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ナイル・ロジャースがプロデュースしたシスター・スレッジの2番目の姉 ジョニが亡くなる

またナイル・ロジャースが訃報を呟いていた...ナイルは世界的なギター&プロデューサーだけに顔が広いと言うのもあるけど、つい先日亡くなったアル・ジャロウに続き、自分がプロデュースした人達を見送り続けるとか、精神的には全く良くないよね。こういうのは間違いなく心が消耗する...。

今日ナイルが悲しんでいたのは、彼が70年の終わり位だと思うけどプロデュースしたシスター・スレッジ(4人姉妹のグループ)の2番目のお姉さんだったジョニ・スレッジ。まだ60歳だったそうで、若すぎる...。ご冥福をお祈りします。

ナイル「私の家族同然の、共にかなりすごい事を成し遂げて来たあなたの家族へ心からの哀悼の言葉を捧げます。」

シスター・スレッジのWe're Familyと言う曲は、ナイル自身が未だに自分のLiveのレパートリーに入れてるほどで、79年のビルボード2位、ディスコチャート1位と言う大きなヒット曲。

この曲は、シックとしての活動が軌道に乗り出した頃のナイル・ロジャースとバーナード・エドワーズの共作で、この二人が初めて自分達以外の為に書き下ろした曲らしい。そしてこの二人でプロデュースもして、言わば、ナイルの偉大なプロデューサー人生の始まりの曲とも言えるかもしれない。


これはワーナーの公式動画だけど、この曲でリード・ボーカルをとっているのは、当時19歳だった末っ子のキャシー・スレッジ。これをワンテイクで録音した言う伝説があるようで。多分、亡くなったジョニさんと言うのは、写真と照らし合わせると、手前右の人か? この曲もナイルのカットギターが非常によく聞き取れる。
 


この曲もWe're Familyと同じアルバムに収められて居た曲で、非常に有名な曲。70年から80年初期のソウルを好む人にとっては、未だDJチューンでも耳する事があるかもしれない。これもナイルの小技のきいたカットギターを楽しむ事が出来るけど、シスター・スレッジは殆どシックのジュニアグループのようにも感じる。
 

このライブは武道館と言うけど、バナード・エドワーズが存命の時のよう時で、ナイルにとって掛替えのないの仕事のパートナーである彼は96年の日本公演(武道館)直後に日本で亡くなる事になった。バックのドラムがオマー・ハキムとしか思えないから調べてみたら、やはり、この公演の後...バーナード・エドワーズは亡くなったらしい...

既にシスター・スレッジも3人になってるけど、一番体格の良い人がジョニかな?

最近、ナイルの言葉を聞いているとマジで何かを悟った人のようになってて、バーナード・エドワードの死から始まって、シックでドラムを叩いていた人も亡くなったし、仕事して来た人は次々と亡くなり、終いには2011年にナイル自身まで癌宣告されたり...。

それから急に何かに取り憑かれてる...と言ったら失礼だけど、何かの使命感でも感じてるんじゃないか...と思うほど、精力的に音楽活動を再開した。ナイル自身の癌は少し遠ざかったけど、去年からの洋楽訃報ラッシュ...

しかし、その何かわからないナイルの使命感が、ここのところの良い音楽に結びついてて、たまにナイル・ロジャースは出家した坊さんのような悟りきった境地に居るんじゃないか...と考える事もある。これは茶化してんじゃなくて。

自分がナイルの大ファンである事から来る余計な詮索と心配ではあるんだけど、人生って時に残酷で、その残酷さから何も学べなかったらそれこそ負けだ...とか、こんな若造までがそれを見て考える事態になっている。実際、自分も去年から相当沢山の洋楽訃報記事を書くことになってしまった...

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