最近、本家のサイトにESOのハウジングに関係するページを作ろうとしていて(サンプルを見せる程度にしかならないけど)、その間、色々な寄り道しすぎちゃってまだ出来てないけど、その時に色々と寄り道していた今日は「文化」に関係する話し。
目次
コロナ防止のバナー作成の真意
今年はゴールデンウィークとお盆に続き、正月も実家に帰るのをやめて、自分は最近は家にパートナーと引きこもってコロナが少しでも収束する事を祈っていたけど、全然!
それで、自分のサイトに遊びに来てくれる人の多くはゲームのファンで、外に行かなくても家で楽しめる人が多いと思っているし、ゲームのファンの人たちに外に行くな…とか言う必要はあまりないとは思っている。だから、来てくれる人に対しての注意じゃなくて、ゲーマーはコロナ防止の為に家に居て協力しているぞ! と言う意思表示の為に、「コロナ防止の為に家に居よう!」と言うバナーを作ってサイトに貼っておいたw
(万が一これが欲しいとか言う人は、「名前を付けて画像を保存」と言うのでどうぞ勝手にお持ち帰り下さい。但し直リンクだけはやめてねw)
Stay at home? それとも Stay home?
しかし、このロゴを作る時、自分は"コロナで家に居よう"は「Stay at home」と思っていたけど、「Stay home」と書いてあるロゴもあるし、これについて検索してもらうと日本語の記事でも色々と答えが見つかる。大まかにStay at homeと言うのはイギリス英語で、Stay homeと言うのはアメリカ英語と言う答えが殆ど。
何度か書いてる通り自分の英語はイギリス英語に近い為に「Stay at home」を選んだけども、どちらでも構わないらしい。
これについてはコロナが流行る10年近く前、幾つかの英語圏の語学フォーラムでも話題になっている。
その位、イギリス英語とアメリカ英語と言うのは微妙に違っている。
と言うか、正直に自分ははっきりイギリス英語とアメリカ英語がどう違うとか微妙にしかわかってないし、そういう文献とか読んで指摘されて「確かにここは違う」とか気付く事も多くて、しかし、人からはイギリス英語に近いと言われるし、イギリス英語になってしまった理由は大きく心当たりがある。単にイギリス英語に触れている時間がかなり長かったと言う事。
余談: 欧州圏と英語
また英語圏ではない欧州人の方が、英語が第一言語ではない日本人の自分からするとわかりやすい英語を書いたり話したりする事も結構あるように思えている。
ESOのクラス代表でビルドとかの有名な英語サイトを持っている某氏も実はスイスの人で、彼の英語は非常にわかりやすいけど、彼はスイスの兵役(これはスイスでは義務)まで終えて、すごい学歴を持つ超インテリだったりする(彼は現在ドイツ在住だし、第一言語はドイツ語でしょう。スイスには4つの公用語があるけど、その一つがドイツ語)。
自分が所属しているESOのPvPギルドにもドイツの人が居るんだけど、ボイスチャットで発音でも聞かない限りチャットに書いている英語ではドイツ人である事はまず見抜けないし、自分も一部の仲間が日本人と見抜けなかったのと同じで、こういう覆面イングリッシュ・スピーカーがESOの中には沢山居る。
そう言えば、F1の関係でドイツ語のサイトに行く事も多かったし、その時、ドイツ語はわからないからGoogle翻訳でそれを英語にして読むんだけど、スペイン語やイタリア語と比べてドイツ語と英語は近い感じを受ける事もある。日本人が英語を学ぶよりドイツ語圏の人が英語を学ぶ方が簡単かもしれない事は漠然とは理解している。
なぜドイツ語と英語が近いのか? とか、この辺りを詳しく知りたい人は、前にQuoraに非常に興味深い欧州の言語の系統を教えてくれる記述があったから、それを読んで時間つぶしをしてみて下さい。
この記載に添付してある言語の地図の区分けを見ると本当興味深いんだけど、北欧の言語と言うのも英語やドイツ語と同じゲルマン系の分類で、実際、北欧は英語を得意としている人は普通に居て、Wikipediaの英語話者の国別の人数を見ると、北欧の国々はフィンランド以外80%以上の英語の話者が居る。
フィンランドは少し特殊で、ドライバーの世界でもフィンランド人が多い事からフィンランド語については聞いてはいたけども、この記事を読むとかなり笑えるかもしれないw フィンランド語は北欧にありながらモンゴル語に近いと言うのに驚いた。
ESOのプライムタイムは圧倒的にアメリカの仲間になるし、自分はスラングとかわからない事も多いし(それを覚えようとか言う意欲もあまりないw)、アメリカの人たちは何でも頭文字だけとって省略しちゃうし「えっ、何言ってんの?」とかたまにある。最近の英語の省略文化はSNSの影響もあると思うけども。
先に紹介した英語の言語フォーラムのページにも、「言語は、特にアメリカ英語に都合よく発展して来る事になった。例えば短ければ短い方が良いように」とあるけど、それに対して「"at"は省略できる場合とそうではない場合がある」と書いている人も居る。
英語も色々な場所で色々な人々に使われて常に変化して行っていると言うし、そのオーソドックスと言うかベーシックな部分を使うのが英語が第二言語の人には多くて、発展型を使う人達がアメリカの人たちなのかもしれないし、だから個人的には英語圏以外の人たちの英語が理解しやすいと言うのもあるように思う事もある。日本語だって時代を経て微妙に変わって行ってると言うし、自分も英語についてはまだまだ勉強しなくてはいけない事は山程あるよね。
ESOの英語公式フォーラムで「メリクリ」スレッドが警告を受けた理由
語学の話しついでに、文化の話しも一つ。
先日、ESOの公式フォーラムで「メリー・クリスマス」と書いて仲間にクリスマスの挨拶するスレッドがZOSから警告を受けた。
その理由もコミュニティ・ルールに依るものだけど、「現実の世界の宗教や政治の話題はダメ」と言う事で、キリスト教徒でも無い自分でさえ「メリクリさえ言っちゃいけないの?」とか思ったりした。
しかし、確かにESOのゲームをしている人の全てがキリスト教徒では無いかもしれないし、時に宗教同士があまり仲良くない場合もあるかもしれないし、今はグローバル化した世の中で、ゲーム会社もそういう世界の色々な部分に気遣う必要があるのかもしれない。
実際、ここのところZOSはクリスマスの挨拶を「ハッピー・ホリデー」と書く事を徹底したし、Steamでさえセールにクリスマスの名前は使わないよね。自分も数年前から「ハッピーホリデー」を使っている。自分が「メリー・クリスマス」と使わないのは、これは世界の風潮に合わせて…と言う理由ではなく、自分は単にキリスト教徒では無いから。海外には本当に敬虔にキリスト教を信じている人たちが居るし、そういう人に混じって、キリストを信じてない自分がこの言葉を使っていいのか? とか色々と思う部分がある。
しかし、この時期に相手が幸せや健康を祈ってその言葉を言ってくれるなら、それには感謝しなくてはいけないし「ありがとう、あなたもね」と言うのが普通で、新年に向かって皆が幸せである事を祈る期間として、クリスマス期間は世界的に定着したと思っている。
ESOのクラウン木箱景品の「シューイ」の感情表現…?
文化の話しも一つ。ESOのアカヴィリのクラウン木箱の景品を見ているとこういうのがある。
「大酒飲みのブーツ」。靴で酒を飲む…と言うものだけど、実はこんなおかしな習慣をリアルで見たのは自分はF1が初めてだったし、この文化を車レースに持ち込んだ人が居て、それはオーストラリアのF1ドライバーのリカルドだった。
彼は表彰台に立った時、自分の靴を脱いでそれに酒を注いで飲んだけど、これはオーストラリアでは「シューイ」と呼ばれていて、多くの海外の人も知らない風習だった。これを見たオーストラリア以外の海外記者やファンは嘘でなく「オェェェー」と言った反応だったし、自分の靴ならまだしも、人が数時間履いてその汗が染み込んでいる靴に注いだ酒を他の人にも飲ませようとするとか、色々な国の人に「マジキチ」認定されていたw
実はこれに関連した記事を3年前に書いていたんだけど…
TESシリーズの関係者もこの犠牲になっていて、TES4オブリビオンでセプティム7世の声優をやっていたサー・パトリック・スチュアート(イギリス人)もこれをF1の表彰台でやらされた事があったwww (右がオーストラリア人のリカルド、左が名優パトリック・スチュアート氏。)
🖖 Sir Patrick Steeewwwey? 🤢👞🍾😂 @danielricciardo @SirPatStew #CanadianGP pic.twitter.com/TJl0eZFbEW
— Aston Martin Red Bull Racing (@redbullracing) June 11, 2017
この時、アメリカ拠点のF1の運営も(かつてはイギリス拠点)、パトリック・スチュアート氏に「ごめんなさい」とかTwitterで謝っていたほどw
再びF1では最近このシューイが話題になった事があったんだけど、これをESOに組み込もうとしたZOSの人はオーストラリア人なのか、それともモータースポーツのファンなのか?
どうぞ、このブーツが自分(ジル)のブーツでありますように!!w