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日本の伝説的ロック・バンド VOW VOWを知ってますか? (角松敏生氏の話しからなぜか山本恭司氏へ続く話し)

一昨日、WOWOWのアメリカンアイドル(歌のオーディション番組)の前、かなり長い時間、角松敏生さんのLiveをやっていた。実は自分と角松さんは東京の同じ辺りで育ったようで(年は全然違うけど)、そういう意味でも親近感がある日本のミュージシャンでもあって、60歳を越えてもあの容姿と歌声を維持している事はある意味で驚異的にさえ思ったりした。

この角松さんの40周年記念Liveのバックでドラムを叩いているのが、日本のロックギターの伝説的な大家である山本恭司さん(Bow wow、Vow wow)のご子息の山本真央樹さんで、実は自分の実兄は山本恭司さんのちょっとした知り合いで、兄貴もドラムをやって来た事もあって真央樹さんの話しはよく聞いていた。アメリカのバークリー音楽院でも就学されたと言う話しも聞いていたし。

角松さんのLiveの音を聞いても、彼がスタジオミュージシャンとしても秀逸である事は一目瞭然で、その山本真央樹さんが今年の8月にソロアルバムを出していて、そのアルバムも非常に興味深い。

彼はスタジオミュージシャンの仕事をしながらDEZOLVEと言う超若手トリオのフュージョンバンドにも所属していて、だから、このアルバムもフュージョン色が強い曲もあれば、お父さんの山本恭司さんに少し影響を受けたような曲もあるし、非常に興味深く聞く事になった。

一曲目からこのドラムはとんでもねぇ…と言う感じだけども、チック・コリアバンドでずっと演っていたデイヴ・ウェックルさえ思い出すような力強いビートで、そして彼のドラムも素晴らしいんだけど、とにかく個人的には気になるのは、このアルバムでギターを弾いている北川翔也氏と言うまだ25歳の超天才と言われているギターリストの音。真央樹さんのアルバムには父・山本恭司さんのクレジットもあるんだけど、9曲目の22分もあるin my worldと言う曲で恭司さんがギターを弾いていて、あとは多くの楽曲で真央樹さんと一緒にDEZOLVEを演っている北川翔也氏がギターを担当している。本当に素晴らしい。

それで、個人的にはどうしても日本のロック・ギターリストのトップとして君臨して来た山本恭司さんの存在と言うのが大きすぎて、特に後期のVow vowと言う彼のバンドの曲を初めて聞いた時、「日本にこんなすごいヘヴィメタバンドがあった」事に驚愕したりした。

このアルバムは86年のもので、Vow vowの代表作とも言われているそうで、ヴァンヘイレンやアイアンメイデンと肩を並べそうなこんなサウンドが日本にあった事に驚愕するしかなかったし、特にヴォーカルの人見元基氏が凄すぎて、これ何もクレジットとか映像とか見せなかったら、日本人である事を見破る事はほぼ不可能な位の発音とシャウト。彼は東京外語大学の出身で、だから英語も堪能なのかもしれないし、その後、Vow vowの活動をやめて高校教師になったと言う伝説でさえ思っていて、色々な部分で驚きでしかなかった。

これは90年の武道館Liveだそうだけど、Liveでもこれだけ歌える人は日本では思いつかない位で、今でも日本のロックバンドを語る時、Vow vowは本当に伝説で、山本恭司さんのギターの格好良さは言うまでもなく、人見さんの日本人離れしたボーカルと言っていい驚きしかないバンドに今でも思う事がある。

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About Makoto

TESシリーズ(Skyrim、ESO等)のファンサイトを運営。しかし、本性は音楽geek(soul,Funk& Jazz他)、中学2年の頃からプログレ・バンドで鍵盤系をやってました。Wordpressは2007年からの古参。 Home:  Rolling Sweet Roll

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