シロディールのPvPテストやPvEのダンジョンのイベントが終わって、やっと息抜きと言うか、先週は曲の特徴ワードを入れるだけで簡単に誰でも作曲できると言う「Suno AI」で遊んでおりました。
いきなり本音言えば、音楽やる人間からしたらかなり問題があるツールに思う部分もあるし、同時に自分達のレベルでは適当に録り貯めていた音源あげてやれば、本当に簡単に自分達が思いつかないようなアレンジにも一瞬にしてくれて、もう動画とかの音楽には困らないか… と言う感じ。
だから、音楽やっていてオリジナル曲持っている人達が使うには問題ないかもしれないけど、そういう勉強を一切してこなかった人がAIにイメージを与えるだけで(例えば、"海"、"南国"とかワードを指定するだけ)どこに著作権があるんだかわからない無国籍な音楽が量産できると言うのもどうよ… とか。しかし、こういう問題を語りだすとブログの記事一つではとても足りないので、今日はやめておきます。
suno AI について、その問題
それで、このAIの年間使用の有料版に申し込んで、一体何が出来るのかやってみました。今一年払いだとproの有料版が月(6ドル/通常10ドル)で使えるから。
suno AIって何よ? と言う人は、ネット上で自分よりもっとうまく説明してくれてるサイトとか動画が沢山あるので見てみてください。自分は最初はこの彼の動画にお世話になりました。
GhatGPTとかGemini使った事がある人なら、イメージするワードを入れるだけでコードも譜面も音楽経験もなしにいきなりAIが曲を作ってくれる… と言う事を簡単に理解できる筈。これはAIのイラストのお絵かきと一緒ですね。
最初、ワードの入力だけで曲を作ってみた
そんで、こういうワードをSuno AIに最初に与えてみました。
「80年代アメリカン産業ロック風、分厚いシンセサウンドとエレキギターのリフ、力強い男性ボーカル、ドラマティックな展開」
これで自分がヴァン・ヘイレンの"ジャンプ"の曲をイメージしていた… と言うのがわかったら友達になりたいですねw そんで、これがジャンプの原曲。リアルタイムでこの曲知らなくても多くの人が知ってる名曲です。
しかし、あれぇ? AIが作って来た曲はこういう曲。
題名からして、ディープ・パープルのハイウェイ・スターをAIはイメージした感じもあるけど、女性のリードとなんか稲葉さんみたいな声のデュエット、かなりよく出来ている曲。これがたった「80年代アメリカン産業ロック風、分厚いシンセサウンドとエレキギターのリフ、力強い男性ボーカル、ドラマティックな展開」のワードを入れただけで出来た曲とか信じられますか?
こんなんじゃ、音楽業界けっこう脅かされる可能性があるwww
まことさんの曲をベースにAIが作った曲
しかし、2-3曲様子見てみたところ、どれもが自分の好きなタイプの曲じゃない。全部、歌謡曲コードだったりアニソンみたいだったりw いや、もっと自分のワードの入れ方を工夫すればいいんだろうけど、もう面倒臭い。自分が作った曲を入れて、どこまでAIが曲をいじくって来れるのか、ちょっとやってみました。
ここからは、全部まことさん(管理人)が中高生の頃に書いたオリジナルの曲がベースになっております!!
こういうところに置いておく曲だから、自分が中学か高校生の頃に書いた曲を使う事にしたし(何かあってもあまり惜しくない)、本当はオリジナルの録音と聴き比べしてほしいくらいなんだけど、ネットの上でどう拡散するかわからない場合もあるので、オリジナルは紹介できなくてすみません。
- アーバンなグルーブしてる曲(←なんだこの表現は…ww)
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日本人が作るのが超苦手と言うかなり良いグループ系の曲です、マコトさんはグループは大の得意でございます。よくAIはこのグルーブ感について来てくれたと言う感じで。こういうタイプの曲は実は自分の真骨頂の領域ですww ただこのAI曲でのオリジナル度は40%くらいしかありません。
- チルでエレクトロな女性ボーカルもの
- 今度は女性のボーカル入りのエレクトロ・チルのタイプの曲です。このタイプの曲は好きな人が多いと思っております。
この曲も同様に中高生の頃に書いた曲がベースで、オリジナルにはスキャットもボーカルも入ってなくて自分のシンセソロがリードを取っておりますが、うまく歌詞と歌を乗せてくれたと思ってます。この曲はオリジナル度は60%くらいかな… ドラムシンセのラインはほぼオリジナルのものを使ってくれております。
- アンビエントなチル
次の曲はアンビエントなチル曲です。このオリジナルも自分のピアノとシンセストリングスだけの曲でかなりオリジナルに近くて80%。ただ少し苦労したのは、この曲をAIの触らせると不協和音がかなり出て来て、不協和音をNGワードに入れてやっとダイジョブになりました。
- ボサノヴァ
- 次はもう一つの自分の得意分野であるラテンのボサノヴァですwwww これも日本人の苦手系の作曲かもしれませんが、これもオリジナルの近さ80%です。メロディもコードもオリジナルにかなり近いです。
ただ、この曲もAIに触らせると不協和音が出やすい問題がありました。これはボサ勉強していない人のアレンジよりはずっと良いように思うwww 自分は15歳でボサの父と言われるアントニオ・カルトス・ジョビンの音楽に出会って、本当に感化されて、これはブラジルの伝説的なF1ドライバー 故アイルトン・セナに捧げた自分のオリジナルです。リードとソロの部分がカスカスの部分があったり最後のコードが「ん?」と言うところもあるんだけど、まあ、良いでしょう。プロのお仕事じゃないしw
同じオリジナルを利用しても全然違う曲になる場合
最後に、同じ自分のオリジナル曲を使っても、ここまで差が出るんだぞ… と言う例。
スクウェアとかカシオペアの80年代のフュージョンみたいな曲だけど、リズムセクションが良いねー。実は自分のオリジナルはかなりラテンのサンバに近くて、この曲には自分のオリジナルのサンバっぽいリズムリフが何箇所かサンプリングのように使われております。こんな使い方も出来るんだな…とか。オリジナル度65-70%
しかし、この曲と同じオリジナルでAIが作って来たのが次の曲。サンバどころか、お江戸ーーー!!みたいな曲。
www 自分もお江戸コードの曲を幾つか持ってるんだけど、だから、嫌いじゃないし、しかし、オリジナル度はたったの5%としておきましょうw しかし、サンバ系の曲が思い切り「お江戸」系になっちゃうのが、AIがなさえる技www
と言う事で、実は自分もこのSuno AIについてはわからない事が山程あって、おいおい学んで行きたいと思ってます。また曲が出来たら紹介します。
あと曲のプレイヤーの絵もChat GPTが全部書いてくれました。本当にすごい時代。楽しくて仕方ないわww