半月ぶり以上ぶりシロディールに戻ったけど、やっぱりシロディールの戦闘はメチャクチャ面白い。ずっと行きっぱなしだと段々と新鮮味が薄くなって来るけども、半月位休みもらって良い感じでリフレッシュになった。
目次
ベートーヴェンのピアノ協奏曲第5番「皇帝」
それで、昨日、シロディールのアリウスからブルーロードに向かって仲間と数人で豪快に馬を飛ばしている時、突然、この曲が自分のステレオから流れて来たんだけど、自分の感性では、それがシロディールに似合いすぎて大ウケしてしまった。「ターラララッタターターターター」(下動画 2分2秒位から)と言う冒頭部分の勇ましい部分。
あまりにも有名なベートーヴェンのピアノ協奏曲第5番「皇帝」の第1楽章。世界三大ピアノ協奏曲の一つと言われる事も多い。
自分が聞いていたのは上の動画と左のSpotifyのプレイヤーと同じもので、ピアノがポリーニ(彼がショパンコンクールで優勝した時、審査員をしていたルービンシュタインに「彼以上に上手く弾ける人が居るのだろうか」と言わしめた伝説の持ち主で、現役の最も素晴らしいピアニストの一人と言われている。)、そして指揮がカール・ベーム、ウィーン・フィルと言う申し分の無いライブ録音。
このベートーヴェンのピアノ協奏曲第5番に付いた「皇帝」と言う副題は"後付け"と言う説が強くて、ベートーヴェンがこの曲を執筆中、ナポレオンがベートーヴェンが住むウィーンを占領しようとしていたらしく、一時はナポレオンの進軍のイメージで作られた…と言われた事もあった。
しかし、今では、ウィーンを占領しようとする敵国の皇帝をイメージしてこんな曲を作るわけがない…と言う考察もあって、「皇帝」と言うのは後から付けられた説が強い。
ナポレオンと言うのは色々な伝説を持っているけども、人の想像の中でベートーヴェンにも曲を作らせてしまうほど、時代の寵児ような衝撃的な人だったのかもしれない。この曲の壮大で勇ましい部分が「皇帝」と言うイメージに合っている事には納得する。
実際、自分達がプレイしているESOもファンタジーの世界の話で、特にESOの同盟戦争と言うのはESOの中でも特別なステージで、同盟に忠誠を誓った者たちが自分達が仕える同盟の指導者の指揮のもと帝都の覇権を巡って争う。ベートーヴェンの「皇帝」がシロディールに合うように思えるのは、そういうゲームの壮大な背景もあっての事なのかもしれない。
ベートーヴェンがBGMのシロディールは、自分の感性から見ればマジでカッコイイ。
最近はクラシックの話ばかりしてるけど、クラシックの話と言うのは歴史に影響を受けた伝説とか逸話が沢山あって、個人的には書いてても読んでいても楽しい音楽のジャンルだったりする。
英語公式フォーラムのアンケート「みんなゲームをしている時は何を聞いてるの?」
それで、いつも書いてる通り、自分はESOをやっている時もPCとは別のステレオで別の音楽を流しているんだけど、8月の終わり、英語公式フォーラムで個人的には興味深いアンケートがあった。
「ゲームをプレイしている時にみんな何を聞いてるの?」
普通にゲーム音だけで楽しんでいる人が一番多い。
自分の場合は、2番目のところにある「ゲームのエフェクト音を維持しながら自分の音楽を聞く」と同じだと思う。本当は音楽だけ聞いていたい時もあるんだけど、しかし、PvPとかだと戦闘音楽が始まったり終わったり、色々なSE音や環境音で事態を察知する事も多いから、ゲームの音楽も完全に切っていない事も多い。しかし、自分のようなプレイヤーは結構海外にも居るんだねw
このアンケートで、自分の音楽を聞いている以外を答えている人たちは、ヘッドホーンを使っている人も多くて、確かにヘッドホーンじゃ違う音楽を聞く事は出来ないよね。その分、ゲームの音楽もSEも綺麗に聞こえるだろうから、それも楽しそうな環境にも思う。
超余談: ヘッドホーンの怖い思い出
しかし、自分に限れば、仕事で必要な時はヘッドホーンもかなり使うけど、前にヘッドホーンで怖い思いをした事があったから、自分の家とかでは今は好んでつけたいものじゃない。
学生の時、自分の部屋でヘッドホーンして爆音で音楽聞いていたら、なんか妙に人の視線みたいなのを感じて、窓の外を見たら、なんか怖い女の人のような顔がボーと浮かんでいた…。
ギョヘェェーー!!とか飛び上がって、ヘッドホーンをかなぐり捨てて、階段を転がり落ちるように親が居る居間のところに逃げたwww
「お前、寝ぼけてんじゃないぞ」と言いながら、兄貴が自分の部屋を確認しに行ってくれたけど、当然のように「そんなものは何も無かった」と言う話。
いや、自分も気のせいだったと思いたいし、その時は混乱して何がなんだかわからなくなっていたし、今でも「自分はそれを本当に見たんか?」と思う事がある。
しかし、音楽関係の人から嫌な話も聞いた。ヘッドホーンで爆音で音を聞いてると外部の音を遮断してしまう為、音と言う非常に重要な外部からの情報源が殆どなくなる。それにより、音の代わりに外部の状況を察知しようとする意識が無意識に働き出して、普段使われていない第六感みたいなものが開いてしまうと言うか、それが普段は感じないものを感じ取ってしまう…。
もう、やめろよ……みたいな話だけど、それから、ヘッドホーンと言うのは自分にとっては好んでつけたいものでは無くなったwww
しかし、本当にそんな事があったら、世の中でヘッドホーンなんてつける人は殆ど居なくなるだろうし、実際はそうなってないし、自分も「まさか」と思うようにしてるけど、しかし、霊感が無い方か?と言うと、そうじゃないような気もする。寺のお坊さんからも音楽とかやって感受性を強く持っている人は、色々なものと共鳴しやすいからそういう傾向がある…とかさえ言われた(泣)
……ヘッドホン使っている人に、怖い思いさせていたら、ごめんねw
ESOの英語公式フォーラムにもあった「ベートーヴェン」
それで、英語公式フォーラムの音楽の話に戻るけど、ここに書かれている皆の意見が面白くて、音楽じゃなくて奥さんが隣でいつも怒鳴っている…とかw
この人の場合は、ゲームに夢中になっている事に奥さんがいい顔をしてないような書き方だけど、我が家はいつも一緒にシロディールに入っていても、年中下らない喧嘩してるwww
(とか、パートナーのナイトブレードはすぐコロっと死ぬから、ジルの回復が必須。ゲームに入らないでいると、自分にわざと聞こえる声でゲームの実況が始まるし、要するにそれは「来てほしい」の合図だったりするw これが結構自分には騒音)
このスレッドには他にも面白い意見が沢山あるんだけど、
「クラフトしている時は、ピンク・フロイド。ダンジョンの時はブラックダリア」
この人はプログレとメタル。
自分のようにクラシックを聞いている人も見つけた。
「大抵はヴィヴァルディ、バッハ、モーツァルト、ベートーヴェンとか…何も起きてない時はスローパートを聞いてるし、何かする時は少し回転のペースを早くするとかね」
そしたら、これに他のプレイヤーが反応していて、
「月光ソナタはカッコイイよね」(月光ソナタはベートーヴェンの有名なピアノの曲)
「その第三楽章のエレキギター・バージョンを聞いた事がある?」
「それはチェックしなきゃ」
お前らと友達になりたい!!!! www
この話に出て来る月光ソナタ。1楽章はあまりにも有名で、ピアノの名曲集にもよく含まれているけども、ベートーヴェンのピアノソナタは本当に沢山のピアニストが録音しているから誰の演奏を紹介しようか迷った。
その中でも非常に男性的な解釈として名高いエミール・ギレリスの名演。個人的には彼の演奏こそベートーヴェンと言う感じがして、特にESOのスレッドの人が触れている第三楽章、ギレリスの力強いピアノはその魅力を引き出していると思う。
それで月光の3楽章のエレキバージョンってこれかな? …と言うか、これしか探せないんだけど。
このギターリストは知らないけども、この曲においてはライトハンド奏法のすごい速弾きで、彼のこの曲はSpotifyにもある。同じ系列のギターリストとして、超絶ギターとして有名なイングウェイ・マルムスティーンも出て来る。しかし、この超アップデンポのこの曲をよくギターで再現していて、ある意味でマジですごいwww
この手のジャンルは聞き手によっては騒音に思える事もあるかもしれないけど、かなり評判が高いギター演奏のようで、面白い話が聞けて、ESOの友よ、ありがとう!!
シロディールのBGMに似合いそうなクラッシクを幾つか選んでみたけど
今日はベートーヴェンから変な話の展開になっちゃったけど、しかし、自分がESOをしている時に聞いてる曲は、本当に何の一貫性も無い結構行き当たりばったりの事も多い。だから普段は、自分が好きなファンクとかソウルを聞いてる事も多いし、ロックが流れている時もあるしね。
しかし、シロディールでベートーヴェンの皇帝の一楽章を聞いてみて、今まで聞いた来た曲より、なんか一番シロディールにそれが似合っている気がした。シロディールはその歴史も相まって「品性」が必要なのかもしれないwww
それで、シロディールに似合いそうなクラシックを自分も考えてみたけど…
何か適当に選んで来たけど、しかし、この曲でシロディールをプレイしたら面白そうに思うものの、ずっと聞いてたら"ポシティブ押し"過ぎてマジで疲れそうな気がするwww
日本語題名を書き出しておくけども…
- 「威風堂々」 エルガー
- 「組曲 惑星より 木星」ホルスト
- ◎「フニクリフニクラ」歌:パバロッティ
- 「くるみ割り人形より ロシアの踊り」チャイコフスキー
- ☆「禿山の一夜」ムソルグンスキー
- 「軽騎兵 序曲」スッペ
- 「1812年 序曲」チャイコフスキー
- 「ラデッキー行進曲」ヨハン・シュトラウス1世
- 「ウィリアム・テルより」ロッシーニ(Spotifyのプレイヤーではシュトラウス1世になっている)
- ◎「トランペット吹きの休日」ルロイ・アンダーソン
- ◎「春の声」ヨハン・シュトラウス2世
- ◎「ピアノ協奏曲第5番・皇帝」ベートーヴェン
この手のタイプの曲…要するにインパクトが強い曲だけど、多分、一度はどこかで聞いた事がある曲が沢山あるかもしれない。
◎が付いている曲は、もしシロディールの動画に音楽を付けるなら、特に使ってみたいと思う曲。これらの音楽を使ったら、脳天気な動画になりえる可能性があるけど、音楽の力は、そのイメージを変えてしまうことがあるよねw
そして☆が付いているのは、「禿山の一夜」だけど、譬えばシロディールで、仲間数人しか居ない砦に敵の何十人ものZergが現れて「うぇーどうしよう」とか思う混乱と緊張を表すにの使ってみたいと思った曲。敵の巨大Zergのテーマwww
(ここにワーグナーが入ってないのが不思議な感じがするけど、個人的には仰々しすぎてワーグナーは苦手な一面がある)
そう言えば、スターウォーズのテーマは、ホルストの「惑星」からかなりインプレッションを受けていると思うけど、特に「惑星」の「火星」。これはダース・ベイダーの曲にかなり影響を与えたんじゃないか…と思う事がある。この火星の副題は「戦争をもたらす者」。この曲はこのプレイヤーに入れてないけども。
さ、今日はシロディールで何を聞く事になるかな…。それも楽しみだったりする。