Spotifyに加入してからと言うもの、家に居る時は殆どこれを垂れ流していて、自分のDispcordのアイコンを見るといつも「Spotifyを再生中」とかなっているw
それでspotifyには、自分が今までどんな曲を沢山聞いたのかを纏めてくれる「Spotify.me」と言う公式の解析ページがあったんだけど、それがどういうわけは無くなっている。
目次
Spotify.meが無くなっているのは?
別にSpotifyの解析ページが無くても本当のところ何の問題も無いんだけど、それでも自分が無意識の内にに聞いていた曲が一体何だったのか、結構それを見るのが好きだった。
と言うか、最近は自分で曲を選んで聞いてるより、今まで聞いて来た音楽をSpotifyが分析して「おめぇ、これ好きじゃね?」とか勝手にプレイリストを作ってくれたり、Spotifyが押し付けて来る曲を聞いてる方が圧倒的に多くて、それが自分にとっては有り難いサービスだったりする。
多くの人が書いてるけど、このSpotifyの分析は本当にある意味で鋭くて、時に自分ではなかなか探せないような曲に巡り会える事も多いし、音楽と言うのは自ら探すより何かに押し付けられた方が良い場合も多い。その方が聴くジャンルが広がったり、知らないアーティストを知るきっかけになったりね。昔はその役目をラジオが担っていたと思うし、自分の場合は子供の時から東京近辺で受信が出来た米軍放送のAFNを聞いて育った。
それで本題の「Spotify.me」が無くなった事についてだけど、Redditでこういうスレッドを見つけた。
これによれば、実際「Spotify.me」は突然無くなってしまったようで、その代替手段として、自分が今までSpotifyで聞いて来た音楽の履歴や傾向を見れるサービスがこのスレッドで沢山紹介されている。
Spotify.meより凄いかもしれないサービス 「Last.FM」
解析として一番良いのは"Last.fm"だよ…と言っている人も多いけど、これはSpotifyの音楽だけをトラッキングするのではなく、アプリをダウンロードすればYouTubeや他のサービスで音楽を聞いた時もトラッキングしてデータに織り込んでくれる。
対応している音楽サービスは以下の通り。
そして、そのトラッキンを可能としてくれるアプリケーションは以下のページでDLが出来る。
だから、このサービスではSpotifyだけではなく、他の多くの音楽サービスのデータを集約してくれるし、色々な場所で音楽を聞く人にとっては興味深いものかもしれない。
しかし、これを使う為にはLast.fmでアカウントを作らなくてはいけないし、自分も数年前にLast.fmの有料会員でありながら、その当時、音楽サービス全体が次の新しい何かを模索しているような時で(それが後の音楽配信サービスとかに繋がったようにも思う)、そのアカウントは使わなくなって破棄してしまったから、今回新しいアカウントを作り直す事になった。
Spotify.meの代替えサービス(その1) 「Replayify」
そして、アカウントを作らずにもっと簡単な「Spotify.me」に似てるサービスに注目したけども、面白いと思った一つはこれ。Spotifyとのボタン一つで簡単に連携させる事が出来る。
機能は多く無いけども、自分が過去聞いたトップ・トラックを全期間/半年/先月をアーティスト別/トラック別に表示してくれ、気に入ったトラッキング・ランキングのプレイリストも作る事が出来る。
自分の先月のアーティスト別の集計を見てみると…
エディが亡くなって供養のようにヴァン・ヘイレンを爆聞きした覚えはあるけど、しかし、エディが亡くなったのはまだ今月の筈…。まあ、いいやw
そして、これが自分がこの2年の全期間で一番聞いた曲らしい。
この1位のジェームス・デイの曲は去年爆聞きした曲で、自分の2019年の集計でも1位だったんだけど、サイトのサイドバーにもこの曲を含んだプレイリストを貼った覚えもある。この懐かしい位のグルーブ感が最高過ぎて、この再生回数を超える曲はまだ自分が聞い来た曲の中では現れてないとか、そんなに聞いたかな…?w
ファレルの「Happy」は自分の人生のテーマソングのように思えている曲だけど、多くがサイトのサイドバーに貼ったプレイリストの曲がかなり上位を占めている。
Spotify.meの代替えサービス(その2) 「Obscurifymusic」
もう一つのサービスは、「Spotify.me」によく似た分析をしてくれるもの。
それで、このサービスでは「Spotify.me」と同様によく聞いているジャンルを分析してくれるけど、自分が聞いているジャンルは日本では聞き馴染みが無いものも幾つかあって、相変わらずquiet stormが一番。
quiet stormと言うのは日本ではあまりメジャーなジャンルではなくて(いや、アメリカでも今はそれほどメジャーないかもしれない)、wikipediaの文章を引用しちゃうけど
70年代中ごろにメルヴィン・リンゼイが、自身がDJとしてワシントンD.C.のFMラジオステーション「en:WHUR-FM」で始めた番組が最初とされる。この番組名は、スモーキー・ロビンソンの1976年のアルバム「en:A Quiet Storm」にちなむ。
ブラックミュージックのひとつに含まれ、厳密な表現をすると、メロウな音程・落ち着いたテンポの特徴を併せ持つ音楽ジャンルと言える。感覚的には、ソフト&メロウな雰囲気を含みつつも、抑制するような作風の曲と言うこともできる。ジャンル的には、ソフトロックやアダルト・コンテンポラリー・ミュージックに近いが、ジャズからの影響も加わった都会的な音楽である。
クワイエット・ストームは1970年代中期から1990年代初頭のアメリカのベビーブーム世代に最も受けた。WHURを始め、都市部のブラック・ラジオ局の多くは今もクワイエット・ストーム番組を深夜枠で放送している。そこには、ネオ・ソウルと呼ばれる曲も加わっている。また、スムーズ・ジャズやコンテンポラリー・ジャズ分野のメロウな曲も、クワイエット・ストームに分類されることがある。
確かに自分が好んで聞く曲は70年代のソウルが非常に多くて、そこからまだまだ色々と学んでいる最中だったりもするし、聞いてるジャンルもそれをよく表していると思う。10位にある聞き慣れない「Mellow Gold」と言うのも70年代アメリカで流行った音楽全般を指すらしい(自分もこのジャンルは知らなかったw)
それで、これは非常に興味深いデータなんだけど… まず日本のリスナーの傾向と自分の聞く音楽の傾向の比較。
上の表では左に行くほどポピュラーなジャンルや音楽、右に行くほど曖昧なジャンルの曲を好む傾向だそうで、多分右に行くほど雑食系になって行くんだと思う。日本のリスナーもポピュラーな曲を聞いてる傾向があるけども、実はアメリカと比較すると意外や色々な曲を聞いている人が多いように見える。
アメリカなんてすごいポピュラーに偏る傾向を見せていて、ユーザー数も日本と比較すると全然多いから、整った曲線になりやすい…と言うのもあるけど、この傾向はマジで凄いと思う。
最近は、自分はゲームの中でアメリカの人達と活動している事も多くて、意外や彼らが一つの傾向に飛びつく事も見て来る事にもなったけど、アメリカの人達は日本人の自分達以上に企業戦略、プロモーションやマーケティングに踊らされる傾向もある…とも言えるように思う。
そのグラフで二つの色付き(ベージュと紫)の棒グラフが、自分個人の音楽の傾向だけど、全体から見てもかなり個性的な傾向を持っていて(特にアメリカのリスナーと比較すると真逆の傾向かもしれないし、これはアメリカの今の音楽業界に疑問を持ち続けている自分の考えの現れにも見えるw)、個人的には良い曲ならあまり知られてない曲でも喜んで聞くし、逆に知られていない良い曲を発掘したり、そういう曲を紹介して行くのも自分の楽しみだったりする。
そして、世界の人と比較しても圧倒的とも思える自分の嗜好の傾向は、とにかくクワイエット・ストームを匂わせる洗練されたダンスミュージック系が好きと言う事で、それは2年間最も聞いたと言う曲のプレイリストを聞いてもらえばわかると思うけど、かなり軽快で聞きやすい曲が多いと思う。これらの曲の中にはメジャーじゃないものもかなりあって、世界にはそういう音楽が未だに沢山埋もれている。
特にアメリカの場合、プロモーションのバックアップが無いと、有名な大スターのアルバムでさえ売れない…と言う傾向もあって、こういうプロモーションやマーケティングに関わる企業や個人等の色々な思惑がアメリカの音楽をぶっ壊して来たとも個人的には思う事が多い。はっきり言って、変な曲でも彼らの手に掛かるとなぜか売れてしまう。音楽は今であっても「芸術」である事に変わりは無いのに、それを金儲けの題材にしか見ていない人も多い。
あっ、どうでも良い事を書いちゃったけどw Spotifyの会員の人は是非こういうサービスも楽しんでみてください。