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【Music】新しいプレイヤーを作った 秋だし今月のテーマは「Ballads」

既に夕方の6時を回ると外は真っ暗で、段々と寒くなって来て、冬が大嫌いな自分からすれば色々と脅かされる毎日だったりする。秋~冬は夏よりはファッションのコーディネイトとかは楽しめる季節ではあるんだけど、今年はまだコロナが流行っているから、それも楽しめるんだか…。

それで今までずっとバッハのプレイヤーをサイドバーに貼って来たけど、それを秋用に変えた。


今回は「Ballads」と言う事で、実は自分がバラードのプレイリストを作る事はかなり稀な事で、バラードと言うのは何か感情を込めて歌われる事が多いし、正直に自分はそういう曲が苦手な一面がある。それが嫌いとか言うんじゃなくて、「歌に自分の魂を乗っ取られそうになる」と言うか、それが「失恋」とか「誰か恋しい」とか言う歌詞だったりすると、一緒に落ち込んで来てしまう情けない性格をしているwww 

子供の時はそういう美しい曲とか好んで聞いていたんだけど、大人になるまでの経験則と言うのは、色々な事に影響してくれる。

それで、今回のバラード集はかなり有名な曲が多くて、色々な年代でビルボードナンバー1になった曲も多くて、しかし、バラードを選ぶ時も自分が特に気にするのは、シンガーの歌が上手いとか言うより(はっきり言って、これは今は録音なら幾らでも調整できる)、アレンジや演奏がキレイか?とか、そういう事を非常に気にしたりする

7曲目に「Longer」と言うアメリカでは国民レベルで今も愛され続けているアコースティックっぽい超名曲が入っているけども、この曲が出されたのは79年と言う大昔。しかし、今聞いてもそのアレンジと録音のキレイさに驚くばかりで、このプレイヤーは「バラード集」と言うだけではなく、録音やアレンジの美しさにも是非注目して聞いて欲しいと願ってます。

と言うか、今の時代は曲よりPV作る方に金が使われてるんじゃね?とか言うものも多いけど、このプレイヤーに入っている曲の多くは、純粋に曲を作る為に莫大な資金が投入されていた時代のものが多くて、バックのミュージシャンも本当に素晴らしい人達が多い。

そして、もう一つ。このプレイヤーにはボール・アンカ(「ダイアナ」をヒットさせたり「マイウェイ」の作曲者としても有名・歌はシナトラ)とニール・セダカ(「おお!キャロル」とかで一世風靡した)と言う60年代のヒットチャートを賑わした人達のその後のヒット曲が入っている。聞く話だと彼らは日本ではアイドル扱いだったらしいけど、実際は非常に優秀のソングライターでもあって、ニール・セダカに関してはジュリアード音楽院で勉強までしている。

このプレイヤーに含まれているポール・アンカの曲(Hold me 'til the morning comes)は、大プロデューサーであるデビッド・フォスターと共に仕事をしていて、よく聞くとバックにシカゴのコーラスまでが聞こえると思ったら、シカゴの元ボーカルのピーター・セテラ。そして、この曲のギターソロはTOTOのルカサーで、デビッド・フォスターが関わったアルバムでは、当時、ルカサーがギターソロをプレイするこことが多かった。この録音ではルカサー26歳。この若さで、多くの有名曲でソロを担える人はそうそう居なかった筈。

そして、ニール・セダカの「雨に微笑を(Laughter in the rain)」は、日本の多くの人がこの曲を聞いた事があるにも関わらず(CMか何かに使われたのかな?)、題名も歌っている人もわからない…と言うかなりの謎曲の一つかもしれないし、これを演っているのはニール・セダカと種を明かすと多くの人が驚く一曲にも思えている。ビルボードNo1ソングで、今聞いてもアレンジも本当に素晴らしい曲なんで是非聞いてみてください。

最後から2曲目に入っている曲は、ボズの曲だけども、実はこの曲のギターソロはカルロス・サンタナが弾いていて、サンタナはギターを泣かしまくってくれる。実は、これもデビッド・フォスターの初期のプロデュースの名盤の一つで、この曲が含まれる「ミドルマン」のアルバムの多くでは先述のTOTOのルカサーがギターを担当していて(ルカサーはもともとボズのバッグバンドのギターもやっていた)、ここだけはサンタナにお願いしたような曲。日本では何かのCMソングだったと言う事で、古い洋楽ファンの人には「懐かしい~」と言う曲かもしれない。

3:39位からサンタナのギターソロ部分だけど、この時代のPVの問題は、実際録音で弾いている人とPVで弾いている人が全然違う事が多々あると言う事で、特に80年代はスーパーミュージシャンがこういうパーツを担っていたにもかかわらず、PV見ると「誰これ?」になることがマジで多いw このバックの録音は、TOTOのメンバーが殆ど務めてい秋る。

そして、最後のジョー・コッカーの超名曲で締めくくるけども、この曲も多くの人がどこかで一度は聞いた事がある曲だと思う。
 

余談: 曲を選ぶアビリティ

今日もWOWOWでのアメリカン・アイドルの放送日だけども、この番組はオーディション番組で、よく審査員の3人(ライオネル・リッチー、ケイティ・ペリー、ルーク・ブライアン)が審査を受けている人に「選曲ミス」と言う言葉を発する事がある。

当然、一番力を発揮できる曲を選ぶ事は大事なものの、個人的にいつも一番問題に思うのは「その曲を大勢の前で歌おうと思ったセンス」の方で、「あなたはその歌が皆にウケる良い曲だと思ってそれを選んだのか?」と言う事を問いたくなる事もある。

こういうセンスは、その後、その人がデビューしてアルバムを作る時の選曲や曲作りにものすごい影響するものだと思っているし、当然、アルバムを作るとかなれば補佐して選曲に協力してくれる人も居るだろうけど、そういうセンスは簡単には開発されるものではないと個人的には思っている。

歌はボイストレーナーが付けばある程度までは上達するかもしれない。しかし、正しい選曲が出来るセンスと言うのは、幼少時代からどういうジャンルのどういう音楽とどれだけ親しんで来たのか…それを非常に物語るものであって……いや、今の時代は、評価するのも難しいような(時に聞くに堪えないような曲)でもプロモーションがかかれば売れてしまう変な時代ではあるんだけどもねw

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About Makoto

TESシリーズ(Skyrim、ESO等)のファンサイトを運営。しかし、本性は音楽geek(soul,Funk& Jazz他)、中学2年の頃からプログレ・バンドで鍵盤系をやってました。Wordpressは2007年からの古参。 Home:  Rolling Sweet Roll

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