8月19日(月)に予定されているメンテナンスの後、ESOではアップデート43がスタートする予定ですが、そのテストがPTSで行われて来て、今週の月曜にその最後のテスト用追加パッチ(10.1.4)が来る事になりました。前回の8.1.3と併せて説明して行くと共に、新セットが追加されるインフィニティ・アーカイブ(果てしなき保管庫)のクラスセットを全てのテストパッチの変更点を含めて纏めておきます。
目次
戦闘調整
吸血鬼のアンデス(不死)のパッシブの再調整
この吸血鬼のアンデスは、初回案では現在のダメージカット30%が10%カットになると言うかなり大きなNerfが発表されていたけども、これが10.1.3で15%カットになり、この使用の為に吸血鬼の進行のステージ3が再度必要になりました。
ZOSが言う事では、まだこれは100%決定したものではなく、いつも通りLiveサーバーで実際走らせてみてどの位の軽減になるのか、暫くモニタリングされるようです。そして、この調整の理由については、単なるパッシブではなく、吸血鬼で走る事の動機として残しておきたいような事が書いてあります。
ウォーデンのパッシブ「貫く冷気(Piercing Cold)」のクールダウンの短縮
未だにPvPではウォーデンの今回の調整について賛否両論だけども、初期案でウォーデンの「貫く冷気」のパッシブは内容が変わる事になりました。もう一度、このパッシブの変更について正確に書くと、
- このパッシブは氷結ダメージを与える事により、
6秒間「貫く冷気」を付与します ⇒ (10.1.4で)4秒に変更 - 最大体力が3万以上の場合は、ブロック可能なダメージ量を6/12%を増やす
- 最大体力が3万未満の場合、与えるダメージが4/8%増加します
最後の8.1.4のパッチで、上の赤線を引いた部分、6秒に一度と言う部分が4秒に短縮されます。これにより、このパッシブが切れる事なく維持しやすくなる…とZOSは説明しております。
前にも説明したけども、現在の「貫く冷気」は氷の杖を装備する事で12%ダメージアップがあったものの、これがアップデート43から大きく変わります。最近は、ウォーデンもボンバーをやっている人達が居て、これがそういうビルドに影響を与えるのかかなり気になる部分です。
もう一つ、今回ウォーデンの調整では、アークティック・ブラストにも手が入っていて攻撃と回復が併用しづらいような形になったけども、もう一つ、PvPで問題になっているアークティック・ウィンドのもう一つ変異「ポーラーウィンド」。これはブラストとは違って調整はされていないものの、HPの高さで回復値のスケーリングが決まる回復なので、そうなるとHPの高さで効用が変わる「貫く冷気」のパッシブとは並び立たなくなると言う…感じで、アップデート43のネクロの強化と並んで、非常に興味深いものになっています。
果てしなく保管庫のクラス用新セット
初期案(8.1.0)の時に果てしなき保管庫の新セットは発表になって、これもテストしながらほんの少し調整されて来ました。以下が最後のパッチでの調整値になっています。
- Aetheric Lance – テンプラー エドラの槍
- 2 – 武器と呪文ダメージが129 増加
3 – クリティカル率を657 増加
4 – 武器と呪文ダメージが129 増加
5 – 30 秒以内に「焼けつく光(Burning Light)」で2回ダメージを与えると、5秒間、5メートルのエリアが作成されます。そのエリア内で「エドラの槍」のアビリティでダメージを与えると目標に槍が発射され、切り裂きと魔法ダメージを与えて武器ダメージと呪文ダメージが 6 秒間 300 増加します。この効果は 6 秒ごとに 1 回発生し、ダメージは武器ダメージと呪文ダメージのどちらか大きい方に基づいて決まります。
- Beacon of Oblivion – ソーサラー、デイドラ召喚
- 2 – アーマーを1487 追加
3 – 武器と呪文ダメージが129 増加
4 – 最大体力に1206 追加
5 – ペットをアクティブにしている間、体力 1840、アーマー 1980 を獲得します。ペットをアクティブにしていない間、モンスターへのダメージと回復量が 15% 増加します。バトルスピリット(PvP)が有効の時は与えるダメージと回復量が5%増加し、バトルスピリットが無効(PvE)の時は15%増加します。
- Pyrebrand – ドラゴンナイト、熾烈なる炎
- 2 – 攻撃貫通力が1487増加
3 – 武器と呪文ダメージが129 増加
4 – 武器と呪文ダメージが129 増加
5 – 軽攻撃は 6 秒間にわたって 2 秒ごとに炎ダメージを与えます。完全にチャージされた重攻撃は、継続ダメージ効果を最大3つ使ってターゲットの半径 6 メートルに炎ダメージを与え、体力 33% 未満の敵に最大 200% の追加ダメージを与えます。ダメージは武器ダメージまたは呪文ダメージの大きい方に基づいて決まり、ターゲットに継続ダメージ効果を与えるたびに 20% 増加し、最大 60% 増加します。
- Umbral Edge – ナイトブレード、シャドウ(影)
- 2 – 最大体力に1206 追加
3 – アーマーを1487 追加
4 – 最大スタミナが1096 増加
5 – シャドウ アビリティを発動すると、3 秒間、最大 6 秒ごとに 1 回、Umbral Riposte を獲得します。Umbral Riposte により、次に自分に対して行われる攻撃を回避し、攻撃している敵に自動的に呪いをかけ、5 秒間、メジャー脆弱性を適用して、受けるダメージを 10% 増加させます。
- Aerie’s Cry – ウォーデン、獣王
- 2 – 攻撃貫通力が1487増加
3 – 武器と呪文ダメージが129 増加
4 – 武器と呪文ダメージが129 増加
5 – 軽攻撃でダメージを与えると、ターゲットに 12 秒間イーグル マークが適用されます。イーグル マークにより、3 秒の遅延の後、3 秒ごとにワシがターゲットを攻撃し、攻撃ごとに物理ダメージを与え、動物の仲間の能力により(あなたの)ダメージを 10% 増加します(バーの入れ替えによって持続はしない)。この効果は 3 秒ごとに発生しますが、すでにイーグル マークを持っている敵には適用できません。一度にアクティブにできるイーグル マークは 1 つです。
- Corpseburster – ネクロマンサー、墓の王
- 2 – 武器と呪文ダメージが129増加
3 – 武器と呪文ダメージが129増加
4 – クリティカル確率を657増加
5 – 死体を消費すると死体が爆発し、5 メートル以内の敵に魔法ダメージを与えます。スロットに装備されている 墓の王 のアビリティごとに 10% 増加します。この効果は 0.5 秒ごとに発生し、武器ダメージまたは呪文ダメージの大きい方に応じて変化します。
※ 10.1.3においてこのセットの基本ダメージが34%増加し、ヒットした敵に侵害・弱(耐性マイナ2974)を適用
- Spattering Disjunction – アルカニスト、書の使者
- 2 – クリティカル確率を657増加
3 – 武器と呪文ダメージが129増加
4 – 武器と呪文ダメージが129増加
5 – アルカニストのアビリティでダメージを与えると、ターゲットにランダムなステータス効果を 2 つ適用します。この効果は 7 秒ごとに 1 回発生します。書の死者のアビリティでダメージを与えると、このクールダウンが 0.5 秒短縮され、最大 1 秒ごとに 1 回発生します。
アップデート43からの果てしなき保管庫
去年、インフィニティアーカイブ(保管庫)がスタートした時のクラスセットと言うのは、少し内容が分かりづらかったり、あまり攻撃的なセットは無いように思えたけど、今回はかなり攻撃的なセットが多くなっているような気がします。
アップデート43からの保管庫は、新セットだけではなく「幻視」や「韻文」にも幾つかの追加があるようで、インフィニティ・アーカイブに飽きた人でも再び楽しめるようになる?
余談なんだけど、先日、ちょっと聞いた話によれば、最近エンドレスアーカイブで猛威を奮っているビルドは、ドラゴンナイトのマグマシェル(ult)をずっとONに出来るビルドだそうで、自分はDK専門なので、当然こういうのを聞けば、どうやるのかだいたい想像は付きます。今は仲間に自分のultポイントを分け与えるアビリティや神話アイテムもあるしね。しかし、これはドラゴンナイトのアビリティがうんぬんとか言うより、グループでultの共有できるものを最近幾つか出しているZOSの方の問題だと思ってます。PvPでもこれらが何度か問題になってきました。
正直、こういう使い方されて、また余計なNerfになったらどうすんだよ… と思う部分もありますが、これは本当にどのクラスの人もそういう心配があるのは同じだと思ってます。
と言う事で、今年の第3期のアップデートはこれくらいしか書く事はありません。2年前までは、8月のアップデートはいつも新しいグループダンジョンが来るターンだったけども、コロナ環境下のリモートワークのせいもあったかもしれないけども、数年前からESOのゲームに修正が追いつかないほどの多くの不具合が起きて、8月のアップデートはそういう問題の修正に当てられる事になりました。
そして、8月のESOの予定については、公式の方が纏めてくれているので、それを参照下さい。
例年なら、QuakeConの時にその年の新章の初セールがあったり、クラウンのセールが行われる事があります。但し、実は去年の日本語PC版の8月セールは、日本語コンソール版のスタートの影響があったからかもしれないけど、8月の終わり頃に来る事になってかなり遅れた事がありました。
今年はどうなるのかわかりませんが、公式の発表を待ってみてください。