シロディールの週末と言うのはウィークデーとは違う事が色々と起きる事も多くて、多くの人が休みだけに週末だけシロディールに行くと言うグループや個人も多かったりします。週末のパクトはいつもヤバくて、古くから「サンデーパクト」とか「ウィークエンドパクト」と言う悪い意味の言葉が存在しておりますw
爆発的に強い時もあれば、なんか変なものを食って弱っているみたいな時もあるし、本当に何が起こるかわからないのも週末だったりする。この週末もそういう感じで、土曜のパクトはメチャクチャ強かったものの、日曜のプライムの後から「どうしたの?」と言う位、敵にやられっぱなしでしたw
そういう中で、週末に特に気になったのは、再びシロの戦闘が闇の収束とネクロボンブだらけになっている事で、仲間は集団でボンブに倒れる事も多かったし、自分の週末の死因の90%が隣の仲間が死んだ事での"貰い爆発"だった。こういう事は週末限定の一過性のものと思いたいものの、そうじゃないようにも思える。
アップデート35が来た直後は、多くのグループも個人も闇の収束や疫病爆発のNerfのせいでそれを捨てたし、ボールグループは闇の収束より「恐怖」を使う事も多かったり、ネクロボンブ中心のグループもそれをやめて破壊の杖のアルティメットに切り替えている事が普通だった。
シロディールの各陣営の各クラスの分布
しかし、この週末、アップデート35以前、最も多くネクロボンブを多用していたアルドメリと戦ったら、以前よりネクロボンブが増えているような状態で、その裏付にもなるかもしれないこの表を見て下さい。これは10月16-17日位の各クラスごとの同盟ポイントのランキングに入っている人の人数。
AD | DC | Pact | |
---|---|---|---|
DK | 29 | 29 | 42 |
Sorc | 43 | 33 | 29 |
NB | 32 | 33 | 35 |
Temp | 27 | 42 | 31 |
Warden | 32 | 37 | 31 |
Necro | 46 | 29 | 25 |
これを見てやっぱりアルドメリのグループに多くのネクロが戻ったんだな…と言う感じで、しかし、この人数分布は興味深いでしょ? パクトは昔からドラゴンナイトは陣営クラスと言われるほど多いのが伝統で、アルドメリは人種的にもマジカソーサラーが多いのが伝統だし、カバナントはブレントやオークが多い事もあってかテンプラーが今回は多くなっている。
それに英語公式フォーラム見ると、今のアップデート35ではスタミナナイトブレードやウォーデンが強い…と言う意見が多かったとしても、実際の人数ではナイトブレードもウォーデンも各陣営で同じ数くらいで普通に分布しているだけで、特別に多いと言うわけでもない。
いや、もっと正確に言えば、今はウォーデンは各陣営に30名くらいだったとしても、ハイ・アイル以前が激減状態だったから、これでも「すごく増えた」と言えるかもしれない。殆どウォーデンが見掛けない時期も半年以上あったと思うし、この理由も色々あるものの、ネッチ召喚の自動Purgeで疫病爆発の最後の大爆発を誘引してしまう…と言う部分に最初にウォーデンから人が離れた理由があったように思えてます。
それに多くの人が英語公式フォーラムとかで「強い」とか「多い」とか言うクラスと言うのは、総じてボールグループを構成するクラスは考慮されていない事が殆どで、強く目立つクラスと言うのはだいたい資源の巣食うトロールの人たちのクラスだったりする。彼らは2~3人の小グループで活動している事が多くて、そのたった2~3人の殲滅に時に10人以上が必要だったり、多くの仲間が殺される事もあるから、どうしてもそのクラスは目立ちやすい。
しかし、今これだけ多くの10人から12人のグループが走るシロディールで、同盟ポイントにランクインしているクラスの傾向と言うのは、当然グループ要員のクラスを示す事が多いと思うし、その辺りが「表に出やすいクラス」とは矛盾があったりもする。
グループメンバーの個人と言うのはOP(オーバーパワー)と言う表現では殆ど呼ばれる事はないし、OPプレイヤーと言うのは多くはソロもしくは小グループの個人だったりする。グループは全体で「強い」と言われるし、英語では最強系グループは「Top tier grp」と言われるし、「middle tier」と言うランクのグループが現在シロディールでは一番多いように見えてます。
面白いのはクラス毎の人数を見ていても、パクトはいかにソロプレイヤーが多いか?と言う事を物語っているように思います。陣営の殆どがグループと言うアルドメリの陣営構成とはパクトは正に対照的な構成で、アルドメリで最も多いネクロとソーサラーは、パクトでは最も少ないし、パクトではアルドメリやカバナントではすでにそれほど多くないドラゴンナイトが非常に多い。実はナイトブレードも伝統的にパクトではドラゴンナイトに次いで多いクラスで、結局ソロ活動に強いクラスが多いです。
今自分のところは夫婦でドラゴンナイトで走っているけども、いつも二人で話している事は、自分達がもしこのクラスのままボールグループに封じ込められたら、今の活躍は出来なくなるだろう…と言うところで意見が一致しています。ドラゴンナイトと言うのはどちらかと言うと一騎のクラスで、デュエルでもいつも最強はドラゴンナイトだと長らく言われて来たし、個人の判断で動ける人の方がこのクラスの良さを活かせる可能性があるし、ストリーマーでもソロや小グループでドラゴンナイトでプレイする人は多いです。
なぜ急に闇の収束が再びまん延しているのか?
それで、今日のお題は各クラスの人数の話ではなくて、なぜボールグループやトロールグループの人たちのビルドが再び闇の収束を使用したり、ネクロボンブに戻っているのか? と言う事。
ボールグループに限らず塔のトロール達もどういうわけか最近闇の収束とネクロボンブに戻っているところも多い。
最初に考えられる事は、闇の収束のクールダウンが15秒から25秒に伸びたとは言え、やはり闇の収束を使用して「纏め焼き」の方が効率が良い…と言うのが理由だと思う。
ちゃんとした上手い統制型ギルドは闇の収束が無くてもきっちり焼き殺しが出来ても、それ以外の場合は、アップデート35以降はボールであっても敵を殺せない事が増えていたのは事実で、一部の中堅のボールグループはウォーデンを組み込んだスタミナ型ボールさえ組んだりしてました。しかし、マーラの香油が微妙なNerfを受けて、ボールがスタミナ型である恩恵も少なくなったし、闇の収束とネクロボンブに比較したら色々調整された後のウォーデンの地中襲撃では少し決定力に欠ける感じもあった。
と言うか、個人的にいつも思うのは、結局、闇の収束とネクロボンブと言うのは、最強系ボールと中堅ボールの能力差を一番縮めてくれたもので、ソロの集団にも殺される可能性がある中堅ボールグループでも闇の収束とネクロボンブを使えば一流どころと同じ活躍と成果を得れる。そこに彼らが再び戻りたくなってもちっともおかしくはない。
そして、もう一つ、ボールグループが再び闇の収束とネクロボンブに回帰している理由は、2週間後にスタートするアップデート36でのオカルトオーバーロードのNerfにあるように思えたりもする。この防御無視の誰が使おうと敵プレイヤーが状態異常にかかったまま死ぬと12800の大ダメージが、アップデート36からは5185。半減以下のダメージになります。
この新しいオカルトオーバーロードの5000と言う数字にプレイヤーは色々な反応を見せていて、「たった5000」と言う人も居れば、「5000だって防御無視のダメージは大きい」と言う人も居るし。
しかし、個人的にはオカルトオーバーロードのNerfは最強系グループにはあまり影響を与えないと思っているし、彼らはそれが無い前のビルドに戻るだけ…と思ったりする。しかし、中堅ボールやボールグループと対峙する側はかなり影響を受けると思っているし、ますます強いボールを殺す手段が減る…と言うのが正直な予想です。
ボールグループとの戦いが苦手な人達にとっては、ますますボールと対峙するのは難しい時代が来るかもしれないし、ボールグループを殺すにはボールグループが必要…と言うのがもっと顕著になって行く予感すらあります。
どうであれ、ボールを倒す事も大事だけど、それは2ステップ目に考える事で、1ステップ目と言うのは、ボールやボンブにいかに殺されないか?と言う事で、現在、再び闇の収束が走ったりする傾向があるなら、自分たちもアップデート34以前のHPを3万以上盛って耐性を上げておく事も忘れてはいけないし、簡単に死んでしまう事は、そこから大爆発が起きて周りの仲間も死に追いやる…と言う事も意識してほしいと思ってます。
しかし、最近は違う形のボールとの戦い方と言うのも目立って来て、今はスタミナ系のバーストの大ダメージ系のビルドの人も多くて(デュエル系)、この人達に捕まるとボールグループの後衛系はすぐに殺される事も多発しています。実はこの方法は昔からあるボールグループとの戦い方の1つでもあるんだけど、昔とは比にならない位、バーストダメージの威力が大きくなっている為、ボンブよりも確実にボールグループを人数を削って行く事も多いし、こういう形で殺されたボールグループは今はかなりあるはずです。
アップデート36が来た後は、こういう形も何か変わる事があるのか、戦闘調整の変化が少ないアップデート36であっても非常に興味深く思っています。