今日はアップデート35になって初めてのメンテナンス日で、前予告通り、アップデート35のバグの幾つかが修正される見通しになってます。
それで、今回のメンテナンスのパッチの最大の注目は、現在シロディールで殆ど死なないプレイヤーを作り続けている「マーラの香油（mara's balm)」と言う装備のNerfの筈でで、ZOSからはこのNerfが前から発表されてはいたものの、これが一体どの程度のNerfになるのかが謎でした。
目次
コンソール版パッチに記された「マーラの香油」のNerf値
そしたら、昨日、コンソール版ESOでようやくアップデート35がスタートして、そのパッチには既に修正済みの「マーラの香油」セットのNerfが含まれていて、このセットのNerf内容が明らかになりました。
これはプレイステーション用のパッチだけど…
3 –424のクリティカルレジスタンスを追加
4 – 4％の被復を追加
5 –ネガティブなエフェクトを取り除いた（受けた）場合、2111（旧）→ 951（新）の体力を回復します。ダメージを受けて6つ以上のネガティブなエフェクトがある場合は、すべての悪影響をクレンジングします。この効果は15秒に1回発生する可能性があります。
ええっ、たったこれだけ???
いや、確かにこの装備の回復は半分以下になっているけども、この装備の最大の問題は、この回復にクールダウンが無い事で、だから敵の攻撃者が多くて、その攻撃者がDoT、デバフ、足止め&鈍足等（除去が可能な悪影響）が付いてる攻撃を入れれば入れるほど、それらのネガティブな作用の数だけ回復してしまう。
こちらのスレッド主さんが紹介している解説付きの動画（PTS)を見てほしいけど、二人の友達に攻撃してもらってテストし、プレイヤーの足元の右側に上がる回復数値のポップアップに注目。もの凄い速さで回復し続けるのがわかると思うし、これらの回復には全くクールダウンが無い事が理解できる。
だから、確かに回復量はおよそ半減以下になったとしても、このクールダウンが無い無限回復の機会に調整を付けない限り、死なないプレイヤーは未だ続出する可能性がずっとシロディールで言われて来た。特に回復杖の「再生」がアップデート35から効果が40%も落ちた後、Nerf後のこの装備を着て、今までの再生の数値と同じ位になるかな…とか。
それで、こういう「マーラの香油」を使った殺せないタンクに出会ったら、DoT、デバフ、鈍足＆足止め系が付いた技は出来るだけ使ってはいけない…と言う事だけは覚えておく必要があると思います。
攻城兵器については、ランサーウェポンが一番ダメージが入るし、特に相手が吸血鬼の場合、炎のランサーウェポンでは面白いくらい彼らはダメージを受けて、それでやっと殺せた…と言う事も何度かありました。
だから、今のシロディールは狂っていて、疫病爆発のせいで気安くは除去系の技は使えないし、マーラの香油のせいでDoTやデバフ攻撃は使えない時もあるし、一体、プレイヤーにこんな制限ばかり与えてどうすんの? と言う感じで、この2つの装備をシロディールから取り除くだけで、プレイヤーは好きなようにプレイが出来るのに、こんな装備を存在させる価値すらあるのか? と思えて来る。
追記: PC版メンテナンスのパッチのノートも来て、それには回復部分が約50%Nerfと書いてあって、現在もこの装備については監視中でもっと良い解決策を探していると書いてあります。
マーラの装備の更なる弊害
最近はこのマーラの香油装備を着たタンク系のボールグループも幾つか出現していて、殆どがお互いに活力を掛け合いながら、ウォーデンの地中襲撃や二刀の「旋風」系技を連発する。マーラの香油を使っているから個々の攻撃力はアップデート34の時のボンブ祭りよりは低いものの、非常に殲滅に時間が掛かる事がある。
また、仲間にも当然のように「マーラの香油」装備が増えている為、アップデート34の時のオーケンソウルリング祭りやワンショットキル祭りの時のような攻撃力は期待できない事も多くて、敵の殲滅にもすごい時間が掛かる事がある。ボンバーも非常に減っているし、平行するようにヒーラーもかなり少ない時間帯も多い。
それでいて、じゃあ、仲間は死にづらいか? と言うとそうでも無いし（いや、これは敵から見れば前よりずっと殺しづらくなっている可能性があるけど）、もしかしたら敵の殲滅速度が早かった前のアップデート34の時の方が、ボンブで殺される仲間も多かったとしても陣営としての被害は少なかったように思う事さえある。
やっぱり「マーラの香油」と言う装備は、ソロ活動やデュエルは助けてくれても、少しでも早く多くの敵を殲滅したいZerg戦ではそれほど役立つものでは無いし、何となくその辺りにストレスを感じる装備にも思う事がある。
但し、CCとDoTを多用するボールグループと戦う為には「マーラの香油」は良い装備であった可能性もあるし、しかし、今日のアップデートでその装備の回復は半減する事について、逆に対ボールグループではかなり中途半端な装備になり得る可能性もある。
余談:「恐怖」を多用するボールグループ達
最近のボールグループは、特に上位の実力を持っているグループは、闇の収束の代わりに「恐怖」を使用するところがかなり増えている。アップデート35からナイトブレード技の「集団ヒステリー(Mass Hysteria)」の影響する上限人数が無限になって、この技で行動を塞がれて破壊の杖のアルティメットで集団ごと焼かれる事も多くなっている。
いや、恐怖は以前、非常にボールグループによく使われていた時期があって、2019年くらい? 最強系グループの中心人物はマジカ系ナイトブレードが多かったし、しかし、ナイトブレードや恐怖のNerfによって恐怖はそれほど多く使われなくなって、アップデート35から再び増えて来た。
この恐怖対策については、一番簡単に用意出来る手段としてこれを仲間にいつも使うように言っている。
これはシロディールの攻城兵器商人のところで同盟ポイントで簡単に買える「同盟の体力用水薬」と言うもので、体力回復より、10秒の間、状態異常を無効化にしてくれる事が重宝する。ボールグループが近づいて来た時や、自分がそれに近づこうとする時、この薬をゴクっと飲んでおけば、10秒は全てのCCを無効に出来るから一撃離脱も簡単になるし、恐怖の影響も受けずに思うように動いて攻撃も出来るようになる。
自分はこの薬はプライムタイムのある特定の最強グループと戦う時にしか使わなかったけど、恐怖に影響を受けそうな時はこれを使う事も最近は多くなって来た。またロール回避で危機を脱した時は、何秒かCCに耐性が付く為に状態異常にかからない事を覚えておくと良いように思う事がある。
アップデートの度、メタの装備が変わる…と言う以外、こちらの準備とか戦い方も変わる事が多いし、ようやっと少し慣れて来た…と言う感じだったりする。
そうそう、最後に最近のPvPでの攻撃で気を付けてほしい事は、アップデート35からシロディールからワンショットキルがかなり消えたと同時に、今までの重攻撃ビルドに変わって魔術師ギルドのメテオ系のアルティメットをクソ強化して使ってくる人たちも増えている。耐性が低かったりHPが低い場合は、これらのコンボで一撃か二撃で殺される仲間も増えていて、自分の足元にメテオのターゲットになっているエフェクトが出たら、防御するかロール回避して防ぐ事も必要になっています。
追記: 最近のESOでのパフォーマンス
今日、英語公式のフォーラムではZOS側が一斉に動いて色々なスレッドに返事をしていたけども、興味深いのはこれだった。
昨日アップデート35が施行されたコンソールプレイヤーからの投稿で、PvEゾーンの祠で移動した時、キャラは移動可能なものの、その他のコマンドが一切できずに立ち往生してしまうと言うもの。PCプレイヤーからもアップデート35の後、同じ症状になる事がある…と言う投稿がある。
これ…シロディールではよく前から起きていて、祠で移動したり生き返ったりした直後、キャラが動けるんだけど、ドアを開ける事も出来ないし、武器スワップも出来ないし、何も出来ずに困る事がたまにある。
それで、ZOSのジェシカさんが、アクティブファインダーのキュー待ちで起きてないか? とプレイヤーに聞いていて、もしかしたらアクティブファインダーに関係があるかもしれない…と言っているんだけども、シロディールで同じような事が起こる時は、当然のようにアクティブファインダーとか全然関係ない筈だよね。
そして、現在、シロディールでは「戦闘中が外れない」祭りが再び最盛期を迎えていて、これはシロディールの長らくの「不治の病」のようなもので、自分がシロディールに行きだした5年前にも既に存在していた。それがどういうワケかアップデートやメンテナンスの度に少し良くなってみたり、最悪になってみたり、アップデート35では間違いなく「最悪の状態」に近い状態。
これが起こる原因の1つについては今まで何度も話して来たけども、殺せない敵と戦って、殺せないからその戦闘を離脱すると戦闘中がずっと継続されてしまう事が多い。今、マーラの香油と言う装備が蔓延していて、殺せないプレイヤーや小グループが蔓延している事にも影響を受けている可能性もある。
しかし、こればかりが今の「戦闘中が外れない」の最盛期に影響を与えているか? と言うとそうでも無い気がして、今までウマに乗れていたのが、降りた途端になぜか戦闘中に戻ってしまったり、砦のドアを潜っただけで戦闘中が外れたり付いたりする事を繰り返す事も多い。
チーズ職人の洞窟にすぐに入れれば、この嫌な「戦闘中」状態をきれいに外す事が出来るけど、それが難しい時は、シロディールから帝都に移動して、帝都からシロディールに戻ったりする方法も使える。
問題はキューのあるプライムタイムで、キューがある状態ではチーズ職人の洞窟に入って、出て来るのにも何度も失敗してやっと出れる状態で、その時は強引にこの方法を使ってしまう事も多い。
この記事は2017年の自分がまだシロディールのぺいぺいの時に書いたものだけど、未だにこの方法が有効で、この方法は自分とパートナーのシロディール活動の支えてくれたものだった。
これについては過去に色々な記事を書いているので、リンクだけ置いておきます。
※ 現在、「戦闘中が外れない」対策で、戦闘中が外れてなくても砦や基地が炎上中でなければ祠の移動だけは出来るようになっています。
追記2: 現在のシロディールの祭りの状況
- 現在、盛り上がっている祭り
- ボールグループの「恐怖」祭り
- マーラの香油で死なないタンク祭り（メンテナンス後は要観察）
- ウォーデン + 爆速祭り（ウォーデンの繁栄）
- スタミナビルド・アッパーカット祭り
- 「戦闘中が外れない」祭り
廃れた祭り
- 闇の収束祭り
- ネクロボンバー祭り（未だ一部使用している人あり）
- ナイトブレードのガンカー＆一撃死ビルド祭り
- 炎の杖の一撃死ビルド祭り
- 回復の杖の「再生」祭り