迎える事になった。この頃からこういうグループが「ボールグループ」と呼ばれるようになったように記憶する。

2017年からシロディールに通い出した自分のこのサイトを見返してみても、ボールグループらしきグループと戦った記載は2018年の6月(電車グループと言う名前で当時は書いていた)から始まって(2017年の終わりから彼らとは戦っていたんだけど)、もう殆ど忘れてるけど、記載によれば2019年2月位からそれをボールグループとカタカナで書くようになった模様。

しかし、一つ覚えがあるのは、パクトのチャットでも初期に頻繁にこの単語を使い出したのは自分もその一人だったように思うし、自分の場合、先日本家の記載にも書いたけども、長い事プライムタイムのパクトでこういう敵ギルドグループの把握や特定をやって来て(ギルド名だけではなく、そのギルドの特徴も把握しておく必要もある)、その時に「ボールグループ」と言う言葉は非常に都合が良い言葉だった。
 

Zergとraid、ball groupの違い

Zerg(ザーグ)と言う言葉は、グループとかギルドとか関係なくとにかく大勢の人たちが集まった状態を意味するし、それに実はZergと言うのは少し皮肉も含んだ意味合いも持って使われる事も多くて、要するに戦闘員の質より量で勝負する戦いをする集団を意味する事が多い。

似たような使い方がされる言葉ではraid(レイド)と言うのがあるけど、これはもともとが「襲撃」を意味する単語で、しかしゲームではZergよりもっと具体的な人数を指す事が多い。full raid と言えばグループ満員の数である24人位の集団を指すし、half raid と言うのは12人前後の集団を指したりする。

それに対して、ボールグループと言うのは、Zergとは違い、ボイスチャットでちゃんと統制が取られてリーダーが言う通りに動くグループで、もし同じ人数のZergとボールがあったら、統制が取られたボールの方が遥かに強い事も多いし、リーダーの一言で足止めからアルティメットの技の一斉出しと言う連携は、こういうグループとの戦闘に慣れていない複数のプレイヤーを一瞬で死に追い込むし、足元に何人もの仲間の死体が転がる…なんて事は未だに普通にある。

本家のAoEテストの記事にも書いたけども、ボールグループの構成と言うのはZergとは明らかに違って、例えば20人のグループの場合、数秒おきに回復技を掛け続ける専門要員が1/3から半分近く居て、足止めや状態異常を解除し続ける除去専門要員が数人居て、昔は高機動を掛け続ける役の人も居て、全員のアルティメット・ポイントが溜まるとリーダーの鶴の一声で足止め技と共に一斉に攻撃系の技やアルティメット技を発動する。

その技の一斉出しの状態が、本家にも紹介したこの写真。

だから、これは普通のグループとか言うより、戦艦でも動かす一集団のようなもので、それぞれが役割分担をしていかにして敵の攻撃によって撃沈されないようにするか、グループメンバー一人一人に役を与えられたAoEスパムがそれを守っているし、その為、ボールグループが放つAoEスパムの量と言うのは莫大で、それが問題視されるようになった。

これらの最強系グループと戦った事がある人なら同意してくれると思うけど、ただの寄せ集めの集団では、これらのグループを撃沈するのは困難を極めるし、仲間を一瞬で何人も失う事になるし、ある意味で、PvEのエンドコンテツとも言えるベテランの試練と並んで、このボールグループ戦はPvPのエンドコンテンツがシロディールであると言う事を最も認識させてくれる難しい戦いだったりもする。

しかし、ボールグループと一言で呼んでも、グループによってはカジュアルに毛が生えた位のボールもあるし、ガチガチのハードコアギルドもあるし、攻略の難度は色々だったりする。
 

現在のball groupの定義

しかし、本家でも少し触れた通り、最近はボールグループも大型化の傾向があって、ボールグループと言う呼び名の定義も変わりつつある。

現在は12人までのこういうグループがボールグループと呼ばれ、それ以上の人数の時は普通にZergと区分けされる。

だから、例えば、自分がギルドを持っていたとしてRSRと言うギルドがあったとしたら、そのグループが12人までのボイスチャットで繋がった電車形態グループなら「RSR ball grp」。もしそれ以上の20人位のグループだった場合は「RSR grp zerg」と表現する。ややこしいけどもw

なんでこういう呼び名に差を付けたのか…これはもしかしたらパクトのプライムタイムの最強系ギルドから始まったように思うんだけど、パクトの最強系グループは現在大人数での活動は止めて、最高でも10人か12人でしか活動しない。

しかし、一方でその最近の一番のライバルと言われている某陣営のギルドグループは、殆どフルレイド(24人)か時にはそれ以上の2つのグループで編成されてるようにさえ見える大所帯グループ。

パクトのグループはこの大所帯グループを少数精鋭で撃破する事を好んでいるようで(ゲームのパフォーマンスへの配慮もあるように思えているけども)、彼らは自分達はボールグループであるけど、24人に近いようなボイスチャットのギルドグループはZergだと言い出したように思うし、ボールとZergを使い分ける意図… 先にも触れた通り、Zergと言うのは質より量で勝負する皮肉な意味が含まれていて、質で戦うのは「ボール」、量で戦うのは、ボイスチャットのギルドグループでも「Zerg」と区別されるようになったんではないか…と思えているw

今日、AoEテストがスタートして、プライムでの初日にも顔を出して来たけども、パクトでは殆どのプライムの主力グループが集っていたし、パクトの最強系ギルドも来ていて(彼らはこのテストに一番協力的な姿勢を公式にも表明している)、彼らがこのテストでどんな答えを出すのか、それを聞くのを非常に楽しみにしている。

これでボールグループと言う定義が理解してもらえたかわからないけども、ボールグループの戦いがどんなものか良く知りたい人は、一度週末の日本時間の午前中(アメリカのプライムタイム)に参加して、その激戦を楽しんでみて下さい。(しかし、現在はAoE制限テスト中の為にボールグループがどの位集まるかわからないけども)

公開日 カテゴリー Gameタグ ,

About Makoto

TESシリーズ(Skyrim、ESO等)のファンサイトを運営。しかし、本性は音楽geek(soul,Funk& Jazz他)、中学2年の頃からプログレ・バンドで鍵盤系をやってました。Wordpressは2007年からの古参。 Home:  Rolling Sweet Roll

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