Spotifyが集めて来てくれたお気に入りのアーティストの曲を流していたら、音もピアノも美しすぎて、まるで急に映画の一場面が浮かんで来るように時間が止まったりした。
やっぱりデビッド・フォスター大先生だったw この先生はいつも自分の心と感性を揺さぶってばかりいるし、どこか必ず彼の作品だと匂わせる部分がある。これはフォスター先生が3月6日にリリースしたシングルらしい。しかし、彼の曲でべたべたのマイナーコードはそこそこ珍しかったりする。
本当に子供の頃からデイブ・グルーシンと並んで真剣に「これは譲れないレベル」で最も敬愛して来たピアニストでありコンポーザー&プロデュサーであり、アメリカ音楽業界に多大どころか莫大な影響を与え続けた人で、色々な同じタイプのピアニストを聞いて来る事になったけど、自分のピアノに大きな影響力を持ったと言う意味ではそれを超える人には出会えないと思う。
デビッド・フォスターと言うと今は「バラードのおじさん」みたいなイメージになっちゃってるけど、個人的に最も好きな彼のワークスはやっぱりアース・ウィンド&ファイアーとの仕事。まだフォスター先生がそれほど有名でなかった頃(70年終わりから80年初期)、アースのモーリス・ホワイトとマイケルのプロデューサーとしても有名なクインシー・ジョーンズはこの才能を見抜いてフォスターと言う白人のコンポーサー兼キーボディストを重用する事になり、そこからデビッド・フォスターのアメリカ音楽業界での快進撃は始まったと言っても過言では無いと思う。
↑ 個人的にアース・ウィンド&ファイアの中で最も好きなアルバムだけど、このアルバムの多くに作曲者、アレンジャー、キーボードとしてフォスター先生が関わっている。3曲目の「Afeter tha love has gone」は現在は超スタンダードになっていて(一体、どんだけの人がカバーしているのか?)、この曲ではグラミーのレコード・オブ・ジ・イヤーにノミネートされている。(5曲目はオジサン世代のディスコの名曲とも聞いているw)個人的にはこのアルバムでもアル・マッケイのファンクギターが好きで仕方ない。また余計なところに話が行ってすみません。