今日は非常の珍しい皆既月食の日と言う事で、皆既月食自体はそれほど珍しい事では無いかもしれないけど、それに加えて天王星食が見えると言う事で、この組み合わせは442年に1度と言う事らしい。しかし、天王星食なんて肉眼では見えないと思うので、とりあえず皆既月食の写真。(午後8時半頃)
実は見てもわかる通りブレまくりの写真なんだけどwww
写真に詳しい人じゃないとわからないだろうけど、夜空の撮影はかなり難しい部類で長い露出が必要で、三脚が無いと長い時間シャッターを開いたままにしなくてはいけないから手ブレ防止が付いているカメラでも手ブレが原因で酷い写真になるし、自分の今日の皆既日食の写真は少し長めの露出で撮っているから結構明るい感じになってます。しかし、これは実は自分の住んでるマンションのベランダから撮って、三脚が立てれるような向きに月は出てないし、ものすごい無理な姿勢で長い露出の時間の耐えなくてはいけなかったと言う裏話がありますwww
だからブレていても許してね…って感じなんだけども、この写真では星が幾つか見えると思うし、星が映っていると言うのは、それだけ長い露出をした証拠みたいなものです。
と言うか、月の撮影は星とは少し違って、月は普通はかなり明るい時が多いから、最高の写真を撮ろうと言うんでなければ、カメラによっては一眼レフでもフラッシュ使って露出時間を短くする事でオートフォーカスでもすぐにシャッターが押せると言う技を使える事があります。しかし、今日は皆既月食と言う事で月がかなり暗いし、フラッシュ技使っても暗いまんまで、長い露出が必要でした。
星の場合は、かなり長い露出時間が必要で、一眼レフで夜空を撮るのに一時期凝った事があったんだけども、肉眼ではそれほど多くの星が見えていない空でも、長い露出でカメラを夜空に向け続けると(20秒とか30秒とか)、微弱な光もカメラに届き続けてすごい量の星が映ったりする。これが言わばハッブル望遠鏡がダークフィールドと呼ばれる今まで星が無いと思われた場所で星をみつける事が出来た理論のようなもので、肉眼で見えないものがカメラを向け続ける事で微弱な光を集めて見えないものが写真に写る…と言う凄さに自分も魅せられたりしました。
自分はこれのせいで子供の時にハッブル望遠鏡に名付けられたエドウィン・ハッブルと言う天文学者の伝記みたいなものまで読んでしまったけど、軍人でもあった彼の人生は文武両道、今でも憧れのようなものになってます。(彼が従事したウィルソン天文台は今でも最高に行ってみたい場所の1つ)