暑い日が続いているけど、多くの社会人が明日からお盆休みになるのかな...。最近は、交代で夏休みを取る会社も多いように聞くけど、楽しい休暇を過ごして下さい。
自分もやっと明日から”休みらしきもの”に多分突入するけども、夏。個人的には一年で一番好きな季節なものの、しかし、最近の夏は暑すぎて、好きとか嫌いとかを語る次元を越えている感じもする。
それでも車に乗り込んで、エンジン(この時代にガソリン食いまくる某エンジンのTwinTurbo)を掛けて音楽を流せば自分はいつもご機嫌で、いつものように70年代のソウルやファンクを聴いてる事も多い。
その中で、最近の自分の生活のテーマソングみたいになっているのがこの曲。(凹んでいる時でも、この曲で元気になるwww)
この曲は、70年代の大ディスコブームを引き起こした「サタデーナイト・フィーバー」の中でも使われていて、「サタデーナイト・フィーバー」のサントラの伝説とは、アメリカ音樂界の中の最も大きな金字塔の一つと言っても過言じゃない気がする。
このアルバムからは8曲のビルボードNo1ヒットが生まれ、今までで世界で最も売れたサントラ版であり、マイケル・ジャクソンの「スリラー」がその記録を塗り替えるまでは、最も売れたアルバムとしても名前を刻んでいた。
その中でも個人的に群を抜いて好きなのが、このトランプスの「ディスコ・インフェルノ」で、この曲はビルボード11位に留まったけども、この曲のトランプスの古いPVのYouTube動画は、既に再生回数を3700万回を越えている。この曲も未だに世界の人に愛されている。
トランプスは、フィラデルフィア出身のフィリー・ソウルのバンドだけども、60-70年のフィリー・ソウルは特に自分が好きなジャンルで、多くのミュージシャンに影響を与えた良いグループが本当に沢山ある。
そして、サタデーナイト・フィーバーのアルバムには、クラシック音樂でありながらビルボードNo1になったファンクアレンジの「運命77」(ベートーベン作曲)をはじめ、ムソグルスキーの「禿山の一夜」とかが斬新なアレンジで収録されている(それも豪華のフルバンドアレンジ)。自分はトランス化されたバッハとかの音源も持っているけど、まさか「運命」をファンクにするとか、この発想は素晴らしすぎるwww
それで思い出したのが、多分、サタデーナイト・フィーバーと同じ時代(77年)の曲と思うんだけど、アメリカ映画音樂界の巨匠ジョン・ウィリアムズ作曲の「スターウォーズのテーマ」のディスコ・アレンジの珍バージョン。
これはミーコと言う日本で言うネコのような名前のイタリア系アメリカ人のプロデューサーが放ったヒット作品で、この曲を珍バージョンとかB級ディスコとか呼ぶ人が居るけど、個人的にはすごいよく出来たアレンジだと思っている。
自分がこの曲を知ってるのは、実は自分の実家にはこの曲が入ったアルバムがあって、子供の時にそれを何度か聴いていたけど、確か親か知り合いかがこのミーコの「スターウォーズ」もビルボードの1位になったとか言っていた記憶がある。
それで調べて来たけど、日本語の記述ではその記録を探せなかったものの、英語のWikipediaにはその記録があった。アメリカのポップチャートで1位、UKで7位、US R&Bで8位、US Dance 6位と言う素晴らしい記録を持っていたw 今聴いても楽しい曲だよね。
「サタデーナイト・フィーバー」は映画としては個人的には微妙に思えたけど、「スターウォーズ」は自分が言うまでもない伝説的なSF映画で、今でもその人気は衰える事は無いし、そのシリーズは今もディズニーにおいて作られている。こういう曲も1位になってしまう位、当時のスターウォーズブームも凄かったのかもしれない。
最近古い曲を聴いてて思うのは、80年代初期からシンセサイザーが非常に音樂業界に強く浸透してきて、しかし、何十年も経った今それを聴いてみると、70年代の音樂関係者が当時「新しい音」と認めたそのシンセ中心の曲は、「マジで古いー」とため息をつきたくなる事がある。電子音って、こんなに時代が出ちゃうのかな...とかね。
一方で、上のミーコのスターウォーズの曲をよく聴いてみてほしいけど、77年の曲なもののオーケストラの生ストリングスとか生ホーンを使って録音されたものは、今聴いてもそれほど古さを感じさえない。本物の生のストリングスやホーンの力は、時が経っても衰えない事を思い知らされる。
そして、90年代の音とかになると、シンセの音もかなり進化してそれほど古さを感じさせなくなって来るけど、しかし、この時代は80年代のシンセ使いすぎの産業音樂に飽き飽きした人たちが、UKでアシッド・ジャズと呼ばれる音樂を発展させて行く。このジャンルの起点は、過去のジャズやソウルやファンクを手本にして、打ち込みもあまり使わず、言わば温故知新の音で、自分が70年代の音をこよなく愛すると言うのも、多分、自分が育った90年以降のこの傾向に影響を受けたものだと思う。
個人的には、アシッドジャズの代表格とも言えた「Incognito」は神バンドみたいに思っていた時代があったし、リーダーのブルーイが関わったCDやライブのDVDは、今でもつい買ってしまったりする。(愛してるよ、ブルーイ!)
話が長くなってしまったけど...
と言うか、今日の音樂の話は夏に全然関係ないよね。すみませんw
左のプレイヤーは70年代のノリの良い曲を集めてみたんで、良かったら聴いてみて下さい。今まで話に出て来たサタデーナイト・フィーバーの曲とか、フィリー・ソウルとかを中心に組んである。
個人的には、もう少しファンク色が強い曲を聴いている事が多いけど、聞きやすい曲を選んでみたつもりなんで、最後にはミーコの「未知との遭遇」のサントラの珍バージョンも入れてあるw でも、ちょっと暑苦しい曲も多いかな...(苦笑)