今日は日付が変わってからESOの色々なニュースが来る事になって個人的には気忙しい日になってしまったけど、先月末から今月上旬に年度変わりを迎えているところも多い筈。
それで今日は4月1日で巷ではエイプリルフールとして有名な日でもあるけど、去年はコロナの流行が始まった事でそういうおふざけは自粛気味の所も多かったように記憶する。今年はどうなのか? Gigazineさんで今年もエイプリルフールのサイトとかTwitterを纏めてくれている。
それで他の記事を見ていたところ、今日はソウルのグループ神であるマーヴィン・ゲイの命日で、彼が亡くなったのは1984年だからもう37年前で自分もまだ生まれてない頃。
しかし、70年代のソウルが好きな自分にとっては、本当に後から間違いなく神格化した1人で、自分だけがそう思っているわけではなくSpotifyにおいても未だに1200万人以上のリスナーを抱える大人気のソウルシンガーだったりする。因みにマイケル・ジャクソンが2600万人のリスナーが居るのに対して、マイケル全盛の時に亡くなったマーヴィンが未だこれだけのリスナーを持っている事は驚くべき事だと思う。
それで、供養の代りにマーヴィンのプレイリストを作って来たけども、なんて、自分が作らなくてもグルーブ神・マーヴィンのプレイリストはSpotifyには沢山あるw
マーヴィン・ゲイと言えば、モータウン出身とか色々な伝説があるけども(マイケルもモータウン出身だけど)、個人的に真っ先に思い出してしまうのはマーヴィンのショッキングな死因で、44歳の時に精神を病んだ実父に自分が贈った拳銃で射殺される…と言うもので、それもマーヴィンの誕生日の一日前の出来事。
自分が生まれ育った家にはいつもモータウンの音楽とか流れていて、しかし、その死因を聞いてから暫くトラウマのようにマーヴィンの音楽に向かえなくなった位だった。マーヴィンが死んでずっと後に知った自分でさえそうだったんだから、当時、マーヴィンの死をリアルタイムで知ったファン達は一体どんな状態だったのか、後から年上のミュージシャンの人たちに聞けば、そりゃすごいショックだったそうで…。
と言うか、当時を知っている人が言っていたんだけど、80年にジョン・レノンがファンの銃弾に倒れて、レッド・ツェッペリンのドラムのジョン・ボーナムの死因も当時は「拳銃が暴発した」とか日本では根も葉もない噂が流れていて(ジョン・ボーナムの本当の死因は酔っ払って嘔吐物を喉に詰まらせたもの、シカゴのテリー・キャスが同じ位に拳銃暴発で亡くなっている)、「拳銃、マジでやべーわ」と思ったと言う話を聞いた覚えがある。
そういう事で自分も取り敢えず大人になって今はマーヴィンの音楽と再度向き合えるようになったけど、それでもなんかそれを聞くと未だに心のどこかで"うら悲しい"気分になってしまう事も多い。自分にとってこういうミュージシャンは何人か居るんだけど、ダニー・ハサウェイもそういう70年代シンガーの1人で、マーヴィンもダニーも60年代後期から70年を代表するソウルシンガーだった。
マーヴィンは、独特の美しいファルセットボイスで彼の音楽の世界を歌い上げるけど、グルーブ神と言われる位だからその曲作りも70年代にしてはかなり進んだもので、今でも学ぶ部分は沢山ある。著作権の問題でもマーヴィンは盗作された側として論争になる事も多くて(ファレル・ウィリアムズとロビン・シックがこれで敗訴した)、それ位、今も現在のファンクやR&Bに影響を与え続けている。