月曜の夜中にアップデート38のテスト用パッチの第2弾が来ました。予想した通り、殆どが新章「ネクロム」のバグ潰しなものの(非常に多い)、PvPのメタセットの変更もありました。
目次
マーラの香油の変更
- このセットのクレンジング(浄化)のクールダウンが15秒が30秒に伸びる。
このセットは、デバフやDoTに見舞われると毎秒回復する事ばかりに注目する人も居るけども、実のところ、このセットの最も強い部分はデバフや敵からのDoTが6個蓄積した時に完全なクレンジング機能が備わっている事で、これが死なないタンクが敵から集中攻撃を受け続けてもDoTやデバフを溜め込まなくて良かった理由にもなっていました。
ZOSも変更の理由として、「DoTで構築したビルドに対する強力なカウンターにならない事を望んでいた」と書いていて、これによりこのセットの利用者が攻撃者に対してより頻繁にキャストをしなくてはいけないだろうとも言っています。
実はこのNerfに喜んでいる人は多くて、そういう意見はこのスレッドの4ページ目で読めます。
中にはこのセットがゴミになる…と戸惑っている人も居るけど、自分はこのセットは一度も使った事はなくて、そういうプレイヤーもシロには沢山いる筈で、別のセットに向かう時間が来た…と言う事だと思います。
余談: 死にたくない人が多すぎる今のシロはHP4万-5万の時代?
しかし、ここまでマーラが普及してNerfされるのはどうなのか? と言う意見も多くて、これは実際ESOにはよくある事で、自分達はもうこういうのにあまり踊らされませんw
本当は個人の技術を競う筈のPvPが、自分から見れば初心者救済セットに溢れていて、そして最近は更にその救済としてシロでの必要HPが35Kから40Kとか、ZOSはそろそろPvPでの攻撃力がOPすぎる部分に手を入れなくてはいけないターンが来たと思うし、その内、シロの必要HPが50Kになるんじゃないか…と言う予測をしている人達も居ますwww
自分達はこのPvPでHPがつり上がって来た過程を見て来たから驚きは全く無いんだけども、しかし、この間の週末で仲間があまりにもボンブで死ぬ為に「PvPでは最低でもHPは30Kは積んで(技術が無い人はマジで40Kあっても良いくらい)、耐性はバフ混みで26K位は用意してね。技術がある人はこの限りでは無いけど」と言ったら、一部の人が「それじゃもうタンクじゃん」とか驚いている。
週末と言うのは普段PvPをやらない人がシロに来る事も多くて、その為、そういう人達が死にまくる事が起こる事は珍しい事ではないけど、今のPvPとPvEの常識がかけ離れ過ぎていて、PvEでは25K以上のHPなんて地雷とか未だに言う人が居るけど、PvPでは25K以下の方が「超地雷」で、残酷な事を言うようなだけど、こういうHPが低い人に走られるとそこらで「残忍な死」や「疫病爆発」の爆発が起きて周りの仲間まで巻き込まれて死にまくる。当然、HP25KでPvPに来れる人は、装備もPvEの常識をそのまま持ち込んでいる事が多いから、軽装2セットなんて場合もあって、昨日も耐性が僅か12Kしか無いと言っている人も数人いました。
実は、このPvPとPvEの常識が今はかけ離れ過ぎている事が、今、PvPを参加しづらいものにしているし、そうして、PvPで死にまくった人が次に何に走るか? と言えば、それが"死にづらいタンクビルド"と思う事が多いです。
だから、いつもメタで固めたこの手のタンクビルドを見ると「2ステップ目の人」と見るし、今のPvPのシロには実はこの「2ステップ目」の人で溢れていると感じる事があります。と言うか、ここがカジュアル組と呼ばれる層かもしれないし、よくパクトのチャットでも「マーラと鬨(かちどき/ rally cry)を着ておけば死なないよ」と言う会話も聞くしねw (どうでも良い事だけど、回復ロールが鬨を着るとのエフェクトの音が連続してうるさすぎて、自分は数回着てやめたけどもこのSE音は何とかならないのか…w)
年央の騒乱のテスト
5月6月で連続で「ホワイトストレークの騒乱(旧名年央の騒乱)」が行われる事が既にZOSより発表になっているけども、しかし、これはアップデート38のパッチで、だから5月の年央の騒乱にもこれが適応されるかはわかりません。それでこのテストでは、
- イベントチケットはシロディールのデイリーから2枚、帝都から1枚
- 年央の金色報酬箱からは、「Sancre Tor Paragon(サンクトールのパラゴン)」の武器スタイルページ
- 帝都のボスから「Sancre Tor Paragon」のアーマーのスタイルページ
- このイベント期間は、テルバーストーン+100%になる。これには年央の巻物は関係せずに+100%になるものの、プレイヤーを殺して奪ったテルバーの数には影響しない。
と言う事が明らかになってます。AP2倍も美味しいけど、テルバー2倍も美味しい人が多いと思ってます。これが5月と6月の年央に共通なのかどうかは、もう少ししたらわかると思います。
この攻城兵器ダメージのままで本当に年央をやるのか?
年央の騒乱は楽しみなんだけども、実は幾つかの懸念もあります。
まずはこの年央の騒乱では氷炎バリスタとか最強系の攻城兵器がバラ撒かれます。自分達は、去年11月のアップデート36で約1.5倍ダメージ強化された攻城兵器やオイルのダメージ環境でプレイするのは慣れて来てはいるけども、ミスするとベテランとて簡単に死ねるこの攻城兵器ダメージ下で、普段PvPやらない人がどんだけ死ぬのか、本当に恐ろしくなって来る事がありますwww
と言うか、土日とか普段PvPをやらない人が多い環境では、未だに「オイルは現在シロで最強のDoTダメージの為に攻城兵器を撃つ人以外は立たないで下さい currently oil is one of strongest DoT so pls dont stand under oil area」とか年中書いてなきゃいけなくて、これを書くとみんな安全な場所に退避するけども、だから、年央ではもっとこういう事も増えるんではないか…と言う懸念。
そして、もう1つは、週末のプライムタイムでパクトのキュー(待ち順番)でさえ100を越える事があって、これが年央のグレイホストになったらどうなるのか? と言う事。過去にはパクトにはパクトのキューが500近くになった事もありました。
ただ、今はその頃と比較してポップロックの人口上限がかなり低くなっていて、同じ100キューと言ってもシロの人口が昔に戻ったとはとても言えないんだけども、それでも年央のグレイホストではすごい待ち時間になる可能性があります。
こういう待ち時間のせいでグループメンバーがなかなかシロで揃わないと言う事で、この期間はボールグループが少なくなる可能性があります。と言うか、グループが12名制になってからは12人位だとメンバーがシロに揃う事は難しくない事で、去年なんかは結構ボールグループが走っていました。ただ今年はそれ以上に待ち時間が多くなるだろう…と言う事で、最近、回復確保で肥大化が続く大きなグループは走らないように思えています。
余談: 疫病爆発の調整に戸惑うPvEの人々
アップデート38の初期案の9.0.0のテストパッチに「疫病爆発が今後プレイヤーしかターゲットにしか出来なくなる」と言う調整が含まれていました。
PvPの人達は、殺しやすい衛兵とかをターゲットにした疫病爆発の大爆発にうんざりしていたから、これに異を唱える人はあまり居ないけども、PvEの方から反響が来ています。
PvEのモブ集団を一掃するのに疫病爆発はすごい役立っていたと言う事で、そしたら、このスレッドに元パクトの最強グループのリーダーが降臨して、PvEerがグダグダ言っているのに対して「ZOSはPvEで疫病爆発がモブを簡単に殺せる事を望んでいない。PvEでは巨大なダメージを即座に与える事が出来るし、このセットは一般的に非常識なくらいOPだった」
そだそだ…と言う感じで、このセットはPvPのセットでPvEを戦う事を目的に作られていないし、PvPでは一人を殺す事さえ大変だったり、そういうバランスでちょうど良いセットなわけで。何度か言っている通り、PvEセットがPvPに持ち込まれる事だって自分は実は好きじゃなかったりします。PvPのダサいセットばかりでシロを戦ったら面白いだろうな…とか、もろ個人スキルが出るだろうな… とか、自分はそういう挑戦がすごい好きだったりしますw
前の9.0.0の幾つかの場所でZOSがPvPでもPvEでも「簡単になりすぎている」と言うような意味の事を書いていて、「そういう調整をしたのはどこの誰?」と言い返してやりたくもなったけども、ここ数年「やり過ぎ」に思えるような調整も多くて、しかし、今年ZOSが突然自重気味になっているのは、新クラスのアルカニストが影響しているように思える事があります。
セット装備に強すぎる効果がある場合、クラスよりセットの方が注目され続けるし、またそういうセットを着た人々のLiveサーバーのデータで、どこまで新クラスの実力を測れるのか、要するに今年のウリはセット装備じゃなくて新クラスなわけで、その為に多くのセットが自重気味になっているような?
今回はネクロムの大量のバグ修正とPTSの独自の問題以外ではこれくらいしか無いんだけど、まだパッチノートは3回あるので楽しみにしていましょう。