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【ESO】次期アップデート31の暫定パッチ第3弾(7.1.2)が来る PvPの「戦いの精神」が再び少し変更 / 余談: New WorldがESOに与える影響?

約12時間かかるメンテナンスを経て次のアップデート31のテスト用パッチの追加が来たけども、先日話した通り、第3弾のパッチには再び戦闘関係の修正が含まれる事が多くて、今回も戦闘調整が更に幾つか来る事になりました。今日はその一部だけ伝えておきます。


再びバトルスピリット(戦いの精神)の調整

7.1.0案が来た時から、その初期案ではバトルスピリットによる被ダメの軽減率が特定のケースでは少し多い気がすると個人的な意見を書いて来たけども、初期案の55%減が今回のパッチで50%減になり、おまけに再び被回復の軽減率も50%から55%になると言う余計なものでも付いて来た。(要するにPvEと比較して回復量が55%offになると言う事。今は50%off)

前回の調整については以下の部分を参照下さい。

自分の場合は、かつてバトルスピリットで被回復が60%まで減らされる時代を知っているから、今さらそれが50%から60%の間で動く事には驚きは無いけども、しかし「たかが5%」なんだけどもシロディールではこの効果の違いは大きく出る事がある。

現在の被回復50%状況でも、それぞれのビルドの組み方やクラスが持っている被回復力によって同じ回復を投げていても全然効果が違って、正直に「うわぁ、この人全然回復しねぇ」とか思うシチュエーションもあるし(ミストフォームとかではないw)、シロディールは被回復が50%以上も減らされる環境だけに正直に「もう少し被回復を盛って来てほしい」と思う事もある。

それに被回復の数値については、マジカ型の人の方が"おざなり"になっている感じを強く受ける事も多いし、しかしこれは装備やロール的に仕方ない事にも思うし、PvEではタンク以外で被回復なんて数値を気にする人はあまり居ないよね。しかし、やはりPvPにはPvPのセオリーと言うものがあって、PvEで必要ないものも大事になって来る事がある。その為、シロディールでの被回復量と言うのは地味なものであっても重用なもので、だから、年中ZOSがこの数値を弄くり回そうとする。
 

余談1: シロディールの敵との距離とか今は無いにも等しい件

最近のパクトの場合、なぜかマジカ型のプレイヤーが多いと言われていて、しかし、他の陣営ではボーグループの編成員やボンバーでなければスタミナ型がかなり圧倒的で、攻撃力と言う側面でも現在のアップデート30下ではPvPはスタミナ型が有利とは言われている(高い攻撃力を構築しやすい)。その為、スタミナ型に距離を縮められればマジカ型はかなり苦しい展開になる事も多い。

ヒーラー以外でシロディールにマジカ型で来る多くの人は、遠距離から敵の反撃を喰らわずに攻撃出来る部分に利点があると思っているのかもしれないし、しかし、個人的な意見としては、現在のシロディールの敵との距離とかは機動力に長けるソーサラー以外はほぼあって無いようなものw

忘れてはいけない事はシロディールではビルドに足が速くなるものを詰め込んでいる人達も沢山居て、ボールグループは高機動で45%のスピード増しで近づいて来たりするし(これもスピード上がり過ぎといつもファンから文句がある1つ)、遠隔攻撃が安全なんてとても言えないようなケースも非常に多い。そういう時にPvE的なセオリーで遠隔攻・攻撃力重視でビルドを組んでいると簡単に倒されてしまう事も多い。シロディールの敵との距離ほどアテにならないものは無い…と言っても過言じゃないと思っている。
 

余談2: シロディールで回復量を減らせと騒ぐ人々

そして、PvP限定の「バトルスピリット」で再び被回復量が減らされる背景には、未だにボールグループの活動だけを見て「回復を下げる事がボールグループを弱体化させる一番の方法」と信じ込んでいる人達が居る事も影響している。こういう人達に限って自分達が仲間から回復をどれくらい受けているのかを正しく理解してなかったり、回復の調整に着手すると言う事は、敵だけに影響がある事ではなくて、実は自分たちの陣営の回復量さえそれに影響を受ける事を理解していない事が多い。

例えば、ボールグループとぶつかった時、彼らは回復量があるだけじゃなくて「せいの」で一斉に足止め掛けてアルティメットを放って来たり、こういう時に仲間は回避や防御できなければ仲間からの回復で耐えるしかなくて、それを誰が支えるんだよ…とかマジで文句言いたくなる時もある。回復が今よりずっと少なくなったら全員でネクロタンクするしか無いだろうけど(これは大げさだけどw)、その攻撃力では一生ボールグループなんて倒せない可能性もあるw

と言うか、今現実的にもっとも回復が必要とされるのはボールグループ以上に対攻城兵器の方で、一撃1万以上ダメージにでかい継続ダメージまで付いて来る氷炎系バリスタやトレビュシェット、マシンガンのように連続放射されるランサーウェポン、上階からの油…この対処にヒーラーのどれだけのマジカが消費されるのか。これらのダメージは被回復50%減のシロディールではバーストヒール連発じゃないと救えない事も多くて、未だに「care about siege and oil dmg」なんて書かなくてはいけない時がある。また、肉のカタパルトは更に被回復量を下げるし、このダメージ床に仲間が乗っていると回復の数値が出ない事も普通にある。取り敢えず自分は仲間のステータス異常も多少は解除出来るけど、これはプレイヤーの方で注意してほしい問題でもある。

一昨日のプライムタイムの時もセヤヌスで60人対60人規模の戦いになって、基地の中に四方八方から攻城兵器を撃ち込まれ続けて、10発以上の攻城兵器が着弾する中で、こういう状況で仲間が受けるダメージに対処出来るのはヒーラーしか居ない。しかし、一方的に敵の攻城兵器に撃たれるだけでそれをひたすら回復で維持するとか消耗戦の何ものでも無いし、その為「横から外に出て戦え。そして全ての敵の攻城兵器を壊せ」と仲間に指示を出す事になった。外に出るまでちょっと大変だったけど、それでも殆ど全員で出て行ったら、敵の方が驚いて攻城兵器を置いて散り散りになってくれて奇跡的な勝利に喜びの声をあげる事になった。

だから、それ位、今のシロディールでは攻城兵器と言うのは厄介なもので(プレイヤーの防御力とか体力再生下げられる一方で、攻城兵器のダメージは上げ止まりになっている為)、一概にそのダメージを下げろとは言わないけど、何か対攻城兵器の手段がもう少しあっても良いような気がする。対攻城兵器に強かったハートランド装備とかも去年Nerfされたしね。

その分、被ダメ軽減が今回下げられたとは言えアップデート31からは今の状況よりは6%上がる事になるけど、結局被回復数値を下げてるんじゃ何も変わらないし、いつもこういう余計な調整までが付いて来るのが、現在のZOSのPvPエアプ調整の成せる業と思う。前線に立つ人たちの意見にもっと耳を傾けて頂きたい。

 

アンドーンテッド技 「内なる獣(Inner Beast)」の再調整

7.1.0のパッチをまだ完全に纏めてないし、その纏めてない部分には、アンドン技のタウントアビリティである「内なる炎」の変異の「内なる獣」の調整が含まれていた。

それは挑発された敵へのダメージが2%から12%(ランク4で15%増)になる調整で、これがPvPで使われたらとんでもない事になる事が指摘されていた。敵プレイヤーは挑発できないけど、その影響下には置くことが出来ると言う事で。その為、今回の7.1.2では、このタウント技はプレイヤー以外の敵のみに有効と言う制限が加わり、ランク4でのダメージが15%から10%に減らされています。

 

新しいPvP装備の再調整

アップデート31から3つの新しいPvP装備が加わるけども、その1つが「Plaguebreak」と言う対ボールグループ用の中装で、直接ダメージを与えると病原菌が敵プレイヤーに感染してそれを除去しようとすると病原菌が8メートル以内の仲間に飛び散ってダメージを受けやすくなると言うもの。

この装備技のクールダウンは10秒に設定されていたけど、7.1.2の再調整では100ミリ秒(0.1秒?)に下げられ、しかし、これは現在病原菌に冒されていない人のみ感染させる事が出来ると言う定義までが付いて来た。またこの病原菌は多数のプレイヤーで一人のプレイヤーに多重がけは出来ないと言う説明もあった。
 

余談: 一人に何重も技がスタックしてしまう問題

と言うか、シロディールで長年問題になっている事は、1つの技が一人のプレイヤーにスタックしてしまう事で、ダメージやデバフ、CCのようなものだけではなく、一番問題になっているのは回復杖技の「再生」が一人に複数スタック可能な事。

これは某ボールグループのリーダーからも指摘されて話題になった事があった。ボールグループがこの再生スタックに一番恩恵を受けていると言われて来たけども、この有名なグループのリーダーは「ゲームパフォーマンスの為にこれはスタックするべきじゃない」と言ってくれた。このグループが一番熱心にいつもシロディールテスト参加して来て、パフォーマンスの改善についてボールグループとして最もZOSに協力して来たところだった。

しかし、ZOSの方がその信頼をあやふやにしたと言うか、そのグループはプレイヤーを何ヶ月もテストで拘束するのだからシロディールのパフォーマンス・テストの結果をデータとしてちゃんと公表してほしいとお願いしていたにもかかわらず、いつも「○○はあまり影響ありませんでした」と言うあまりに曖昧な答えしかZOSから来なかった。それで「ZOSはシロディールに本気で取り組む気が無いだろ?」とか、ファンの方もシロディールのパフォーマンスの改善に何も期待しなくなってしまった…と言う経緯があった。

このボールグループは、パフォーマンスに負担を掛けない戦い方も率先して研究して来て、確かに彼らと戦う時はパフォーマンスは荒れない事も多くて、しかし、全てのボールグループがこういうボールグループのような考えのレベルにあるわけではなくて、戦闘に有利になるものなら何でも取り入れてスパムしまくって…と言う事を繰り返している所も多いし(多分、なぜシロディールのパフォーマンスが悪くなるかも殆ど理解していない)、こういうグループの姿勢に他のプレイヤーが腹を立てているような部分もある。

しかし、一番悪いのは何の改善の糸口も見つけられないまま、未だ何の規制もシロディールに導入できないZOSであって、サーバーの処理能力を越えたものを許容し続ける事は多くのプレイヤーを逆に苦しめているし、現在のサーバーが現在のシロディールの入力や情報を処理しきれないなら、処理するものを減らすしか方法は無い。

(気付いている人も居るかもしれないけど、現在ボンバーが多い時もパフォーマンス低下が激しく起こる事があって、ボンバーの一連の技と言うのは何か処理するものが多い可能性もある)

 

アマゾンの新MMO「New World」がシロディールに与える影響

しかし、最近興味深い動きがある。

アマゾンのゲームスタジオが開発した「New world」と言うゲーム。これがESOのフォーラムでも話題になっていて、皮肉な事にPvPと強く結びついたESOの公式ストリーマーまでがESO実況で使用しているチャンネルで「New World」のベータ版の実況をしていたりするw 自分達ようなTESファンとしてESOのゲームに来た人たちにはそれは関係のない話ではあっても、色々とゲームを渡り歩いて来たプレイヤーにとっては大きな関心ごとになっている。

幾つかのPvPギルドが「New world」に行くと言っていたり、その理由について「ESOのPvPパフォーマンスと戦闘バランスが酷すぎる」と言うのが筆頭にある。個人的には文句言いながらでもESOを愛しているからシロディールで敵や仲間としてずっと戦って来た人達に「New World」には行ってほしくないけども、しかし、そういう彼らを止められる「材料」が今のESOのPvPには無い事もどこかで認めているような部分もある。

「New World」をプレイしてみたプレイヤーの話では、コンテンツとか色々な事を充実させるにはまだ2-3年以上の年月が必要だと言っている人も多いし、グループコンテンツが殆どだそうでソロプレイに優しいESOの方がずっとプレイしやすくてすぐに戻って来たと言う人も居る。実際、発売されて7年経ったMMOと出たばかりのMMOを比較する事は現時点では難しいと自分は思っているし、ESOだってこれだけのシステムやコンテンツを充実させる事が出来たのは月日が成せる業だった。

しかし、この「New World」の登場で少しZOSに刺激がある事を期待するし、多くのPvPギルドが「他のMMOの成功次第ではESOを離れるかもしれない」と語っているように、それによりまるっきり改善されずに逆にエアプ戦闘調整のせいで改悪された感さえあるPvPにもう少し真剣に手が入る事を望むし、今回の7.1.2のパッチも「もう少し出来る事があったんじゃない?」と言うのも本音だったりする。

アップデート31の暫定パッチの追加はあと2回来ると思っているし(たまに4回で終わってしまう事もあるんだけど)、何かPvPに希望が持てるような改善があるといいんだけど、最近はもっぱら「ボンバー何とかしろ」になっているし、本当にこの改善でZOSが言うTTK(相手を殺すまでの時間)の爆短が改善されるとはとても今の段階では思えないw

それに比べてPvEはかなり平和だし、今エルスウェアのイベント中で、PvEゾーンに戻って来るとほっとするような事も個人的には増えた。

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