月曜から火曜の深夜に次期アップデート35のPTS用のパッチが来て、ESOのファンの反応をずっと見ていたけども、今回は本当にPvPerとPvEerの反応がかなり違っていて、いつもならこういうアップデートでピリピリしているのはPvPerの方だったけども、PvPerの方はかなり反応薄ですwww
と言うか、PvPで多くの人から嫌われていた闇の収束や疫病爆発がNerfされたり、ワンショットキル・ビルドに貢献していたオーケンソウル・リングがNerfされたり、PvPerは逆に気分がすっきりしているような部分があるし、これで厄介な攻撃が減るぞ…位の反応だけども、PvEではこのパッチで暴動が起こりそうな位のファンの文句の嵐になっています。
このアップデートのパッチの暫定案が来てから、PvEプロのAlcast氏の意見を聞いているのが面白いんだけども、執筆者はAlcast氏じゃないけども、彼が主催しているサイトでもこういう記事が出ていました。
この題名を訳すと「Lost Depth(アップデート35）のパッチノートが出た後のESOフォーラムでの大きな怒り」
この記事には、20-30%のDPS低下がカジュアルプレイヤーからもハイエンドプレイヤーからも報告されていて、これは当然DoTの長時間化と軽攻撃等のNerfに影響を受けていて、戦闘調整の責任者のギリアム氏が言っていた「ダメージが全体で6〜11％減少」と言うのとかなり差がある現実になっています。
Alcast氏のサイトでは、ロックグローブやドレッド・セイルリーフと言う最近のトライアル（試練）の調整も無しにこのDPSの落ち込みは意味がないと言うRedditの投稿も取り上げられています。
これについては、自分はPTSでテストしているわけじゃないから今は何も言えないけども、しかし、昨日もPvEの方にずっと居て、自分が愛用するドラゴンナイトのDoTの多くが20秒なんて長さになったらどうなるんだろう…とかずっと考えていたりもしました。それに、今の段階では自分のオーケンソウル・リングが無い環境でも炎杖の重攻撃ダメージが2万を越える事も普通にあるし、この重攻撃の基礎ダメージが一律4000とかなったらどうなんだろう…とか、それにはかなり複雑な思いがするのも本音だったりします。
それで、この記事には興味深い事が書いてあって、モロウィンドの新章がスタート時、だから2017年の6月頃だと思うけども、ESOのゲームで大規模なサスティンのNerfがあり、多くのPvEプレイヤーがそれに幻滅して去ってしまい、PvEコミュニティが回復するのに暫く時間が必要だった…とさえある。
実は自分はESOを2016年の6月からスタートしたと言っても、その年の11月にスカイリムSEが来てESOを半年近く離れていたし、モロウィンドでESOに戻る事になったからその前後の事は実はあまりよく知らない。それにシロディールに参戦しだしたのもモロウィンドがスタートした1-2ヶ月後で、古いシロの先輩に話を聞けば、自分が参戦しだした頃からシロディールも大きく変わるちょうど過渡期だったらしい。
Alcast氏のサイトの記事は、今回のパッチはモロウィンドがスタートした時の騒動と同じような事が起こる可能性を懸念しています。
それで、アップデート35のパッチではPvPerが割に冷静に居る理由を考えてみたけども（PvPerはクリスタルウェポンのNerfやNBのガンク増加になる可能性の方を気にしている）、PvPで言う強さとは、DPSが高いだけを指さないし、敵の形態の多様性も豊富で、ある意味で総合力を色々を試されるとも言えます。
それに特にシロディールの場合は、敵が強くてどうにもならん時は、シロの「伝家の宝刀」と言うべき「仲間を呼ぶ」と言う最終手段があって、いつも言うんだけど、シロで最も強い事は沢山のキルを取れる能力以上に「助けてくれる仲間が沢山いる」と言う事。
陣営の人数にも依るけど、呼べる仲間の上限数は無いし、別に個人がすごく強くなくても仲間が集まってくれた事でなんとかなる事も非常に多い。だから、いつも言うようにシロディールでは一番大切にしなくてはいけないのは何をおいても「同じ陣営の仲間」。仲間が「help」と言っている時は自分達も進んで助けてあげるべきで、その信頼関係が陣営の強さをも支えています。
しかし、PvEではワールドイベントやワールドボスでは同じような事が出来ても、人数制限があるグループダンジョンや試練ではそれが出来るわけがなく、決められた人数でそのダンジョンをクリアしなくてはいけない。それだけに1人1人の能力の重要性と言うのはPvPより遥かに高いと言えます。だから、彼らにとってはDPSの数値が20～30%も下がると言う事は間違いなく問題になる筈です。
PvPでも特にシロディーラーの長年の超問題だったゲームパフォーマンスがサーバーが新しくなると共に解決した途端、今度はパッチでPvEerが激怒っているし、ここ2-3年のESOとは激動の中に居るように思える事があります。
自分がESOをスタートした時から既に戦闘調整の責任者が3人も変わっていて、英語公式フォーラムで誰かが「それぞれの責任者には、それぞれ違う調整のビジョンがあって、しかし、幾つかの不評で突然責任者が変わり、突然、調整の方向性も変わる」と言っていたし、それはファンも同じで、それぞれが理想に思う調整と言うのは違う。だから、全員を満足させる調整なんて無理と思うし、その妥協点の問題なのかもしれないけども…。
因みに2秒に一度のティックになった回復杖技は、PvEでは「使えない」と言う話も出ていて、これだけは自分も実際プレイしてみないとわからないけども、もし足りないなら床回復2つ置ければ良いんだろう…と言う感じで、もしかしたら今回のドラゴンナイトの調整が役立つかもしれない。しかし、毎秒630のコストの回復で20秒とか、この12,600とか言うコストがある限り、この技は出来れば使いたくない…w