気付いたらもう10月も半ばを過ぎていて、一ヶ月前のあのクソ暑さは何か夢でも見ていたのか? とか思えて来るこの頃でございます。当時、「ここ12万年で一番暑い夏」なんて言う言葉聞いたけども…www
それで、昨日はESOのメンテナンスの終了が1時間遅れて、それから少し寝るべきなのか、結局そのまま寝なかった。いや、メンテが終わるまで少し寝ていたんだけど、しかし、プライムタイムのシロディールに行ったら眠くて眠くて、眠さに負けてすぐにシロを出てしまったし、すっかり生活のリズムを乱されてしまったw 最近、シロでは「ジルが黙っている時は眠い時」とか仲間が言ってるけど、いや、違うよ。こんな圧倒的にパクトが勝ってる状態で、何を言うことがあるのさ… と言う感じでwww
そして昨日のメンテナンスの最中に何をやっていたのか、自分は80年代から90年代まである意味でスムーズ・ジャズのパイオニア・レーベルであったGRPレコードのアルバムをSpotifyで掘り出して来て(なんて実はCDもかなり持っている)、そのプレイリストを作ってました。
このレーベルについては書く場所はここでは無いと思っているけど、強いて言えば、自分が最も尊敬するジャズ・ピアニストの1人であるデイブ・グルーシンがラリー・ローゼンと立ち上げたレーベルで、デイブ・グルーシンについては過去に何度も書いて来て、映画音楽でもすごい有名な超巨匠。
今日はこういう話は省くけど、自分が生まれて物心ついた時、家にGRPのタイトルがついたレーベルのベスト盤のようなCDがあった。しかし、親の趣味から少し離れていたし「このアルバムはどうしたのか?」と聞いたら、母親の友人でニューヨークのブロードウェイにダンス留学していた人がこれをお土産にくれたそうな。実はこのアルバムは幼かった自分に多大な影響を与えたし、そのCDの一曲目が、上のプレイリストの1曲目でもあるThe Rippingtonsの「Tourist In Paradise」と言う曲だったりする。
このプレイリストにはジャズやフュージョン界のビッグ・ネームがかなりあるんだけど、しかし、今回はあくまでもお題は「GRP」と言うことで彼らがGRPに所属していた時の音楽を集めてあります。
このGRPレコードの音が時代の寵児のように駆け抜けた時代、80年代-90年代と言うのはシンセサイザーがどんどん音楽に多用されて行った時代で、それで用済みになって来たのが「スタジオ・ミュージシャン」と言う存在だった。当時はどのミュージシャンやプロデューサーを起用したか? で音楽の売上すら変わって来て、それは一種のブランド的な付加価値を音楽を与えた。その為、売れる曲を作ろうと思うと資金も掛かったし、同時にそれが多くの音楽的な伝説も作っていた。しかし、制作側から見れば、シンセと言うのはミュージシャンを使わず安価に音楽が作れる有り難い存在だった。
しかし、それから30年か40年以上経ってみて今シンセを多用した当時の音楽を聞いてみると、こういう言い方は申し訳ないけど本当に「チープ」。今のシンセの技術はもっと良い音を作れる筈だけど、当時のシンセの音がチープすぎて80年代は名曲が揃う時代と言いながら、今聞くと聞くに耐えないシンセの音も安っぽい音も多いし、シンセの音はマジで「時代をもろに物語る」と言っても過言じゃない。同時に80年代はまだフュージョン全盛期でもあってミュージシャン主体で作られた音楽も沢山あって、その格差が多すぎる時代とも言える。GRPのレコードは、当然のジャズやフュージョンのミュージシャンの集団だから、今聞いてもそれほど音が古くない… と言うのがかなり特徴的です。それでも既に打ち込みもかなりあるけどねw
ところで突然話が変わるけども、Spotifyでも聞けないアルバムと言うのは実は結構あって、そういうアルバムが突然と聞けるようになったりすることがある。そしたら、80年前後、世界を熱狂させたと言われる1つのアルバムが最近聞けるようになっていた。
フュージョンの代表曲の一曲と言っても過言ではないスパイロジャイロの「モーニング・ダンス」(プレイリスト1曲目)。昔のフュージョンにしては「お気に入り」の付き方がすごい速さで付いているけど、それ位の名曲。
しかし、この曲は何年の曲だと思う? いや、もう80年頃と書いちゃってたwww 音のクオリティからして79年って想像出来ないよね。79年なんて言う時にこんな曲が出たらみんな熱狂しただろうな…とか、これが打ち込みを使っていない音楽のすごいところで、シンセ使っている曲より遥かに劣化が遅い。スパイロ・ジャイラのリーダーはジェレミー・ウォールと言うキーボディストなんだけど、本当に良い仕事をしたんだな…とか、それから40年以上の時が流れて思うわけです。